スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

阿須須岐神社の茗荷神事。志賀の七不思議

こんにちは。


綾部市志賀郷に鎮座する阿須須岐神社。


床下の鬼瓦コーナーで教えてもらったのは


旧拝殿鬼瓦の茗荷紋。

茗荷、みょうが。


この先には何か?


何かありますねぇ。


なにかな。


じゃーん♪

志賀の七不思議「茗荷田」です。


【志賀の七不思議】

『神社仏閣七不思議縁起』(18世紀中頃)によると、

崇俊天皇の時に麻呂子親王が大江山の凶賊を退治するため何鹿郡に来た折りに、志賀郷に篠田神社や願成寺等を勧請開山し、また七仏薬師を安置しました。
そして千日祈願したところ、それに応じて神仏は様々な奇瑞を見せます。

正月
朔日 藤波神社に藤の花が咲く
二日 別所の御用柳坪に七色柳の花が咲く
   (あるいは、諏訪神社の御用柿が正月六日に七色になる)
三日 金言大明神に茗荷を生ず。作物の吉凶をしめす
四日 篠田大明神に筍を生ず。作物の吉凶をしめす
五日 若宮大権現の社前に萩の花が咲く。耕作の豊凶をしめす
六日 向田・鍋倉にある滴松より雨の如く滴りが落ち、日柄・水難をしめす
七日 向田・松の下にある動(ゆるぎ)松の葉の動く場所で都の吉凶を知らせる

このうち、朔日の藤の花、二日の七色柳は花と柳が飛び去って奇瑞がなくなり、七日の松は明智光秀が福知山城の棟木としてしまったと記しています。

七不思議の多くは、日本各地で行われている、農作物の豊凶を占う「年占い」。

その七不思議のうち、残るのは、茗荷と筍。


【阿須須岐神社の茗荷神事】

旧暦正月三日、現在は2月3日に茗荷神事は行われます。


みょうがの田。


ちょいと失礼。


晩稲(おくて)・中稲(なかて)・早稲(わせ)の区画があります。


ちびっこ茗荷がいました。



神事当日の日の出より8時までの間に、清水の流れる「お宝田」の茗荷が3本出ます。(誰が何と言おうと、出るんです)

宮司さんが晩稲・中稲・早稲の区画から1本ずつ鎌で刈り取り、これを神前に供えます。


(画像元「京都新聞」2015.2.4記事)

茗荷の出る場所、育ち具合から、その年の稲作の早稲・中稲・晩稲の吉・凶を占い、またその年の作物の出来具合、風水害、干魃を占います。

参拝者には、この占いの写し(お宝付きの写し)と魔除けの矢、甘酒、お餅などがふるまわれるそうです。


また、京都府与謝野町の須木神社は、明治30年頃に阿須須岐神社から戴いた茗荷の苗(地下茎)を植えて、茗荷神事を行っています。


ひんやりしてます。


清々しいとはこのこと。


お社の向こうから流れているお水。


来たときは「なんでしょう」と不思議だったのは茗荷田。
ここからお水は流れ出て


こんな感じの所を通って


ここを通って


ここに流れ込んでいたのでした。


初めの場所に戻りました。


今回で阿須須岐神社はおしまい。





とても面白くて素敵なお社でした。



阿須須岐神社
《住所》京都府綾部市金河内町東谷1




参考文献
「綾部市史(上巻)」(発行・綾部市役所)


いつも応援いただきありがとうございます。阿須須岐神社のみょうが三昧、いかがでしたでしょうか。ひとつのお社に様々なものが凝縮されていて、ここを調べるだけでとても楽しかったです。長々とお付き合いいただきありがとうございました。
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ


ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

何鹿郡(いかるがぐん)綾部市の祭礼!

つねまるさんには綾部市の記事書いて発表頂き感謝申し上げます!
老生はもう10年以上、綾部市の文化財・史跡・祭礼など取材し、インターネットホームページで発表してきて、同じもので飽きて今は全国へ旅し、取材して掲載しています!
つねまるさまのように斬新的な記事は老生にはできませんので、流行のSNS FACE BOOK 「綾部の文化財」でつねまるさまの綾部の記事を丸ごと掲載したくお願いとご一報です。
近澤資料館長の一押しの島万神社の秋の祭礼の太刀振りと太鼓踊りは、いつも高倉宮以仁王を祀る高倉神社の祭礼日が同じ日です。今年は10月11日(日)島万神社の練りこみ行列は午前10時と思っています!どうぞよろしくお願いします!

No title

こんにちは。

ちびっこ茗荷可愛い~♪

素敵な神社でしたね。
楽しませていただきました(o^∇^o)

No title

お気づかいありがとうございました^^
今週もよろしくお願いしますσ(゚ー^*)
いよいよ春爛漫ですね(o^―^o)ニコ

四方様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。
緊張しながら書きました阿須須岐神社もようやく完結致しました。

四方様はもう10年以上も細かく綾部市を取材されているので、お腹が一杯なのですね。全国津々浦々の史跡探訪のエネルギッシュな旅は、毎回目から鱗でございます。

今年は、島万神社にお邪魔しようと思っております。
祭礼が重なるのは残念至極。でも、来年の楽しみにしておきます。

えへ。斬新な記事でございますか。恥ずかしいですわ。おほほ。
地元の皆様が不快にお思いでないとよいのですが。

Facebookにつきましては、綾部市史に頼っている点が多いこと、狛犬などが喋ること、画像を圧縮していること、時々ふざけていることをご了承戴けましたら、四方様とご縁をいただいたこともあり、こちらこそありがたく存じます。よろしくお願い申し上げます。

もう既に記載いただき、ありがとうございます。

お願いにつきましては、四方様の方へお返事申し上げます。
何卒お手柔らかに。

宙海様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そうなんですよ。夏の味覚のみょうがが、占いに使うほど生えてるのかしら?って疑問に思いつつ、茗荷田を見れば、ちびちゃんず。

すき、きらい、すき、きらい、ってお花をむしるように、みょうがを剥いていくんだと勘違いしてましたの。こほん。

まり姫様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。
お体大丈夫かしら?っと記事を拝見したら、早速吠えておいででしたので、ひと安心\(^o^)/

そちらももうすぐ春になるのでしょうか。
荘川桜、楽しみです。

あまり無理せず、ゆっくりゆっくりいきましょうねー。

No title

つねまるさん、こんばんわ~♪

見るからに神聖な場所のようですね!
神主さんの収穫の吐息が伝わってくるようです。

東京の文京区に「茗荷谷」という地名がありますが、
やはり茗荷畑が広がっていたようです。

茗荷でソーメンを食べるの美味しいですよ!
関西では食べないかな。

No title

手水の正体は茗荷水( ゚д゚)ンマッ!!

チビ茗荷が可愛い^^
神主さん、足元気を付けてね~~

何というか、本当に楽しいシリーズでした^^
飴ちゃん狛パパや、祭礼とか色々凝縮してて見応えありました^^

ちなみに自分は茗荷は酢の物が(・∀・)イイ!
ぽちぽちぽちーーーー

piglet01様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

森の中の茗荷田、とても清々しい空気の場所でした。
2月の一番寒い時に水の中へ足を踏み入れるのはさぞかし冷たいだろうと思いますが、大事な占いですから我慢我慢(申し訳ない)。

茗荷が生えてるところ、初めて見たんです。
野菜売場でしか見たことなくて。食べるところがどれなのかも知らず、慌てて調べた次第。おほほほ。

茗荷畑、いい香りがしそうですねー。
あー、食べたくなってしまいます。茗荷で素麺も美味しそう。

関西ではどうなのかしら。素麺つゆに入れるのかしら。
我が家(にゃごや)では、ゴマしか入れたことないなぁ。

高知の友人は、薄焼き卵とキュウリと大葉を入れてましたわ。
「なにそれ。ぜーたくよっ」と、ものすごく羨ましかったです。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そうなんです!正体は茗荷水!・・・茗荷水ってなに。うふふふ。

2月の一番寒い時なので、宮司さん、さぞかし冷たかろうと。
必ず芽が出るらしいのですが、ドキドキするでしょうねー。今年は出なかったーなんて事になったら、どうなるのかしら。

楽しんでいただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。
広大なお社ではありませんが、境内の全てがどれも意味のある存在で、こんな素敵なお社に出会えて幸せでした。

茗荷の酢の物ー!いやぁん、好きぃ(≧∇≦)

くぅー。夏まで遠いなー。
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。