百射の神事。金的的中まで始まんない阿須須岐神社祭礼

こんにちは。


京都府綾部市の阿須須岐神社。

氏子は内久井・金河内・坊口・仁和の四ヵ町。


こちらの神事舎にあったのは


那須与一といえば、扇を射抜いたお話で有名人。

中世末期になると、郷村(共同体)が成立して農民達が村の自治を行い、生活に必要な事柄だけでなく「娯楽としての芸能」を持つようになります。

五穀豊穣祈願の為に神社の祭礼に奉納する形をとり、当時の流行りものを取り入れた様々な芸能。


綾部市にはこのような起源を持つ祭礼が多く伝承されています。


「志賀」さんのお名前も見える奉納額。そして、大弓。

阿須須岐神社の祭礼はまず、「百射の神事」で始まります。

なので、那須与一の絵があったんですね。


拝殿前の広場が矢場。神事舎から矢を放ちます。
画像では、右から左へ。


正面に見えるのが、「的(まと)」を置く場所。25m先。


的を置くための盛り土を「安土」といい、的を外れた矢の受け場所になります。

白い壁にも無数の穴ぼこ。ふっ。はずしたわね。



氏子の四ヵ町×三名=12名が射手。



大的(8寸・24cm)→5寸(15cm)→金的(1寸・3cm)

・・・当たるんか!?3cmなんて、当たるんか!?
いや、とにかく金的に当たらなくては、祭礼が始まらないことになっているのです。


おめでとー!



さあ、いよいよ祭礼の始まりです。

明治25年6月の記録による順序(町名は当時のもの)

一 露
二 振小太刀
三 小太刀
四 御太刀
五 御太刀
六 大太刀
七 花ノ躍(花の踊り・坊河内)
八 御年貢(狂言「御年貢」上演・金河内)
九 御能(能舞「難波(なにわ)」上演・坊河内)
十 上ニ太鼓
十一 下ニ太鼓



狂言、こんな感じかしら。年貢っていうぐらいですものねー。

そして、祭礼に「能舞『難波』」です。ナンバちゃいます、ナニワです。


実は昨日の記事で、棟札横にでかでかと出ていた面(おもて)。へへへ。

これは、尉の面です。


境内にポスターがありました。


(クリックで拡大します)

綾部市資料館の館長さんオシオシの綾部市各神社の祭礼。
阿須須岐神社の祭礼については、また明日♪


阿須須岐神社
《住所》京都府綾部市金河内町東谷1




参考文献
「綾部市史(上巻)」(発行・綾部市役所)


いつも応援いただきありがとうございます。弓道をされている方ならたいしたことないのかな、3cmの的って。視力が悪い私には、ぜったい見えません。誰も当たらなかったらどうなるのかしら。わくわくどきどきしますねー。
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No title

こんにちは。お邪魔します。
25m先の3㎝の的ですか~~~ 私にはとんでもないお話でございますが、祭礼の時お邪魔で来たら迫力ありそうですね。 苔苔なマリモ狛犬さま(あ、すみません)にもお会いしたいな~と。
何分不勉強でして、これから神社ご参拝させていただく際は「棟札」も注意して探して?みたいと思います。。(^^ゞ

No title

こんばんは。

これは他人事ながら心配になります。
当たらないでしょう、普通。
っていうのは神意を冒涜してるかしら。
本当に当たるのか、現場で見てみないと信用できないワン。
でも、源平の昔はものすごい名手がいたんだから、今でも名人はいらっしゃるんでしょうね。
当たらないと始まらないお祭り、射手は大変だわ~

No title

遠いですね~
近眼、乱視で老眼なので
さっぱり見えないものと思われます(笑)
当たらなかったらどうなるか
もう一度?二度?三度?
とするのでしょうか。

いろいろ長丁場な予感のする祭礼^^;

25mといったら学校の廊下の端から端みたいな感じですよね^^;
そっから3cmの的なんて見えてるのかなぁ^^;
当てないと祭事が始まらない設定自体がプレッシャー^^;
黒子のバスケの火神クンみたく「ゾーンに入った人」の世界の話だ^^;

不謹慎だとは思うけど、当たらなかった時にどうしてるのかが気になる(*´pq`)プププ

始まると踊りに狂言に能と、盛りだくさん♪
今で言うならアミューズメントのイベント状態^^
神事と同時に最高の娯楽ですね^^

ちょっと観る方も体力勝負な感じがするけど、見てみたいなぁ^^

ぽちぽちぽちーーー

おきまちあき様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

コケコケこけっこ~な狛犬さん、見れば見るほどかわいくて。
仕草美人というか、狛犬は顔じゃないというか。

25mプールの端と端ですもんね。
見えへん見えへん(丿 ̄ο ̄)丿

棟札は神社だけでなく、あらゆる建物にありますよー。
数十年残る建築物なので、こういう事には神経質で、きっちりと行ってます。

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

ねー。普通、的さえ見えないのだから当たらないと思いますよねー。
神事なので誤魔化す事も出来ないでしょうし。どきどき。
待ちくたびれて、酔い潰れてしまいそうです。

昨年の新聞記事等を見たところ、ド素人ではなく、弓道をたしなむ方が参加されているようです。そりゃそうだ、っと、ひと安心です。

大きな的でも、的中させるのは真ん中の点なので、案外関係ないのかしら?
でも25mプールの端と端なのですもの。きっと特別なお目目をお持ちなのですよー、きっと。私には安土上の御幣すら見えませんでした。

鍛練の賜物ですねー。

ミント様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

25mプールの端と端ですよー。見えませんでしたよー。
まあ、目の前の木の枝すら見えなくて、顔にぶっ刺したわけですが。
痛かったー。

>近眼、乱視で老眼なので
てへへ。年々見えるものが減ってきました。いかんいかん。
ほんとに、「視力」って大事ですね。
そろそろ眼鏡を替えないと、仕事してても目がしょぼしょぼです。

「百射の神事」というくらいですから、いつか誰かが当てるんでしょね。一本勝負!ではないのですが、プレッシャーですよねぇ。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

黒子のバスケの彼みたいな人がいるのかなー。ふふ。
百射もあれば、誰かが当ててくれるかな、っと案外お気楽に思ってました。へへへへ。

当たらなかったら、誰かが矢を持っていって、的に刺す、とか、しないでしょうね、神事だから。いかんいかん。

神社の祭礼とは、氏子さんたちの年に一度の晴れ舞台であり、娯楽であったのでしょうから、みんなで楽しんでいたんでしょうねー。

担い手である子供や若者の不足で先細りになるのが残念です。
ぎゃーっと赤面するような内容の神楽ではなく、都に近く猿楽の面影を残す祭礼は、なかなかのもののようです。

ネックは祭礼の行われる日が、各神社同じなところ。
年に一ヶ所しか見えないではないかっ。
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古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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