立花宗茂の法名は大圓院。鶯になった横笛と滝口入道。

こんにちは。


「斎藤時頼」だった頃に、横笛との恋愛を反対され出家した滝口入道。

京都の往生院まで横笛がおいかけてきたので・・・


居留守で対処し、女人禁制の高野山へ。

平家物語では、横笛も出家し、まもなく法華寺で亡くなりました。

「平家物語」横笛と滝口入道の悲恋物語
http://rekitabi4.blog.fc2.com/blog-entry-504.html


滝口入道は高野山へ来て、清浄心院に庵を結び、


維盛のお世話をした後。


大圓院(当時は多聞院)の第8代住職「阿浄律師」となります。


大圓院の寺伝によれば。


ある日。滝口入道がボケーっと外を見ていると、一羽の鶯が飛来。


実はこの子、横笛。女人禁制の高野山へ鶯となってやって来たのでした。


古梅にとまって、思いをさえずります。


何を言ったのかな。

そして。


傍らの井戸に落ちて、死んでしまいました。


鶯が横笛の化身だと気がついた滝口入道は。

横笛の菩提を弔うため、阿弥陀如来を刻み、胎内に亡くなった鶯(横笛)を収め、これを「鶯阿弥陀如来像」として大円院の本尊としたと寺は伝えています。

現在も大圓院の本尊は「鶯の弥陀」(阿弥陀如来像)です。


大圓院庭園。背の高い木が「鴬梅(おうばい)」という紅梅。


鶯(横笛)が落ちた井戸、「鶯井(うぐいすい)」

※清浄心院の境内にあった滝口入道の草庵は、大正12年暮れに焼失。
 庵跡は庭となり、その前にあったという井戸は大円院に移されました。


大圓院・表門。1625年/寛永2年建築。


【由緒】(大圓院HPより引用)

大圓院は元は多聞院といい、延喜年間(901-923年)に理源大師聖宝によって開創。

当院は豊前豊後の守護職大友能直(よしなお)公(1172-1223)が当院に帰依し師檀の契りをなして以来、その十六代の孫、戸次鑑連(べっき あきつら)公(1513-1585、筑前立花山城主、立花道雪入道)も当院に傾信が深かった。

特にその婿養子、立花統虎(むねとら)公(1567-1642、のち宗茂と改名、高橋紹運公の嫡男)は、天正年間、高野山に御登山になり、当院の宣雄阿闍梨に帰依した。文禄 元年(1592)には道雪・紹運両公の霊牌と宝塔を建立して師檀の契りを結んだ。


(柳川市・「御花」廊下の金桃。宗茂の側近の兜)

この宗茂公は武将として剛勇の士であり、豊臣秀吉公は『忠義も武勇も九州随一』『天下無双の大将』と宗茂公を讃えたと言われました。」(引用終わり)


このような経緯により、多聞院は


大檀主立花宗茂の法号「大圓院殿松隠宗茂大居士」から大圓院という寺名に改めました。


「柳川城主前飛弾太守従四位源宗茂公」
「奉為大圓院殿松隠宗茂大居士成三菩提也」
「嗣子左近将監従四位下源忠茂朝臣 建立」(忠茂は宗茂の養子・二代目柳川藩主)




江戸時代まで奥の院近くの蓮華谷にありましたが、明治21年の大火後、小田原谷の現在地に移転しました。


(クリックで拡大)現在は左端にありますが、移転前は奥の院の一の橋付近にありました。


とても重厚な造りで。


うっとりです。


寺紋は、立花さんちと同じ祇園守紋。鼻血です。




奥の院の大圓院墓地には、立花宗茂の他に


石田三成や


山内一豊の墓所があります。


いつも応援いただきありがとうございます。何とも切ない横笛ちゃんのお話です。女人禁制の高野山でもウグイスならいいのですねー。・・・それにしても暑い。梅の咲いていた頃の気温なんて、もう忘れてしまいましたわ。35度なら涼しいっと思える酷暑。皆様、お体にはお気をつけて。あちー。
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こんばんは~

暑い日々が続きますが、如何お過ごしでしょうか。
来週高野山に行く予定なので
高野山特集、かなり身になります。
でも、山の上とはいえ暑そうですね・・・。
涼しいかと思っていたんですけど・・・。

高野山はあまり時間がないので
奥の院と金剛峯寺だけにしようかと思っていたんですが他にも色々と素敵なお寺があるのですね。
ううん、もっと時間をかけてみるプランにすればよかったと後悔してます。
熊谷寺も寄りたいですし、宝物館も寄りたいし・・・。
ううむ悩みます。
高野山特集、続きを楽しみにしておりますね。

トロロヅキ様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

おー。来週、高野山とな♪
山上は暑いけど、日影に入れば汗も引きますよ。ただ、木々が繁るのは境内なので道は灼熱です。日傘をお忘れなく。奥の院では、虫除けね。観光案内所で100円の奥の院パンフ買うと便利ですよ。

金剛峯寺はでかーでかーな伽藍が建ち並ぶので、高野山らしい風景が素敵ですねー。ただ、再建のものと古来より建つものが混在するので区別してご覧になって。

中の橋駐車場が満車でも、一の橋から中の橋までの道路脇が駐車スペースになっていて、横から入ることも出来るので、地図とにらめっこしてくださいまし。

毛利家は一の橋から近くが一番巨大な墓所です。佐竹義重の墓所の横。

霊宝館は現在特別展示になっているので、面白いですよ。
油断すると仏像が背後に立ってます。
朝8時半から開いてるので、「高野山」の赤本の購入をおすすめ。
地図もあるし、写真も満載で。700円。
(旧館は保存材のものか、少し独特のにおいがあるので、においに敏感でしたらマスクがあるといいです)

そうねぇ、少し離れますが、金剛三昧院もいいです。記事にちらりと書いてるように高野山は火災によって創建当時の建物が失われた所が多いのですが、こちらには残ってます。

でも、やはり奥の院をゆっくり歩くのが一番堪能できるかなー。
最も高野山らしい場所ですもの。
トロロヅキ様なら、様々な事に造詣が深いので、鼻血流出しながら歩いていそうだわ。うふふ。

無理せず、今回行けなかったところは、また来るつもりで、じっくりとお散歩あそばして。

それと、目の前だけでなく、ぜひ顔を上げてみて。
巨木がどこまでも高くそびえる風景、いいですよ。

高野山から紀伊半島南下されるときは、くれぐれもゲリラ豪雨にご注意を。先の水害の名残で脆くなっている箇所も多いですし。

山の斜面からありえへん滝が落ちてきたり、倒木が縦に落ちてきたり。
川湯温泉に泊まったとき、露天風呂が水没したと思ったらお宿のお風呂まで水没して。あれは焦ったです。

No title

こんばんは。お邪魔します。
暑い暑い💦でしたが、、今日は雨も降りまして、、
若干ずつではございますがクソ(あ、スミマセン)暑さが変わって参りました。
横笛さまのお話 何とも切ないですね。
鶯になっても断ち切れない思い・・はお互い様で
ずーっと惹き合っていたからでしょうか~~などとも勝手に思いを馳せつつグビっと?させていただいております。。<m(__)m>

おきまちあき様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

いいわねぇ、くそ暑さが和らいでおいでなんてー。
まー、あちーですわ。今日は湿度が若干低いのか、まだマシですが。

自分も「切ない」と書いておいて何ですが、すみません、「きゃー。ストーカー」なんてチラリと思ってしまって。
どちらかというと横笛ちゃんの方が惚れてた感じなのかな。

京都の往生寺で居留守を使われ、女人禁制の高野山まで追いかけるなんて、よっぽど好きだったんだなぁ。

鳩とかカラスじゃなくて鶯。可憐な姿ですね。

和歌山というと道成寺。
こちらをついつい連想してしまいました。こほん。

そうですね、切ないお話ですね。こほんこほんこほん。

No title

法華経と哭く鶯の化生ならば、女人禁制の高野山でも愛しのダーリンの側へ行けると思ったんでしょうかね・・・

ミニモニ狛ちゃに「おばちゃん」と呼ばれ、「いるけど、いないの」と来ては、ズシンと内臓にくるボデーブローですわ(オホホ)

>胎内に亡くなった鶯(横笛)を収め

ストーカーの怨念を封印・・・(._+ )☆\(-.-メ)オイオイ

由来をなめた現代人が調査と称して封印を解いて、
横笛ちゃんのセカンドシーズンが始まるんですね^^
ダーリンが現世にいないために調伏できない怨霊を退治するために立花の殿を召喚して立花兵を式神に最強陰陽師軍団結成・・・(._+ )☆\(-.-メ)アホ

暑さと祗園守家紋萌えで脳みそがユルユルですぅ~~
ぽちぽちぽちーーー☆

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

ほけきょー。

お寺に残る逸話は何かとめんど、いや、ごほん。

横笛のセカンドシーズンが始まらないことを祈りますわ。
内緒は内緒でいいじゃんねぇ。

こちらはねぇ、お泊まりしたい宿坊なんです。
きっと中には祇園守紋があちこちにー!!お屋根に、ぎょうよう紋もあったんですものー。

召喚された立花の殿なら、「どうしたの?」っと膝を付き合わせてお話を聞いてくれそうだなー。いや、無双炸裂!かなー。

夜な夜な金桃隊が廊下をひたひた、とか、ないかなー。
誰!?誰がいるのー!?って凝視したいですわー。

いがぐりぐーりぐり、の、雪下じいさま、会いたいなー。
死ぬまで殿と一緒、の、連貞様にもー。うふー。
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