熊野三山の本地仏

こんにちは。


天御中主神社が鎮座するのは、和歌山県新宮市。熊野です。


お気に入りの場所。


熊野灘、ね。


熊野といえば、那智勝浦のまぐろ丼と。


季節限定の伊勢海老天丼。


んふ。


熊野といえば、熊野三山。
熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社です。


熊野三山が共に祀るのは、熊野権現。


【権現、なーに?】

仏・菩薩が神に形を変えて現れること。時にはその神そのものを指すこともあります。または、その逆(ざっくり)。

神々はそのままでは俗世に姿を現すことは出来ないので、仮に仏に姿を変えて現れる(権現)のです。

これにより、熊野三山の神々にも本地仏があてられ、仏が権(かり)に現れたものとして、熊野三所(十二所)権現とよばれました。




【熊野権現、だーれ?】

熊野権現とは、家都御子神・熊野速玉男神・熊野牟須美神の三柱
熊野三山はこの三柱を互いに祀っています。


神像。


【熊野権現信仰って、なんだー?】

熊野三山は奈良時代に起きた神仏習合の流布に伴いこれを受容。

衆生の苦しみや病を癒し、過去世の業を救い現世安穏の御加護を垂れ、来世(浄土)に導いて下さる神仏のいる常世、それが熊野三山である、と。

三山三世信仰とも呼ばれます。
本宮・速玉・那智の三山。過去・現世・来世の三世。

古来より「滅罪と人生の甦り」を求めて多くの人々の信仰を集めた由縁です。


【熊野速玉大社】(新宮)



「熊野寶(宝)璽(印)」カラス文字48羽。

《主祭神》熊野速玉男神(くまのはやたまおのかみ)または速玉神
《本地仏》薬師如来
東方浄瑠璃浄土

新宮は熊野川の河口近くにあり、水玉の勢いを示すという熊野速玉大神が主祭神。


【熊野本宮大社】



「熊野寶(宝)璽(印)」カラス文字88羽。

《主祭神》家都御子神(けつみこのかみ)または家都美御子神
《本地仏》阿弥陀如来
西方極楽浄土

本宮は熊野川の中洲にあって、川を神格化したものとされます。


【熊野那智大社】



「那智瀧寶(宝)璽(印)」カラス文字72羽。

《主祭神》熊野牟須美神(くまのむすみのかみ)または夫須美神
《本地仏》千手観音
南方補陀落浄土

那智大社は大滝(那智の滝)の聖水のもつ生産力への信仰が根源とされ、熊野夫須美(産霊)大神を主神に祀っています。




【熊野三山の神仏分離】

熊野三山には、神宮寺の他に、中世以来、社堂の造営・修理を行うために浄財を募る、「本願」と呼ばれる歓進元の寺院がありました。

本宮庵主・新宮庵主の各1ケ寺と那智山に7ケ寺の9ケ寺です。

しかし、熊野本願寺院も近世後期以降は無体化・退転が進み、明治初年の神仏分離で、ほとんど廃寺となりました。


現在の熊野那智大社は


西国三十三箇所巡りの一番札所の青岸渡寺と隣接しています。



熊野那智大社編、スタートです。


いつも応援いただきありがとうございます。昨年は連休の度に熊野へ走っておりました。んまぁー、一番遠い関西なので行くのも大変なのですが、うみ、そら、おさかな、こまいぬ、どれもがとても素晴らしくて。また行きたいなー。
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ


ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは。お邪魔します。
先日はいろいろ有難うございました<m(__)m>
わー、まぐろ丼、大伊勢海老丼、どど~~~ん!
いつ見ても美味しそうですーーーー!!
くるっぽ鳩胸狛犬ちゃまのいらっしゃる熊野那智大社、つねまる様のお話楽しみー!でございます(*^^*)

おきまちあき様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

少し懐かしくもある丼の画像ですが、ほんとにねぇ、これはここで食べるからうまいんだぜ!って味です。

生きてる伊勢海老って、動くと甲羅がカタカタっていうんです。
ちょうど戦国ドラマで具足がカタカタっていう音みたいに。

熊野那智大社をご案内するのに、また細かくなっても話が重いのでさくさくっといきたいなーと思っております。こほん。・・・兵庫県や京都府なら図書館も近いけど、さすがに和歌山県は、とおーい。

おおらかなのが熊野のいいところー(o^-^o)ってことで。えへ。

No title

やはり りくちゅ よりも狛ちゃと食べ物だと思ふの・・・

自分の脳みその出来を棚にあげております・・・

ぽちぽちぽちーーー☆

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そうなの。りくちゅ、よりも、こまちゃと食べ物なの。

りくちゅ、を必死にこねてると、へりくちゅになっちゃうの。やぁね。

脳みそが熟成して、グツグツわいてます。
机の上の資料の山に、ちょいと戸惑い。

さくーっといくぞぉー!
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼