段の塚穴古墳(1)太鼓塚古墳。徳島県初の国史跡

こんにちは。


さて、いよいよ段の塚穴古墳。

手前の太鼓塚古墳と棚塚古墳の二つの総称。

2基の古墳は、どちらも古墳時代後期(約1400年前)に作られたもの。



はい、吉野川北岸の河岸段丘上にあります。


平面、立面。

太鼓塚古墳は、直径約37m、高さ約10mの円墳で、中心部には埋葬施設として横穴式石室。

石室の規模は、全長13.1m(玄室長4.8m)、高さ4.3m、幅3.4m。

四国最大級の石室規模。

特徴は、玄室(棺をおさめる部屋)をドーム状にするという特異なもの。

太鼓塚古墳は、その石室規模や特異な構造から、四国の古墳時代史解明に欠かせない重要な遺跡であり、昭和17年に徳島県初の国史跡に指定されています。



美馬市HP「段の塚穴古墳」より引用
http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/miru/0013.html




太鼓塚古墳の全景。


古墳の入口及び羨道は、外へ向けて八の字に開いてます。

緑泥片岩の割石を用いた古墳です。


羨道は高く、立って通ることができます。(2mほど)


玄門。


正面の奥壁は、一枚石ではなく割石を積み上げています。

画像(A)は棚のように見えますが、物を置くことが出来ない傾斜で、画像(B)と共に、梁の役目をしています。

画像からわかるこの姿を「側壁の持ち送りが著しい」と表現。


さらに、上部。(C)が天井石。


奥壁と側壁の石の形の違いが面白いです。


なにしろ中は真っ暗なので、手探りです。


側壁は天井まで石積、奥壁と玄門側からは一枚石が重ねられます。


高さのある玄門です。


奥壁に比べると狭い玄門側。一枚石です。


巨大です。


うっとりします。

素晴らしかったです。


でも、外へ出て、ものすごく「ほっ」としました。


段の塚穴古墳
《住所》徳島県美馬市美馬町僧373




いつも応援いただきありがとうございます。
羨道を立って歩くことが出来ることも驚きましたが、玄室内部の天井の高さと一枚石の巨大さに感動しました。内部は真っ暗で何も見えないので、懐中電灯等が必要です。小さな灯りの前に現れる石の美しさ、その大きさと積み方の妙。ここにはいったいどんな人が埋葬されたのでしょうね。

にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ


お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは~~

なんか緊張しちゃう~一人で入るのが怖い^^;

ここって見学自由なんですか?(@@)

なんだか不思議な空間ですね。

ぽちぽちぽちーーー☆彡

No title

こんばんは。

こんな風に中まで入れる古墳。
経験が無いので、ちょっと、どころかかなり怖い。
しかも真っ暗なの?
これだけの石を積み上げて作った古墳。
かなりの有力者のお墓なんでしょうか。
『外へ出て、ものすごく「ほっ」としました』
これ、よーく分かります。
私なら、中に入れないかも。

No title

こんばんは、kotodayoriです。

屋島城に続くまたまた知られざる四国の古代史の遺跡、興味深いです。奈良の石舞台より大きそうですね、どんな時代にどんな人が埋葬されていたのか、知りたくなりました。

なかなか足が向きませんが、機会があれば行ってみたいですね。

また、よろしくお願いいたします。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

ここはねぇ、羨道が長いわ、玄室は広くて天井が高いわで、真っ暗でした。

無論、持参した懐中電灯を使うんですが、何より怖いのは人間です。
少し見ては外を見回し、外を見回しては中に入りの繰り返し。

見学は自由ですが、終わったらちゃんと門だけ閉めておきます。

古墳というのはあくまでも埋葬施設ですから、お墓参りの心構え。
内部は他の古墳とは少し違う、とても不思議な空間でした。

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

初回は見学用に整備された古墳をおすすめします。

内部は真っ暗なのが当たり前なので、懐中電灯なりヘッドライトが必要ですし、これからの季節は、壁一面のカマドウマに遭遇する覚悟が。がががが。

むりー!!

山城同様に、晩秋から早春がいいです。

徳島県最大の横穴式石室の太鼓塚古墳ですので、郡里廃寺との関連性が指摘されています。
いったいどれほどの有力者であったのか、とてもとても気になりますね。

しかも、畿内に近い東側海岸線ではなく、かなり西の内陸部。
やはり吉野川を使った水運が発達していたのか、讃岐から来たのか。

なんだろ?なんだろ?っと興味が尽きません。

ええ、もう、ものすごく「ほっ」でした。
隣接したもうひとつの棚塚古墳に入るのを躊躇したほど。

でも、見たい。かっとーしました。えへ。

kotodayori様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

生け花、とても美しくて圧巻でしたね。
いつもありがとうございます。

四国に興味津々になってしまいました。

石舞台はけた違いの巨石を用いていますが、段の塚穴古墳の石の積み方や用いる石材の加工の様と素材の美しさは石舞台とも趣が異なり、とても素晴らしかったです。

特に、和歌山以外では畿内であまり見ない緑泥片岩の美しさは、筆舌に尽くしがたいです。

徳島県というと阿波おどりや徳島城等が思い浮かびますが、史跡を訪ねるなら、にし阿波地域は実に素晴らしいです。

先日も、根性出して日帰りしてしまいました。

四季折々の花が楽しめるのも、とてもいいです。
おすすめおすすめ~です。ぜひ。
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼