段の塚穴古墳(2)棚塚古墳の美しい奥壁と石棚

こんにちは。


段の塚穴古墳=太鼓塚古墳+棚塚古墳


中を覗いてすぐ、直感。

アンモニア臭がする。

懐中電灯で中を照らし、伏せる。


コウモリさんが出ていったところで、準備オケー。


羨道は、中腰で前進する高さ。両側壁の石積の美しいことったら♪

玄門がここからだと片袖に見えます。


玄室奥壁に、「棚塚」の名の通り、石棚があります。

そして、上部ほど狭くなるドーム型。


棚塚古墳は、直径約20m、高さ約7mの円墳で、埋葬施設として横穴式石室をもちます。

石室規模は、全長8.7m(玄室長4.5m)、高さ2.8m、幅2.0mで、太鼓塚古墳と同じく、玄室をドーム状にする。
また、玄室奥壁には、古墳の名称の由来と思われる立派な石棚がある。


美馬市HP「段の塚穴古墳」より引用)
http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/miru/0013.html



奥壁石は、地面からAまで一枚の石。

石棚の厚さは10cm弱、横幅は約1.7m。

石室石材は緑泥片岩の割石と、和泉砂岩。
とても美しい石です。


奥壁。Aから上の部分。

玄室中央(画像上方向)に向けてドームのように迫っています。


天井石。


横から見ると、こう。

比べてみよう。


これは太鼓塚古墳の天井石。

見ての通り、棚塚古墳の玄室の高さは太鼓塚古墳より低いです。


奥壁の美しい曲線。


ほんとは真っ暗なんですってば。


玄門は内部から見ると、両袖がありました。


こちらも奥壁同様に、玄室幅の一枚石を持ち送っています。

手前に迫る大きな石の迫力は、ぞわぞわします。


きれいな緑泥片岩です。


玄門上部の石(まぐさ石)とのわずかな隙間も石で丁寧に埋めています。


もう一度、石棚と一枚石の奥壁。

こんな素晴らしい石室に埋葬されたのは、いったいどんな人だったのかな。


ずーっと連なる吉野川北岸の河岸段丘。


ものすごく疲れたので、おやつ。


懐中電灯、大活躍しました。



段の塚穴古墳
《住所》徳島県美馬市美馬町僧373



いつも応援いただきありがとうございます。
棚塚古墳は、太鼓塚古墳と用いる石材が異なっており、美しかったです。アンモニア臭の原因はコウモリさんの落とし物ですが、コウモリさんを先に外へ出さないと、突然ぱたぱたと飛び立つのに驚いて立ち上がって天井石に激突します。おでこから流血したり、でっかいたんこぶを作るはめになりますのよ。

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No title

こんばんは~

コウモリ!いきなり遭遇したらビックリですね^^;

とっても綺麗。
石も磨いたのか、こういう石なのか表面が滑らかに見えます。

こんなに大事にされる王様(豪族?)って、どんな人だったんでしょうね^^

ぽちぽちぽちーーー☆彡

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

コウモリさんを驚かせると、なかなかの速度で飛び出てくるのでびっくりです。

キラキラ光る結晶がとてもきれいでした。
奥壁の一枚石は表面を滑らかに加工しているのかなぁ?

この、段の塚穴古墳と周辺の同型古墳にそれぞれ埋葬された一族、どこへ行ってしまったんでしょう。

郡里廃寺との関連性が指摘されていますが、美馬市にそれだけの力のある人々がいたことはとても興味深いですね。

まり姫様

コメントは私のブログでわざわざ公開するような内容ではないので、未承認のままにしますね。

お大事に。

涼しそう

MRIで検査してから閉所恐怖症になりました(笑)
なので狭い石室の古墳は入れません。まして「カマドウマ」なる生物の生息地は無理です・・・(汗)

古墳って楽しいですよね。往時は外側にも埴輪や馬や円筒形の装飾品があってさぞかし華やかだったと想像しちゃいます。
お隣の千曲市に「森将軍塚古墳」ってのがあって麓には専用の博物館まであります。巨大な前方後円墳に登ると「山賊王に俺はなる!」って感じ(爆)

らんまるせんせ

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

涼しいですが、背中には汗がつたわっておりまする。

MRI・・・せんせ、大丈夫ですかっ。

古墳は宮内庁による立入どころか近づくこと禁止、もしくは崩落の危険があるため立入禁止。ここまで素晴らしい石室へ入ることが出来ることに感動しました。

畿内の古墳を踏んづけて戦っていた人達もいましたが、まぁ、それはそれ。

>お隣の千曲市に「森将軍塚古墳」ってのがあって麓には専用の博物館まであります。巨大な前方後円墳に登ると「山賊王に俺はなる!」って感じ(爆)

ほほぉー。ほほぉー。そちらにも興味深いものが。
いいこと聞きました♪

とある古墳で、新聞紙を敷いて腹這いで内部へ向かい、懐中電灯の丸い光で私が照らしたものは。

一面のカマドウマ。

そりゃもう、ほふく後退、全力疾走。

頭に足が糸みたいに長い蜘蛛がいると運転中に気が付いたり、なかなか楽しいです・・・(T_T)

No title

こんにちわ。

石棚つきの石室良いですね。関東の古墳では見られません。石室の石の積み方も美しいです。

kame-naoki様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そうなんですよー。石棚つきの石室、とても素晴らしかったです。
まさかこれほどのものが美馬市にあるとは、驚きました。

石の積みかたも壮麗で、いったいどんな人が埋葬されたのかと。
興味深いですね。
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Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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