野原町の御霊神社と神仏分離

こんにちは。


奈良県五條市野原町の御霊神社。

※御霊神社と御霊信仰について
「五條市の御霊信仰」
http://rekitabi4.blog.fc2.com/blog-entry-613.html

井上皇后の怨霊を鎮めるため、桓武天皇勅命により祀られた霊安寺の御霊神社より1651年に分祀。


1650年に北野天満宮より分祀された天満宮と、御霊宮。


笑顔の狛犬さん。1837年生まれ。


まっさらなネックレスがよくお似合いです。

横の石灯籠は、1798年奉納。

御霊神社と聞くと、祀られている方がある日突然「あ、また悔しくなってきた」って思い出さないかと、どきどきします。


日本の神様の面白いところではあります。


嘉禎4年(1238年)。
吉原・牧野両豪族の論争がきっかけとなって宮分けが始まります。
御霊信仰が盛んになり、宇智郡一円の氏神として信仰を集めるようになると、身近な所に御霊さんをお祭りしたいと願うようになってきた為、宮分けが進みました。

現在五條市内に祭祀される御霊神社は20社を下らず。



狛さん、狛さん、何かへばりついてますよー。


か、か、かわいい・・・( 〃▽〃)

ちびこまー♪


つぶらな目がたまりません。

とーちゃんに甘えてるのかなー。


ちびこまの本音。


かーちゃんの本音。


赤い鳥居に、少しほっとします。


参道の奥はすかっとした空間。


こんにちはー。


祭神は、井上皇后(内親王)。相殿に菅原道真。

10月第4日曜日の例祭には、神輿2基。
天満宮(上の神輿)、御霊神社(下の神輿) 。
他に子供だんじり。


山王神社、春日神社、少名彦神社。


境内北面は、吉野川に面する崖です。


少し上流の吉野川。

特定はされていませんが、近くの金剛寺の住職さんのお話では、昔、山城があったとか。

金剛寺?


割拝殿の中に興味深いものがありました。


これは各々の神紋。

面白いのは、こっち。


古い絵馬などと並んで


元治元年(1864年)魚屋新兵衛、儀兵衛、清兵衛。

「永代月御膳」
お寺に寄付をして永久に墓前へ膳を供えてもらうこと。

その証である銘板が並んでいます。


こちらは天保13年(1843年)。

なぜ神社に永代月御膳?

明治の神仏分離が行われるまでは、この御霊神社にも神宮寺が存在していたのでした。

それが


金剛寺。

両者のど真ん中には、学校。


境内地の大部分は、学校を建てるためよ~っと没収され。

現在、老人ホームに建て替え中。

時代の変遷、まざまざ。

この金剛寺。
神仏分離の時には、天満宮・御霊宮から十一面観音、准胝観音を移しています。


金剛寺では、菊、花盛りでした。

小振りなお社ですが、いろいろなものが凝縮された御霊神社。
とても面白いお社でした。


ちびこまもいるよー。



参考文献

「五條市史・新修」(五條市史編集委員会/著・五條市役所/発行・1986)



いつも応援いただきありがとうございます。狛犬さん。やけに左足がもこもこしてるなーっと思ったら、ちびこま、くっついてました。ぷっくりしたおしりがたまりません。それにしても学校から老人ホームへの建て替え。確かに土地の有効活用としては無難ですが、寂しいというか、何とも言えない気持ちになりました。
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ



ぽちぽちぽち、ありがとうございます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは。

井上皇后、
「あ、また悔しくなってきた」
これ、ありそうで怖い・・・・ゾゾーー
不自然な亡くなり方、寝覚めの悪い人もいたんでしょうね。

ちびこまちゃん付の狛ちゃんもいるのね。

御霊神社と名のつく神社は、みんなどなたかの霊を祀ってるのかな。
鎌倉にもあるから、あそこもそうなのかな。
もっと良く勉強してから行くべき所がいっぱいあったと反省です。

No title

こんばんは~~ぷくぷくラインのチビ狛らぶりー(*´pq`)

>祀られている方がある日突然「あ、また悔しくなってきた」って思い出さないかと、どきどきします。

やめてーーードキドキに反応して寝た子が起きちゃうわ~(大爆)

と言いつつ自分も、ちょっとリアルに心配してます。
神宮寺と神社の間の土地にってのが・・・

本来ならガッツリ神域・霊域の土地だから、そこに建てた老人ホームに入るのって自分ならガチで怖い(><:)ヒィっ!!

いままでの学校なら問題なかったと思う「《子供》の為の施設」だから。
でも老人ホームだと本来なら神域だったエリアで亡くなる方が出る・・・よね?

大丈夫かな~~~ちゃんと「土地をお借りします」って神社に御挨拶してるかなぁ~~
【御霊神社】神域エリアだから、ここは普通のテンプレ地鎮祭(だけ)じゃダメな土地・・(´;ω;`)ウッ
別に怪しげな霊能者なんか召喚しなくても、施設長(予定)や施行業者が着工前にお参りするだけでいいんだけど。
「蔑ろにされてない」「事前に挨拶=大事にしてます」って伝われば無問題で、逆に御機嫌麗しく工事の安全を護ってくれる。
まぁ、土地に古くからいる人なら やってるとは思うけどね。

万が一の時は狛ちゃんたちに護りを頑張ってもらおう(`・ω・´)キリッ

ぽちぽちぽちーーーー☆

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

寝覚めの悪い人は、わんさかいたでしょうね。
尋常ではない亡くなり方は、憶測を呼び、噂が広まり。

御霊神社は、怨みを持って亡くなった貴人を神様として祀る事から始まりますので、それぞれ異なる事が多いです。

五條市の場合は、相手が井上皇后であり、恐れたのが桓武天皇なので文書に記されたことで事細かに判ること、後々広範となる御霊信仰に繋がったことがポイントでして。

鎌倉の御霊神社。

今、ちょろっと検索したら、とても鎌倉らしいお話があるようなので、是非ご覧になって(*^^*)

ちびこまちゃん、親の前足にのったり、しがみつく子が多かったので、こんなへばりついている子は珍しく感じました。

危うく見逃すところ。

何でもじっくりゆっくり見ないともったいないですねー。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

ふと、我にかえるというか、あらやだ、私ってばおだてられて木に登っちゃってたわっ…とか、ありそうな気がしますの。

普段はなーんともないけど、夜、ふっと、寝る前とかに。

特に境内だったものを没収された形ですものね。
不動産はお宝ですもの。

地鎮祭を省くことは、まず、ないです。
発注者のお望みの宗派で厳粛に。でないと、工事中に何かあったら、ねー。
官公庁発注工事でも、おとがめのない形で行いますよ。

地べたを触るときは、まずご挨拶から、ですね。
井戸なんかがあったら余計に念入りに。

史跡が多い地区では、敷地がなくて困るときもありますし、反対に、
掘ったら何か出てくるわけでー。
よく、出ちゃったよーってニュースをみますもの。大変。
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼