美馬市無形民俗文化財「三味線餅つき」は、ハードやった

こんにちは。


吉野川北岸の河岸段丘上にある美馬市の・・・


寺町にやって来ました。


春の日差しに山門も日焼け。

この門の隣で


あ、餅つきだ~♪

訪問日は春のお彼岸、三連休。


この、こねこねが大事なのよね。

つき手と杵取り(お餅をひっくり返す人)の他に


唱いながら三味線、太鼓で囃すお姉様方がおいでです。

これは


「三味線餅つき」。今日は三組ある保存会のうちの「井内組」さん。

美馬市に合併される前の昭和47年、旧脇町が無形民俗文化財に指定。


とっても賑やかです。


【三味線餅つきの由来】

諸説あり。


《脇城と三好長慶》

脇町といえば、


脇城。

天文2年(1533)三好長慶の脇城を築城を祝って餅をついて喜び騒いだ説。


《脇城城城代・稲田植元》


蜂須賀家の阿波徳島入封に伴い、筆頭家老の稲田植元が治めた脇町。


稲田家の家紋は「矢筈(やはず)(or矢羽根)」。

蜂須賀くんが脇城を阿波九城の中の最も重要な城と定め、筆頭家老の稲田植元が城代として入った事を祝って餅をついたという説。


いずれにしても、城下町として栄えた脇町の町民が、町を挙げての祝い事として餅をついて喜び、盛り上げたのが始まり。

江戸時代になると、


脇町は、阿波藩主蜂須賀氏の施策により阿波藍の全国的な産地となり、
豪商が軒を連ね繁栄を極めました。


うだつが上がりまくる町並です。

その豪商たちが年の暮れには財力に物をいわせ各趣向を凝らし派手に正月用の餅をついて景気をつけたといわれています。


餅つきのポイントは、このお餅を返す人ですよね。


伸ばしてたたんで水つけて~。


おいちゃんの法被の背中には、稲田家の家紋が。


餅つき唄の内容は、郷土色豊かな当地のことを唄ったもの。

三味線と太鼓、地はお姉様方が唱い、時々おいちゃんが掛け合います。
月がぁ~出たっでーた~♪ぐらいのリズム。


1.うれし目出度あの若松様は 枝も栄える ヨホホイ 葉しげる
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

2.裏え出てみりゃ茗荷や蕗や 茗荷 目出度や ヨホホイ 蕗繁昌
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

3.阿波で生まれて讃岐で住めば うずら鳥かよ ヨホホイ 阿波恋し
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ



ヨホホイ、おもしろや祝いのヒョータンじゃ、は、男女で仲良く。

(1番から12番の歌詞は「続きを読む」をご覧ください)



三味線と太鼓と歌をバックに、ぺったんぺったん。


ぺったんぺったん。

ぺったんぺったん。


「よぉ、ほい!」←急に、おいちゃん、叫ぶ。



これでもかっ!べべべべべべー!!っと、つきまくる。


餅つきの最後に、餅つきつき止めの曲になり、

一石 二石 三石一の 餅つき済みました オシャシャのシャンシャン

これで、お納め。


そりゃー、あんだけの勢いでつけば餅も飛びます。うふ。


見てるこちらが、どっと疲れました。


ふと気になって振り返るおいちゃんが、かわいい♪


このあと、希望者にお餅が配られました。

とっても賑やかで楽しい「三味線餅つき」。

いいもん見た♪


参考サイト

美馬市観光情報「三味線もちつき」
http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/miru/0011.html

三味線もちつき保存会「うだつ」
http://www.awacco.ne.jp/mochituki/frame0513.html


いつも応援いただきありがとうございます。
動画で撮影するにはコンデジのバッテリーが不足してたので、代わりに精一杯お伝えしたつもり・・・(^_^;)
お囃子と歌と、トドメの「べべべべべべ~っ」の餅つきはとても賑やかで楽しいので、美馬市の行事に限らず全国に出張されている各保存会様。太鼓や三味線の音を聞くとうきうきしますねー。力強いおいちゃんの後ろ姿にほれぼれしましたー。うふふふ。

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お手数をおかけ致します。ありがとうございます。



1.うれし目出度あの若松様は 枝も栄える ヨホホイ 葉しげる
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

2.裏え出てみりゃ茗荷や蕗や 茗荷 目出度や ヨホホイ 蕗繁昌
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

3.阿波で生まれて讃岐で住めば うずら鳥かよ ヨホホイ 阿波恋し
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

4.旦那大黒奥様恵比寿 中の子供が ヨホホイ 福の神
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

5.さした盃、中見てあがれ 中にゃ鶴アメヨホホイ 亀五葉の松
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

6.阿波の脇町栄えるはずじゃ しだれ柳が ヨホホイ 道を掃く
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

7.阿波の脇町栄えるはずじゃ うだつ上がって ヨホホイ 町並み
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

8.うれし目出度の戌亥のエの木 黄金花咲く ヨホホイ 金がなる
  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

9.ここの御家は栄えるはずじゃ 使う女子が ヨホホイ お多福じゃ  おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

10.この子ぼたもち顔じゃ キナ粉つけたら ヨホホイ なおよかろ
おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

11.うれし目出度やお庭の蘇鉄 元はひともと ヨホホイ 末繁昌   おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

12.御世は治まる思うこと叶うた 末は鶴松 ヨホホイ 御葉の松
   おもしろや 祝いの ヒョータンじゃ

一石 二石 三石一の 餅つき済みました オシャシャのシャンシャン
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No title

こんばんは~

法被の家紋、かっこいいです^^

歌詞も三味線もテンションあがる~
これが正月行事なら、もう目出度い気分は最高潮間違いなし(=^・ω・^=)v ブイ

それにしても餅をつく方々(返す人も)ハードな行事ですね^^;

あ~餅が食べたくなってきた~~
ぽちぽちぽちーーー☆彡

三味線餅つき

つねまるさん、こんばんは。

脇町には会社の出張で2度ほど行ったことがあります。
うだつは見てきましたが、観光する余裕がなかったのが残念です。
三味線餅つきは初めて知りました。こういう伝統行事が残っているのは嬉しいことですね。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

洲本城代として淡路島へ引っ越した稲田家の事がこんなに残っているとは思いませんでした。

藍でほんとに豊かになっていたんだなーとも。
稲作が本格化したのは明治になって農業用水が出来てからなのに、
頻繁に餅つきとは、豪勢なお話。

これねー、何回もついていたんですよー。

お餅、おいしいですね。
ドライブして道の駅などでつきたてを買うのが好きです。うふ。

しばやん様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

あら。出張で。
お仕事では観光は難しいですものね。
うだつから6km程西へ行くと、この地域独特の古墳が点在しており、
とても興味深い地域ですのよ。

三味線と太鼓の音が聞こえてきて、何かと思ったら、まさかの餅つき。

古くから餅つきを賑やかに出来るとは、脇町の繁栄が偲ばれます。

賑やかですし、皆でお餅をついてみることが出来るので、今も頻繁に行っているそうです。

歌詞がいいですね。

伝統行事、地元の人や観光客が一緒に楽しめると、こうして残るのかな。

ほんとに嬉しい出会いでした。
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