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イザナギの息から生まれし級長津彦命を祀る若宮荒神宮

こんばんは。


山家城の城下町は、上林川の対岸に作られました。

で。


対岸に来た。呼んでみた。


道端に味わい深い趣の神社。


若宮荒神宮です。

祭神は、級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)の二神。

…だあれ?


「次生風 名志那都比古」『古事記』

イザナギとイザナミが国産みの後、様々な神を産む(神産み)。
その中の一人が志那都比古神(しなつひこのかみ)で、風の神である。



「伊奘諾尊の曰はく、『我が生める国、唯朝霧のみ有りて、薫り満てるかな』とのたまひて、乃ち吹き撥ふ気(いき)、神と化為(な)る。号(みな)を級長戸辺命(しなとべのみこと)と曰す。亦は級長津彦命(しなつひこのみこと)と曰す。是、風神なり。」(『日本書紀』第五段の一書《六》)

イザナギが朝霧を吹き払った息から、級長戸辺命という神が産まれた。または級長津彦命というこの神は、風の神である。



ここでメモ。神名の「しな」

「し」は風、「な」は長い、という上代古語です。


古代においては、風は神の息から起きると考えられていました。

台風等の暴風は人々にとって脅威となります。暴風を鎮めるために各地で風の神が祀られるようになりました。

それが、級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)の二神。
この二神のうちシナトベはシナツヒコの姉又は妻とされる場合もあり、「古事記伝」の解釈は本来男女一対の神を同一の神と見なされるようになったとしています。

また風「カゼ」の音から「風邪」を治す神、「風」から航海安全の神ともされています。



若宮荒神宮。
「風の宮、雨の宮として風災を免れて豊作を祈り、また風邪の疫神を追い払う祭礼を例年7月27日執り行う」(現地説明板より)


「文化10年(1813年)、諸願成就の祈願所として上林川沿いに建てられたが天保2年(1831年)に請戸邑中によって若狭街道の要所たる現在地に移転。昭和30年に改修した」(同)


「諸願寄進の古願札も多く当時からの信仰の厚さを物語っており全て受戸組中の構いとなっている他、山家町各組の共進、広瀬、橋上、鷹栖からの起請もあり、祭事には陰陽士、御嶽教教士があたった名も残っている」(同)

近郊一帯からの信仰が厚かったのですね。

とってもお手入れされていて心が温まり、また、爽やかな神社さんでした。

ずーっと、横の道(若狭街道)をかっ飛ばしながら気になっていたので立ち寄ってよかったです。お世話されてる皆様、ありがとうございます。


そしてこのあとは、神宮横の道をちんたら走って二王の湯、という景色最高、薬湯ぶらぼーな日帰り温泉に入って、ふぬけになって帰宅しましたとさー。

魂抜けたので写真忘れました…。てへ。



皆様の応援がありがたいです。風、風、と書いてたら、なんだか海で風に吹かれたくなりました。
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ありがとうございます。


おまけ

大河で初々しい石田みつにゃん。渋いみつにゃんはいかがでしょう?

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お礼

先ほどお礼の記事をアップしましたが、貴殿の献身的なアドバイスのおかげで、破壊された三日市場城は原状回復へ向けて一歩進む事が出来ました。感謝感謝でございます。

古事記の世界に入ると後戻り出来ないので入ってはならぬと云われ、入口でいつも佇んでおります(笑)山の城に飽きたら入門しようかと・・・(爆)

小生が強烈なインパクトを受けたのは葦原中つ国(ロードオブザリング?)の「保食神」で、長野県に多い駒形神社を調べていて知りました。日本書紀のみの記載らしいのですが、この女神さん、現実に存在していたら凄いしモテモテでしょうね(笑)
しかも腹と陰部から炭水化物かい!(汗)

そのうちまた色々と教えてつかーさい。

らんまるせんせ

貴記事を拝見して涙です。
とにもかくにも、なおせ、もとどーりにさらせ、っとひたすら攻めるです。なんたってせんせは「らんまる攻村戦記」。

神話の世界はドツボに陥るので、遠くにいるようにしてるのですが、ぷーって息を吐いたらおぎゃーってのが面白いです。

炭水化物は好物です。自分の腹が炭水化物だったら幸せなんだけどな。神様になりたいな。

せんせ、これからもよろしくお願いいたしますです!


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つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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