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阿波公方平島館の遺構。小松島の地蔵寺の玄関と本堂

こんにちは。

阿波公方、おさらい。

足利義維(義冬)が阿波守護職・細川持隆に招かれ、天文3年(1534)に平島館(徳島県阿南市那賀川町古津)に入り、文化2年(1805)に9代目の義根が阿波を退去するまでの約250年間、阿波公方の歴代は平島館に居住。

徳島藩主・蜂須賀氏は平島公方を軽視。
禄高を一挙に100石内外に削り、公方4代目の義次を「平島又八郎」と名乗らせるなど、旧将軍家の権威を認めず。

たまりかねた9代義根は、文化2年。
阿波を去って紀州に赴き、さらに京都へ帰りますが、温かく迎える者もなかったといいます。

この後、平島館は廃城。

古津八幡神社には、平島館内の三社を合祀。


三つの鳥居は、初代阿波公方の足利義冬が建立。


石灯籠も、同じく。


廃された平島館の遺構を追いかけて、小松島市へ。


八坂神社のちびちゃんず。


八坂神社の奥に位置する地蔵寺へ。ららんらん♪


簡素な作りです。

元和元年(1615)に建てられた山門は、小松島市内最古の木造建築物。


うおおお。


眼が落ちているので、こわーい。

この不動明王・毘沙門天共に平安中期の作だそうで。


じゃーん。平島館の遺構でーす。

文化2年(1805)阿波公方9代足利義根が阿波から退去。
翌年、平島館の廃城に伴い、玄関と書院を移築。
現在の玄関と本堂。


玄関は、壁のない吹き放ち。いわゆる車寄せの形。

屋根瓦には、菊の紋。


幅広い「式台」。

「阿波公方」も武家の建物に住んでいたんだなー。


【武家のおうちの玄関】


淡路島洲本八幡に残る、蜂須賀さんのおうち。


兵庫県丹波市柏原町の織田さんのおうち。


彫刻いっぱい。


玄関を上がってすぐに、このスペース。


共にいわゆる、書院造りにおける「武士玄関構え」の建築様式。



平島館は、何となくお上品。な、気がする。


平島館の玄関。

さすがに大名家に比べれば小振りですが、建築様式は踏襲されており、邪険にされてもそこは公方。


じいーんっとしてしまうのでした。

つづく。


いつも応援いただきありがとうございます。
阿波公方が実際に暮らしていた建物。彼等はここで何を思いながら綿々と足利家の血を繋いできたのでしょうね。第9代義根が立ち去った後、そそくさと平島館を廃した所を見ると、蜂須賀家には厄介なお荷物だったのかと思います。お気の毒なことに、この後、蜂須賀家に留まれば士族にはなれた足利家。家柄から華族になるよう働きかけます。しかし、そんなおうちは山ほどあったので華族にもなれず。しょぼん。

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ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
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No title

三社の合祀だからギュウギュウなんだ。

謎が解けていく感じ?^^
狛ちゃんが話できたらなぁ~

ぽちぽちぽちーーー☆

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

狛ちゃんの方が新人さんなので、「ぴゃ?」と、とぼけられるだけかもー。

No title

こんばんは。

公方様は、古河だけじゃなくて、あちこちにいらしたんのね。
調べたら、まあズラリといらっしゃること。
平島公方さまは、邪魔者扱いされちゃったのね。
お気の毒に。
蜂須賀家にしてみれば、目の上のタンコブだったんでしょうね。
たしかに、じいーんとしちゃうわ。

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そうなんです、公方様。
足利公方だけでもいっぱいありますよねー。

関西では、堺公方。
これは、信長前の畿内において、とってもポイントなのです。

こそっとたいしたものだと思うのは、江戸時代の喜連川氏。
無位無官なのに自称が通り、徳川将軍家との明確な主従関係すらないのに、大名待遇。

阿波公方はなまじ細川と三好に担がれたため、要注意人物になってたのかと。
蜂須賀家からすれば、ほんとにめんどくさい存在だったでしょうね。
生かさず殺さず、文化サロンになるのはいいけど、人心を集めちゃ駄目。

それでも、ですねぇ。腐っても鯛。
徳川や蜂須賀なんかに負けないぞー!というプライドもあったと思うのはうがち過ぎかしら。

判官贔屓とでもいうのかしら。現地で平島館のあった場所や遺構を見ると、心が、ちゅん、としてしまいます。
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