東大寺南大門の石獅子と青岸渡寺山門の狛犬。うりふたご

東大寺南大門の内側にいる、

石獅子くん。
そういえば、よく似た子達がいたなー。

大阪府箕面市の勝尾寺の山門の

とっても奥まったところに、いた。あはははは。

那智山の、やた殿&やた姫ちゃん。
お久しぶりの、

熊野那智大社。
隣接するのは、

西国第一番札所の青岸渡寺。

床下の基礎。節がそのままの材木が荒々しいです。

本堂正面のこまちゃん。

かわいそうに。そっちが風下だねー。

・・・風上。こら。

だれ。あなた、だれ。

青岸渡寺の防災道路(誰でも通行可。有料)で上まで来てしまったので

山門が眼下に。ありゃ。
青岸渡寺の山門自体は昭和8年の再建。
元は、大門坂のてっぺんにあり、「大門」と称していました。

きゃ。こーまちゃん♪

おしゃれちゃーん。

縦ロールな髪、素敵な首飾り、四角いお口、体にくっついた尻尾。

東大寺南大門。同じ「向かって右側」の、石獅子くん。
あら。そっくり。

派手な子だったのねー。

笑いすぎです。

お鼻の穴がどすこいっ。

東大寺南大門「左側くん」の口元が欠けていたので、代打・右側くん。

いいお顔してます。

東大寺南大門。同じ「向かって左側」の、石獅子くん。
姿もアクセサリーも、あらやだ、そっくり。
唯一、この子は男の子ですが、

ふんわりストレートな髪がお似合いなこの子は、ついてないようで。

今でもとてもきれいな子です。

南大門。石獅子くんの背後には、かの有名な仁王様ズ。

青岸渡寺の山門も、狛犬さんの背後に仁王様。
参道を進んでくるとまず、仁王様に会い、その奥に狛犬。
相違点は、仁王様が向かい合っていない事ぐらいでしょうか。

仁王様右。

仁王様左。

那智山青岸渡寺の山門の狛犬は、東大寺南大門の石獅子を模した、と言われています。
こうして並べると一目瞭然なのでした。
いつも応援いただきありがとうございます。
そういえば、青岸渡寺によく似た子達がいたと思い出して見比べてみましたら、まぁ、そっくり。南大門の石獅子には彩色の形跡は見られなかったのですが、青岸渡寺山門では鮮やかな色が残っていました。南大門の石獅子が素晴らしいので、真似したのかな。類似形は他にも見られるようです。



お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
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