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大津市歴史博物館「比叡山ーみほとけの山ー」見てきた

こんにちは。


めぇめぇさんも、あと一ヶ月半。早いなー。


日曜日は、滋賀県大津市へ。生ぬるくて暑かったです。


大津市歴史博物館の開館25周年記念企画展。

「比叡山ーみほとけの山ー」

いつもいろいろ教えて戴いている「しばやんの日々」様の記事でこの展示を知りましたの。しばやん様、ありがとうございました。


「しばやんの日々」様の記事はこちら

国宝・新羅善神堂近辺の散策の後、大津市歴史博物館で比叡山ゆかりの古仏を楽しむ
http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-418.html#comment985


比叡山は「平安仏教の根本道場として山上に多くの堂舎や山坊が林立し、膨大な数の仏像や仏画が造像、安置されました。
さらにはその山上に加え、広範囲にわたる山麓にも里坊や関連寺院が多く建立され、巨大な霊地を呈していました。お膝元の坂本や仰木、堅田、さらには比良山や京都側にも、今なお比叡山にゆかりの深い仏像や史料などが多く伝来しています。」
(大津市歴史博物館HPより引用)

この広範囲にわたる地域に伝わる仏像や仏画、
特に比叡山の「叡山文庫」の古文書や絵図などが展示されています。


諸般の事情により寺院名を伏せることを条件に出品されているもの、
また、特に初出品のものが多かったです。
(この辺りの説明はしばやん様の記事がお詳しいです)


何百年も人々の信仰の対象であった仏様に言うのはおかしいですが、
とても初々しくて生き生きとしているように感じました。

今まで見たことない不思議な仏様も。あ、神像もありました。

まー、ばらえちーに富んだものばかりで。


ちょっとご覧になって、奥さま♪

大津市歴史博物館「比叡山ーみほとけの山ー」
http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/1510.html


博物館の仏像展示って、大抵途中で飽きてくるんですが、
あれ、もっかい見たいぞー、あれれ?これ、さっきのと一緒かな?おやおや、ちょっと違うぞー♪っと。

滞在すること三時間。

途中で図録を買って、それにメモしながら、うはうは。

今回特に不動明王様が多くて、いろんな姿を拝見出来ました。
男前だったり、ぷくぅ~ってしてたり。



不動明王は八大童子と呼ばれる眷属を従えていますが、仏像や絵画では、矜迦羅(こんがら)童子、制多伽(せいたか)童子が代表して左右にいることが多いです。


謡曲「野守」より
「一(いち)矜羯羅、二(に)制吒迦、三に倶利伽羅、七大八代金剛童子」

野守の持つ鏡に、矜迦羅(こんがら)童子、制多伽(せいたか)童子、倶利伽羅(くりから)竜王、金剛童子など仏法の守護神が次々に映る場面。

つい謡いそうになって。あぶない。



私の背と同じ高さの神殿狛犬さんもいました。

※木造獅子・狛犬(東本宮)/桃山時代/日吉大社蔵

かわいかったー(≧∇≦)


いつも応援いただきありがとうございます。結局狛犬さんかよって言わないで~。大きかったんですもの、とにかく。絵図にも狛犬さんがいて、みんなあばら骨が出る姿をしてました。昨年見た「獅子と狛犬」展でもちらりと思ったのですが、古い子はやせてるのかしら。あ、釈迦涅槃図。生き物達も泣いているんですが、ゲシゲジや蛇も来ていて、興味深かったです。企画展は23日までです。
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ありがとうございます

つねまるさん、こんばんは。
早速博物館に行かれたのですね。とてもうれしいです。

今回初めて展示された無名の仏像が多く、しかも平安時代、鎌倉時代の古いものが多いことに私も驚きました。多くは信長の時代に焼かれたとばかり考えていましたが、こんなにたくさんの古仏が現在に残されていることは予想外でした。何百年も人々から信仰されてきた仏像にオーラを感じて、私も結構長い間展示会場にいたと思いますが、つねまるさんの3時間滞在というのはすごいですね。

No title

めぃめぃしゃんとも後少しでお別れにゃ・・(゜-Å) ホロリ

ヒト型サイズの狛ちゃ、・:*:・(*/////∇/////*)・:*:・キャ

仏様って本来は、とてもチャーミングだと思うの( *´艸`)

村クリ(*´∀`)ノ+゜*。゜ナイス+゜。*゜+

しばやん様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

しばやん様の言葉の力は大きくて、「さぁ、大津、行こう♪」っと一直線でした。

仏像に肩書きはいらないなーと改めて思いました。

出品された関係者の方々もいろいろな葛藤があったことと思いますが、ご厚意でこれほどのものを出して見せていただき、握手してお礼を言いたい気分です。

大津市歴史博物館は、時々びっくりするような嬉しい展示があるので、今までもこそこそと通ってきました。
今年の夏は、重文指定を受けた狛犬さんが展示されたんですよー。

十一面観音様のひとつひとつのお顔をメモしたり、大笑はないのかー?と探したり、体の傾斜角度や右手の長さを比べたり、忙しかったです。

出口前で、もう一回全部見ておこー(*^^*)っと戻ったら、また新たな発見があって。

私と同じくらい滞在していた方、何人もおいででしたのよー。
図録に書き込んでいたら、「僕も」と走って行った方、徳島からはるばるいらしたんですって。

こちらこそ素晴らしい展示を教えていただき、心より御礼申し上げます。

次はどちらへ?

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

めぇめぇさん、かわいかったのでずっと机に飾っていたら薄汚れてしまいました。ごめんよー。

でっかい狛犬さんでねー。
社殿にいるとわからなかったけれど、細かいとこまで彫られていて、名犬でした。

ジョリイとか、パトラッシュ的な安心感が何とも言えず。
狛犬さんを凝視する私、内心は「抱きつきたい」。

京都の有名寺院の仏像は平安時代のぽってりさんが多いんですが、今回は細かったり三頭身だったり、表情豊かで。

「へーい!」って言ってそうな方も、中には。

ほんと、チャーミングですね。
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古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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