能楽「東北(とうぼく)」って?
東国出身の僧の一行が京へ上ってきます。
東北院(和泉式部が仕える中宮彰子の持寺)で美しい一本の梅に出会い、門前の男(間狂言)に「和泉式部」という名だと教えられ、うっとーりと見とれます。
一人の女性(前シテ)が現れ、「おバカ。それは梅の名ではなくってぇ、有名な『和泉式部』が愛した『軒端の梅』どす」と語り、「私、軒端の梅に住んでますのんえ」と言い残し、やがて姿を消してしまいます。

僧が梅の前で法華経を唱えると、ほわーっと女性の姿の霊(和泉式部・後シテ)が現れて、
自らが詠んだ歌『門の外法の車の音聞けば我も火宅を出でにけるかな』を口にして、懐かしく誇らしい昔日を語ります。
式部は、この和歌の力によって六道輪廻の苦しみから解脱して、今や歌舞の菩薩となって、この寺に宿っていたのでした。
そして、和泉式部の霊は、東北院の情景を愛で、昔を偲んで舞を舞います。(序之舞)
舞終わり、昔を懐かしんで袖を濡らしてしまって恥ずかしい…と、方丈へと姿を消します。そこで、僧がほわーっと見てた夢は覚めました。
かいつまむと、「僧侶が梅を見てたら、知らない女が現れてなんか喋って、次に『実は私、和泉式部!』と名乗る霊が現れて語って舞って消えた」話。(能楽の定型)
この「東北」が仕舞のお稽古の曲なのでご紹介させていただきました。
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東北院(和泉式部が仕える中宮彰子の持寺)で美しい一本の梅に出会い、門前の男(間狂言)に「和泉式部」という名だと教えられ、うっとーりと見とれます。
一人の女性(前シテ)が現れ、「おバカ。それは梅の名ではなくってぇ、有名な『和泉式部』が愛した『軒端の梅』どす」と語り、「私、軒端の梅に住んでますのんえ」と言い残し、やがて姿を消してしまいます。

僧が梅の前で法華経を唱えると、ほわーっと女性の姿の霊(和泉式部・後シテ)が現れて、
自らが詠んだ歌『門の外法の車の音聞けば我も火宅を出でにけるかな』を口にして、懐かしく誇らしい昔日を語ります。
式部は、この和歌の力によって六道輪廻の苦しみから解脱して、今や歌舞の菩薩となって、この寺に宿っていたのでした。
そして、和泉式部の霊は、東北院の情景を愛で、昔を偲んで舞を舞います。(序之舞)
舞終わり、昔を懐かしんで袖を濡らしてしまって恥ずかしい…と、方丈へと姿を消します。そこで、僧がほわーっと見てた夢は覚めました。
かいつまむと、「僧侶が梅を見てたら、知らない女が現れてなんか喋って、次に『実は私、和泉式部!』と名乗る霊が現れて語って舞って消えた」話。(能楽の定型)
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