東大寺南大門。日本最古の石獅子、1196年生まれ

こんにちは。


奈良といえば、一刀彫。


そして今はバンビちゃんの季節。


お約束の東大寺大仏殿。

皆様ご存じの通り、ファイヤーされてはふっかーつ、の歴史。


治承4年(1180)。平重衡の軍勢により、大仏殿をはじめ伽藍の大半が焼失。

復興担当は、俊乗房重源(役職は大勧進)

鎌倉幕府(特に源頼朝)が全面協力、文治元年(1185)に後白河法皇を導師として「大仏開眼供養」。

永禄10年(1567)。三好・松永の乱。

二月堂や法華堂、西大門や転害門、正倉院や鐘楼など僅かな建物を残して、大仏殿・廻廊・講堂・三面僧房・食堂・八幡宮・東塔・戒壇院・大湯屋・上院閼伽井屋・東南院・尊勝院・真言院など中心伽藍の殆どが焼失。

本尊盧舎那大仏は約120年間雨ざらし。

復興担当は、公慶上人(17世紀後半)。

江戸幕府の支援を取り付け、元禄5年(1692)に「大仏開眼供養」



わちゃわちゃした大仏殿には行かず、


南大門。

「天平創建時の門は平安時代に大風で倒壊した。

現在の門は鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人(ちょうげんしょうにん)が再建したもので、今はない鎌倉再建の大仏殿の威容を偲ばせる貴重な遺構である。

正治元年(1199)に上棟し、建仁3年(1203)には門内に安置する仁王像とともに竣工した。

入母屋造、五間三戸二重門で、ただ下層は天井がなく腰屋根構造となっている。また屋根裏まで達する大円柱18本は、21mにも及び、門の高さは基壇上25.46mもある。大仏殿にふさわしいわが国最大の山門である。」


(東大寺公式HP「南大門」より引用)
http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance8.html



南大門内側。

重源自身が当時の中国から移入した当時の、最新の建築様式大仏様(だいぶつよう)の代表建築。


木組のすばらすぃことといったら。


あああ、美しい。


仁王さま。

運慶・快慶ら慶派仏師集団の造像。


その上部。

天井がないから味わえる醍醐味。


今はもう、こんな巨大な木材はないんじゃなかろうか。


会いたいのは、こっち。


「日本最古」とされる石像の狛犬「石獅子」(重文)くんです。


南都焼討からの復興に尽力した重源が日本に招いた、南宋の石工「伊行末」(いぎょうまつ)の作。

生まれは1196年。


春日大社の神殿狛犬さんと同年代の、はっぴゃくちゃい。


とても若々しく見えますが、はっぴゃくちゃい。

ネックレス(綬帯)がおされさん。
髪飾りと共に、動いたらシャラシャラいいそう。


狛犬が赤ちゃんに抱きついているみたいに見えるのは、気のせいだな。

台座の一番下の雲の文様「祥雲文」が細かいです。


反対側は、雌らしいのですが


その前にサービスしょっと。


勇ましいじゃないかー( 〃▽〃)♪♪

こちらは足先に欠損があるものの、極めて美麗。


現代の中国狛犬はどえらいことになっとりますが(和歌山県新宮市の徐福公園)

1196年当時の流行は、お上品だったのかしら。


あらやだ、まーしかく。うふふふ。

こちらの貴重な石獅子さんですが、

仁王様は皆が注目。こちらはスルー。

はっぴゃくちゃいなのに。仁王様と同年代なのに。

教科書に載ってないせいに違いない。


南大門の内側の、ここにいるよー。

ぜひ、機会があれば会ってあげて下さいね。

ねっ?


聞いてないでしょ。


いつも応援いただきありがとうございます。
異国の観光客さん達で大にぎわいで、多い多いとは聞いてはいたものの、まー、ほんっとに驚きましたとも。南大門の石獅子さん達は昔は中門にいたそうで。ずっと屋根の下だったからきれいに残ったのかな。西洋風の装飾がとても細かく、異国情緒あふれる子達です。

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お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
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非公開コメント

No title

こんばんは~

>役職は大勧進

そのものズバリの役職名ですね(笑

木組・・・美麗~~(人´∀`).☆.。.:*・
これはもう、ただただ見惚れます^^

南大門に狛ちゃんがいるとは知らなかったです( ゚д゚)
しかも800歳( ゚д゚)
つねまる様の記事を見なければ知らないままだったろうなぁ^^

ぽちぽちぽちーーー☆彡

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そのまんまの役職名やん?わかりやすっ。ですねー。
でもこれがないと不審者そのもの。いや、あっても怪しいですよね。

木組、すごいですよね。
南大門の下で寝っ転がって、ずーーーーっと眺めていたいです。
内部がスケルトンだなんて、夢のようですよねー。

南大門の石獅子は、狛犬業界では有名人で。
何はともあれ、南大門。
前記事にコメント戴いている方も、大仏様より狛犬様。

この石獅子を手本に、あちこちによく似た石獅子が作られています。

はっぴゃくちゃいは仏像では新しい部類ですが、半ば野ざらしのような環境に置かれる狛犬さんは、石でも木でもまんまるになってしまうんだろうなと思います。

春日大社の神殿狛犬さんは、奇跡なんだろうなぁ。
先日の扁桃腺炎、展示を楽しみにしすぎて知恵熱出したんちゃうか?とは、友人の指摘。

いたたたたた。

No title

おはようございます。
南大門に狛犬?知らなかったです。

そういえば先日、偶然柏原の建勲神社を見つけました。
柏原に織田家が在ったことすら知らなかった。

春日大社は遷宮が終わったら行こうと思っていました。

まだまだ行きたいところ満載です。

No title

こんにちわ。
昔行ったときは未だ寺社仏閣に興味なく、「主役」の方をスルーしていました。
今なら当然主役に食いつくのに(笑)

市良右衛門様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そーーぉなんですよぉーー。

教科書で習った仁王様の横に、あいーんっと。

熊野那智大社の狛犬さんもこことよく似た狛犬さんですね。

柏原で建勲神社を見つけるより、織田神社とか陣屋とか墓所の方が容易かと思われますが、なんとマニアックな。うふふふ。

柏原の織田さんちは、宇陀松山からのお引っ越しです。

春日大社、数年ぶりに参りましたが、朝一番の誰もいない参道がいいですね。

式年造替の最中でなくては拝見できないものもありますので、狛犬目当てとはいえやはり行ってよかったです。

yuki様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

あははは。

そうそう。はじめっから寺社に興味津々ってのはなかなか、ないない。

仏像巡りを始めると難しくて挫折。
神社巡りだけでは、飽きる。

やーっと心の友を見つけましたわ。わんわん。

機会がありましたら、ぜひ、がぶーーっと食い付いてやってくださいまし。うふふふふ。

こんばんは!

奈良ですか!

随分行ってないな~

やはりここでも外国人が凄いのですね。
どこへ行っても、修学旅行生よりも、外国人の数が多いように感じますよ。

今は、バンビちゃんの季節なんですね。
奈良や宮島で、鹿に本や資料を食べられたという被害を耳にしますが、私はまだ襲われたlことがないので、いつも可愛い~可愛いしてしまいます(*^_^*)

しずか様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

奈良ですよ!

久しぶりの奈良公園でしたー。

普段は人がいない場所ばかりなので、まー、びっくりしてあたふたして。こんなに物凄いとは、ほんとに驚き。

南大門付近の鹿さんは大人のメンズが多く、離れた静かな場所は母子連れが多かったです。

ずびっと鼻をすすっただけで脱兎の如く逃げられました。

今はバンビちゃんの季節なので、かわいい子がいっぱい。

でも宮島の鹿さんは、ちょっと苦手です。
小さい時にスカートをかぶっとされて、ぎゃん泣きしましたもので。
トラウマがー。

No title

そーなんですよね。
「だーれも知らない。知られちゃいけーないー。」って感じで、仁王像は注目されるものの、その裏側は見ないものねぇ。
私が写真を撮っていたときも、周りの皆様の視線は、は大門や仁王様ばかり。

ただ、私のイメージはもっと大きなものを想像していたので、「ありゃりゃ」と肩すかしをくらいました。

たっつん様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

たっつん様の呟きを応援しつつ、私も行った気分で楽しかったです。

そーおなんですよ、だんなさん。

仁王様がばかでかいので、ちょいと小振りに見えてしまいますよね。

でも、門のこの場所にいる同型の子達の中ではとても大きいなぁーっと思いました。

・・・私がチビだからかなぁ?

中門にいるままでしたら、大きく感じたかもしれないですね。
南大門と仁王様のデカさが憎いっ。

仁王様と石獅子くんを区切る壁は、実に高くて厚い障壁なのですよね。

なので、めっちゃ石獅子くんにへばりついてニヤニヤしている私は、不審者。たっつん様も、かしら?

あまりにへばりついてパシャパシャしているので、異国の方々も日本の人も、これなにこれなに?と聞いて下さいましたのよ。

でぃすいず、おーるですとすとーんドッグ、いん、じゃぱぁん!!

・・・訳しちゃだめ。ふぃーりんぐ。

でも、すげーすげーっとなって、わずかな間でしたが人だかりを作って参りました。

ほめてーほめてー。
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Author:つねまる
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古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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