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中嶋神社本殿は珍しい二間造。比較例と能舞台

こんにちは。


社殿を囲む「社叢(鎮守の森)」の木々が低めなので明るい中嶋神社。


おやつにありつけないまま、うろうろしております。


そうね、食べ過ぎたらぶたさんになるもんね。


ため息つかないでくれますか。


ご挨拶がまだです。


少し見える、二間造の本殿。


建物概要(クリックで拡大)。


建物三連星。


境内の様々なものが、お菓子団体からの奉納。


赤い本殿は、国の重文です。


重文だからすごーい、というより、何で重文なのかが大事なんだろな。

ふむ。

①建築年代が明白


棟札写しにより、建築期間は1423年~1428年と判明。

但馬領主、山名氏により建立(境内説明板より)。


②構造が珍しい


本殿正面。正面が「二間造」な点が、珍しい。

寺社建築で「二間」とは、柱の間が二つということ。

寸法の「間(けん)=約1.8m」とは違います。


柱の間が奇数だと、真ん中に扉などが納まります。


名草神社・三重塔は、三間造。


山門等も多くは三間造ですね。南丹市/九品寺・大門。


現・名草神社の割拝殿。五間造。真ん中は通路。

左右二間分はそれぞれお部屋。向かって右が護摩堂。


正面から見た面を「桁間」、奥行きを「梁間」といいます。

※簡単に、正面五間、側面二間でオケーです。


正面三間。何となく落ち着く。賽銭箱も落ち着いてます。


数えてみると面白いです。


酒垂神社本殿は一間造でした。


偶数では、どちらかに片寄っておさまりが悪い。

双方を開口部にすると、ど真ん中に柱が来ます。じゃまー。


中嶋神社は、二間造。

「重文で二間造は6棟しかない」(説明板参照)そうな。

祭神と配祀神の二神が社殿の新築当時には既に存在していたので、
二間になったとか。


背後から見ると一目瞭然。

※両脇は、脇障子。柱ではないので、カウントしません。


書写山圓教寺の西谷「三之堂」は、すごかった。


常行三昧堂。正面9間(内部10間)、側面2間。


食堂。画像は切れてますが、正面15間。


食堂。側面4間。


大講堂。正面7間、側面6間(でかすぎて撮影出来ず)。

見事にみなさん、正面の柱の間が奇数です。


おなかすいた?


能舞台は、「三間四方」です。

こっちは、寸法の「間(けん)=約1.8m」の方。なぜなら。


舞台を見るのに柱が並んだら邪魔です。

で、「三間四方」なのは、舞壺で。


点線から右が舞壺。板目が異なっています。

お囃子が並ぶ場所の板目は横向き、舞壺は縦向き。

「三間四方」ですから、1.8m×3=5.4m、の正方形。

この寸法は安土桃山時代に確立し、現在まで守られています。



一般的には、四隅の柱を含めて三間四方(白線括弧部分)。内三間。

名古屋能楽堂のように、柱の内側で三間四方だと、柱の太さの分、広くなります(赤線括弧部分)。これを、外三間といいます。

これが素人には結構な差で。


福知山市/一宮神社の能舞台。

内三間の舞台でお稽古して外三間の舞台に立つと、
歩数を体で覚えているので、「あらー。柱まで届かないわー」となり。

先生に「ちまちますな!(訳:小さく舞っては駄目よ)」と叱られます。


「すみばしら」付近を「すみ」といいます。

「すみ」は必ず左足で止まるきまりです。

なので、舞台が広がると微妙に歩数が増え、もたもたしてしまうのです。

無論、わが師匠の一声は「ばたばたすな!」です。


③パーツが素敵


おやつを食べないといけないので、今日はここまで。

つづく


中嶋神社
《住所》兵庫県豊岡市三宅1


参考文献
中嶋神社/現地説明書

兵庫県神社庁HP「中嶋神社」
http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6322083.html


いつも応援いただきありがとうございます。京都の三十三間堂は、柱の間が33。大きな寺社建築で、ひとーつ、ふたーつ、っと数えるのも面白いです。中嶋神社の本殿は、赤が印象的な建物ですが、いささかきれい過ぎて戸惑いました。お菓子の神様を祀るお菓子の神社ですが、お菓子の屋台があるわけはなし。木陰でちびちびとお茶飲んで、溶けかけた飴ちゃんを頬張るのでした。
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非公開コメント

No title

こんにちわ
片方にだけ向拝つけば大社造みたいな感じですね
最後の狛犬さん、魅力的ですね。その閉じ込められている感が逆に素敵です

No title

こんにちは。
また、台風が近づいてますね…
台風来ないで欲しい!

三間四方って知らなかったので、
勉強になりました。
図が付いていたので、わかりやすかったです。

京都の三十三間堂、長いですよね。
中に入って感動でした。
一度は見ないと損ですよね。

yuki様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

恐らく昔は向拝や廻り縁も付いていたと思うのですが、
それを取っ払ったら却って素敵な建物になりましたー。な、感じです。

閉じ込められた狛犬さん、誉めていただいて嬉しいです。
ぎゅーぎゅーのサイズの箱に入れられて、身動きがとれないから吠えてみた、神殿狛犬さんです。

玉垣の奥なので、これが限界。

箱から出したら、ぴゅーっと走り去ってしまいそうな元気のある狛犬ですねー。

宙海様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

台風ー。また、遠くにいても豪雨や強風なのかなー。
まーっすぐこっちに向かってますねぇ。
被害が少なくてすみますように。

さんげんしほう。

スペースの都合で若干伸び縮みしますが、基本はこれで。
よかったー、何とか伝わりまして。

三十三間堂、おっきいですよね。
メジャー過ぎる場所ですが、やはり全国の方々に見てほしい所ですね。

普段は飛ばして、近所のうどん屋さんへ直行するので、久しく訪問してないなぁ。

修学旅行で名古屋から来たとき、拝観したような覚えが。

その次は、大河でタッキー義経したときかなー。

わー、ご無沙汰してますわ。おほほほほほ。

No title

>寸法の「間(けん)=約1.8m」とは違います。

あ~~~1・8mの方だと思ってた~~^^;

ちょっと睡魔が限界なのでポチぽちーーー☆(__。)zZZの撃沈

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

あー、寸法かと思いますよねー。
でも、「あいだ」だと思えば、数える楽しみもできますよー。

睡魔に襲われたときは、素直に従いましょう。
お肌は正直ですわよ。うふふ。
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つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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