滝之宮神社。年貢未納の者は水牢へ

ちびっこ狛ちゃんがとってもきゅんきゅんな馬見岡綿向神社を後にして


あらぁー、素敵じゃございませんことー?

滝之宮神社です。

ひとまたぎ。

きゃっ。こーまちゃーん♪
【祭神】須佐之男命
【由緒】(滋賀県神社庁HPより)
「創祀年代不詳。
馬見岡綿向神社の境外末社であり夏越祓の地であった。
当初は河原に在りて河原宮と称した。
寛文4年現在地に遷座された。
境内に雌雄の滝があり故に滝之宮と云う。」
確かにこの高低差なら、滝があったのも想像出来ます。

よっしゃ。遊んだろっ。

えーっ。私がー!?

やーよ。めんどくさいわっ。

境内の外は、丘に挟まれた平地。

この辺り、面白い地形です。

蒲生貞秀墓所から見ると

こんな感じ。遠くに見えるのは、綿向山。
実はこの平地は、
天文16年(1547)まで日野川の河床でした。
由緒によれば、当初は「河原に在りて河原宮と称していた」が、
寛文4年(1664)現在地に遷座。
「滝之宮」神社の名称の由来である境内の雌雄の滝。
延宝6年(1678)。
年貢を納めることが出来なかった農民が、雌雄の滝の下に作られた「水牢」へ閉じ込められたという悲しいお話が伝わっています。(現地説明板より)

たぶん、本殿に向かって左の辺り。
さて。

ぷくぷくちゃん。

お手々、ぶっとくない?

何か、いない?

さて、どこにいるでしょう?
ち、ち、ち・・・

ここ。ちび狛、必死。

かーちゃん、気付いてあげようよー。

悲しい伝承と、かわいい狛犬さんのお社でした。

あ、忘れてた。
ボールはどこだ。ボール、ボール。

あら、いっぱい。
おしまい。
いつも応援いただきありがとうございます。
見ての通り、訪問は秋でした。滝の下に作られた水牢に閉じ込められたらとても寒くて怖かったことでしょうね。一罰百戒でしょうか。そんなことがあったと知らなければ、とても落ち着いたお社。けれどそれを知ったら地理的に納得したり、ちょっと心臓がバクバクしたり。よくよくおまいりをして、そそくさと失礼してしまいました。



お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
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