式内社・中嶋神社はお菓子の神社。菓祖・田道間守悲話

こんにちは。


コウノトリの兵庫県豊岡市。


式内社・酒垂神社で、よよいのよーい♪


はーい。大好きでーす。

好きな日本酒を仕入れた時は、せっせと料理。

おつけもの、お刺身、もろきゅう。(←お皿に盛り付けた♪)
夏は、卵豆腐に、大葉とミョウガをてんこ盛り♪(←包丁使った♪)

それから、


お菓子もねー。


ということで、本日は。



お菓子の神社。


ちがうちがう。(徳島市/諏訪神社の狛犬)


訪問したのは8月中旬。

喉元過ぎたので忘れてますが、酷暑真っ只中でした。


目眩がします。


式内社「但馬國出石郡 中嶋神社」/旧県社

【祭神】田道間守命


たじまもりのみこと。

『古事記』では多遅麻毛理、『日本書紀』では田道間守。

田道間守は、天日槍命(天之日矛/あめのひぼこ)の後裔。


天日槍命(天之日矛)は新羅の王子。
日本に渡来して帰化し、但馬の国を賜り、開発。

天日槍命(天之日矛)は但馬一宮/出石神社の祭神です。


この子は、出石神社の狛犬でした。


その天日槍命(天之日矛)の後裔である田道間守は、
神社付近の安美谷を開墾した開拓神。
三宅、橘守、糸井連等の始祖。



(徳島市/諏訪神社の狛犬)

田道間守は、菓子の神、「菓祖」といわれます。


(淡路島/賀集八幡神社の狛犬)


【お菓子を求める田道間守】

第十一代・垂仁天皇の勅命。

「非時香菓(トキジクノカグノコノミ)を持ってこーい♪」

田道間守は、海を越えて「常世国」に渡り、


苦労してゲット。帰国。(徳島市/諏訪神社の子狛)


お待たせしました~♪

ところが。

垂仁天皇は、既に崩御あそばし。



田道間守、悲嘆に暮れ。

持ち帰った「非時香菓」の半分は皇后に、半分は垂仁天皇の御陵に献上して。


田道間守、殉死。

景行天皇はこれを哀れみ、垂仁天皇御陵の側の池の「中嶋」に田道間守命を葬りました。


くすん。(中嶋神社の狛犬)

社伝によれば、推古天皇の御代に田道間守の七世孫、三宅吉士・中嶋の君が祖神を祀ったのが、当社の創祀。


当社社号は田道間守のお話から「中嶋」に。

さらに。

この時、田道間守が持ち帰ったのは「葉つきの枝と果実つきの枝」の


橘でした。

橘って果物。

昔、果物は「果子・かし」と呼ばれており、橘は果子の最上級品とされていました。

よって、田道間守命は菓子の神、菓祖と称されるのです。



毎年四月の第三日曜日。
全国から集まったお菓子の会社が招福・家業発展を祈願して、盛大に祭典が行われます。

その名は菓子祭、あるいは、「橘菓祭」。


つづく


中嶋神社
《住所》兵庫県豊岡市三宅1


参考文献
中嶋神社/現地説明書

豊岡市商工会議所HP
http://toyooka-cci.jp/page_sp/?mode=detail&page_id=603651c01e886c947e1ae923619ea980

兵庫県神社庁HP「中嶋神社」
http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6322083.html


いつも応援いただきありがとうございます。お酒の次はお菓子です。中嶋神社は赤い鳥居が青空に映えて・・・暑かったなー。持ち帰った菓子は果物の「橘」。なぜここは果物の神様じゃないのかしら?と、こっそり悩んでみたり。本日の語り部には、橘、じゃなく「だいだい」を頭にのせてる子狛ちゃんを選んでみましたー。境内のあちこちにお菓子メーカーさんの奉納したものが点在。帰り道には、ガリガリ君をがりがりしたのでした。
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ



ぽちぽちぽち、ありがとうございます。とても励みになります。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

そういえば、昔は果物を水菓子といいましたな。
ガリガリ君は氷菓子でんな。

お菓子の神社は京都の吉田神社にも有ったなー。
あそこは料理の神様もいるし。
奈良には饅頭の神様が。
そのうち洋菓子の神様とか出てくるのかなー。
神社って、外国人でも坊主でも平気で祀るからなー(笑)


No title

大石内蔵助さんの奥さんの実家があったところですよね^^
山科に大石神社があるんだけど、豊岡にはありませんか??
離縁したからないかな(笑)

猫舌=・ω・=様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

♪ヽ(´▽`)/

それだー!水菓子だー!

なんか言葉があったわよねぇ~と思いながら、てんで思い付かなかった言葉。

そうよー。お品書きに書いてある、「水菓子」。
季節の果物がお皿にお上品にのせられてる、あれ。

すっきりしましたー。ありがとうございます。

がーりがーりくん、も、氷菓子でしたな。

さすが底力のある猫舌=・ω・=様です。

あー、そうだー、吉田神社。
すっかり忘れてました。京都にご無沙汰過ぎてます。

奈良の饅頭の神様・・・?

お邪魔してきました。

ほんとだー。林(りん)神社。
http://nekonekokazuya.blog.fc2.com/blog-entry-437.html

おおお。狛犬と狛餅。

なんてかわいい。

そして、坊主さんが神様になってる・・・すごいなー。
田道守命は、おまけかなー。

ぜったい、そのうちに、狛ケーキとか、狛シューとかを従えた洋菓子の神様が出てくる気がします。

お祀りできるなら、何でもこい。

まり姫様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

大石りくは、息子が広島の浅野家に仕官出来たので、広島で亡くなってますね。

豊岡市の正福寺にりくの遺髪塚がありますよ。
今回は猛暑のため、パス。

「りく祭り」てのが、豊岡市で毎年催されていて、毎年りく役を募集してます。ポスターがあちこちにありましたよ。

No title

こんばんはー☆

先日のお酒の神社からお菓子の神社へと、
食べ物関係の面白い神社が続き面白いですね♪

狛犬に注連縄があるのはお祭があったからかしら?

兵庫の方へは行ったことが無かったのですが、
つねまるさんの記事でちょっと行ってみたくなりました(o´ω`o)

また面白い神社のご紹介楽しみにしています♪

呼ばれて飛び出て

こんばんは。いつも興味深い記事をありがたうござます。大変勉強になります。

「ライスジュース」と「橘」と言へば、もうそれがし以外誰がをりませうか、をりますまい。またもやお邪魔してをります。

多遅麻毛理と徐福のお話は古代支那から我が國か我が國から古代支那かと言ふ方向の違ひはあれど類似点が多く、我が國と古代支那の文化交流が浮かびあがつて來る話だなと思ひました。

確か、垂仁天皇陵に比定されてゐる宝来山古墳の周濠には嶋が浮かんでゐて、それが多遅麻毛理の陵墓だと言はれてゐるやうですね。多遅麻毛理も最後は泛ばれたのかなと思つたりします。

七森様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

同じ兵庫でも、おされ神戸は苦手なので、足は北へ北へ。こほん。

豊岡市というと、カバン、なのですが、コウノトリもいるし、おつまみ、いや、お菓子、とお酒の神様はおいでだし、何だか幸せな所です。

甲殻類が大丈夫でしたら、ぜひ、カニカニの季節に。
JRのかにかにエクスプレスなんてのもありますよ。

徳島市の狛犬さんは、訪問が1月だったので、おめかし。
首に注連縄やウラジロとだいだいを下げているのは、お正月バージョンです。

但馬地域は、神社も狛犬さんも素敵ですー。

真面目にしようとすると脱線してしまいますが、今後ともご贔屓に。

橘右近大夫様

じゃじゃじゃじゃーん♪

いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

うふふふ。

ライスジュース、橘。うふふふ。

まるで橘右近大夫様のためにあるような神社ふたつ。
親しくお話させて頂く楽しみは、このような符合に遭遇したとき。

ねーねー、見て~見て~とお呼びしておりました。

円山川と日本海との位置関係から、隣国との交流が見られる点が、隣接する丹波との違いでしょうか。

おっしゃる通り、徐福と類似するお話ですね。
橘は、不老不死の薬だったのかしら?とか、舶来品だったのかーとか、想像するのは楽しいですね。

あちらがああでなければ、もっと楽しく神話や伝説を追うのですけど。
なんとなーく、うーん、とも思ってしまいます。


>確か、垂仁天皇陵に比定されてゐる宝来山古墳の周濠には嶋が浮かんでゐて、それが多遅麻毛理の陵墓だと言はれてゐるやうですね。多遅麻毛理も最後は泛ばれたのかなと思つたりします。

あ、今も周濠に嶋が浮かんでいますか。
古墳制作が先か、逸話が先か。
面白いです。

貴重なお話をありがとうございます。じゃじゃじゃじゃーん。

お菓子の神社

狛ちゃの尾はソフトクリームじゃなかったか^^

お菓子の神社も、橘が果物なのも初めて^^;
実のところ橘が北海道では自生できないので、どういう花か葉なのか覚えてないんです^^;
まぁ自分の場合は自生してても気づかない可能性大ですけど^^;←花は好きだけど知識方面ダメダメ

だいだい狛ちゃ~可愛らしいわ~
で、頭の橙を採ったらママ狛の鉄拳&鉄爪が炸裂するという仕込みが・・・(._+ )☆\(-.-メ)オイオイ

苦労して枯らさないように持ち帰国したら、
悦ぶはずの主がいない・・・(´;ω;`)ウッ
かなり切ない話ですね・・狛ちゃの表情も哀しげです (゜-Å) ホロリ

・・・・全国から集まったお菓子の会社
・・・全国から集まったお菓子
・・全国から・・・(._+ )☆\(-.-メ)クドイ!

あ~なんか胃袋パラダイスな煩悩でいっぱいになってしまった不心得者です。

でもって、酷道から離れたと思ったら、次のセーブは灼熱参道。
どうか道中気を付けてください^^;

ぽちぽちぽちーーー☆

No title

お菓子の神様というのもいらっしゃるんですねぇ。
勉強になりました。
ご紹介ありがとうございました。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

果物を「果子」と呼ぶので、で、でー?

>橘が果物なのも初めて~( 〃▽〃)キャ♪

おーう。確かに橘は果物とは思わないかも。

画像は、彦根の井伊神社になっていた橘の実。
家紋では、橘のお花ですね。

内裏では、「右近の橘、左近の桜」。


「天子は南面す」

・・・・・右↓天子↓左・・・・・

西(右近の橘)――東(左近の桜)


こんな配置で。

柑橘類って、暖かいところなのかなぁ。
でも、他の食べ物が美味しいから羨ましいです。いいなぁ。

だいだい狛ちゃん、かーちゃんの手に半分だけのって押さえ込み中。
ちびっこい足が少しだけ見えてるのがたまりません♪

今のように通信手段がないから、帰国して初めて知ったんでしょうね。
ほんとに切なくなるお話です。

全国からお菓子。

お菓子。

奉納されるのは、ポッキー1年分、とかなのかな。
たまにはおかきが欲しくなるかも。

ここの参道は辛かったです。
上からと下からの反射とで、あいむ・いん・電子レンジ。

ふふふ。

たっつん様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

お菓子の神様もいらっしゃったようです。

はじめ、橘の砂糖漬けのことかと思ったら、果物そのものを果子と称したとは。

お社を訪ねていると知らないことがたくさんあって、面白いですね。
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼