ちっちゃい狛犬と西照権現

えーっと。これ、なんだっけ?の、花。

拝殿前を通り、反対側へ向かうと。

きゃー。ちびちゃーん♪
THE・徳島って感じの狛犬さんです。

はい、何でしょう?

言ってごらーん♪
・・・ふむふむ。じゃ、いくよー。
せーの。

おっきくなっちゃったぁ~\(^_^)/

何か言ってあげてー。

ご本人は満足らしい。

苔に包まれた吽ちゃん。

そうでしょうとも。

こらっ。そんなこと言っちゃだめー。
狛犬さんの尻尾、ビーバーみたい。かわいいなー。

ぶなちゃん?
尻尾を振るときは、びたんびたんってなりそう。

おお、ぶなちゃん。
門柱には「大瀧寺四国霊場巡拝路順打」の文字。
柱の間にチェーンがかかり、「許可なき者の立入を禁ず」の看板。
が、「ぶなちゃんこっち」の矢印もあり。
はて?
「大瀧寺境内地ですが、登山道はお寺のご厚意により通行させていただくので、マナー厳守」の旨の看板が奥にあり。
検索したら、大瀧寺所有地を大滝山登山道が通る形。
案内表示の整備された尾根道があるそうで。

天候不良です。
さらには、西照神社の別当寺であった大瀧寺の旧社地がこの奥。

ね。
さて、大瀧寺ですが。

現在は、西照神社の参道下の鳥居横にあります。

標高946mの大滝山山頂付近に鎮座する西照神社。
前回、前々回の由緒で述べたように、西照神社は明治の神仏分離までは「西照権現」と称する「神仏習合」の山岳信仰の場でした。
「幕政時代、各神社は各々寺院或は別当の専有奉仕となり、山号を大滝獄と改め社名を西照権現と改称され明治維新に至り。」(西照神社公式サイトより引用)

西照神社拝殿前の石灯籠の文字はその名残。

真言宗御室派準別格本山の大瀧寺。
本尊は、西照大権現。
なんですとー?ってとこで、つづく。
西照神社
《住所》徳島県美馬市脇町西大谷672
脇町から国道193号を北上、夏子ダム南側より阿讃中央広域農道に入り、県道252号→県道106号。要所には「大滝山」「大滝寺」等の表示あり。
いつも応援いただきありがとうございます。
ちっちゃい狛犬さん、徳島らしい姿のかわいい子達です。狼を追い払った大きな狛犬さんとはまた異なる味わいがありますねー。ブナ林を通る尾根道、少し覗いてみただけですが、とても気持ちがよさそうでした。安全第一、こんな霧の時には行かないのが一番ですね。



- 関連記事
-
-
磐境神明神社。不思議な石造の異形の社
-
白人神社の境内社、神明神社へ
-
75の宮人が護る白人大明神。源為朝、矢を落とす
-
稲田示植、大阪夏の陣で白うさぎに会う。白人神社。
-
福耳狛犬さん、生き延びる。穴吹町の白人神社
-
西照神社と大瀧寺まとめ。いよいよ下山
-
本尊は西照大権現。西照神社の別当寺だった大瀧寺
-
ちっちゃい狛犬と西照権現
-
高いお山で海上安全を守護。不思議な西照神社
-
祭神・月読命と宗像三神。西照神社は水墨画の世界
-
西照神社の狛犬伝説。狼なんかに負けないぞっ
-
標高946mの大滝山山頂近くの西照神社
-
阿波徳島藩筆頭家老・稲田くんを追いかけて脇町
-
四国八十八箇所霊場第1番・霊山寺。長宗我部元親ファイヤー
-
春の徳島の旅。蜂須賀桜と上桜城とか
-