大賣神社。おおひるめ神社からこんにちは

篠山城から

こんな景色を眺めつつ北上すると

のどかな道端に社標です。
昼目谷、というところ。

明るいお社のようです。うふふ。

丹波の式内社「大賣(おおひるめ)神社」です。
旧多紀郡北の庄十一ケ村の総社。
旧多紀郡内の延喜式内社(大社2座1社、小社7座6社)のひとつ。

小さな流れでも、清々しいな。気持ちいいな。

箱庭みたいにかわいい♪

【主祭神】大宮売(おおみやひめ)命
太玉命の子で、天照大神に奉仕して、君臣間の感情をやわらげる女神で、保食神。
【配祀神】素盞嗚命、大歳命、応神天皇、菅原道真公、武甕槌(たけみかつち)命、経津主(ふつぬし)命、天兒屋根(あめのこやね)命、姫大神、大山主命、鷲尾十郎

手前に花粉てんこ盛りの杉。ぱらっぱ~。

中にあんこが入っていそうな。
社伝によれば、創始は第11代垂仁天皇の御代。
皇女が天磐船で当地にやってきて、榊を植え、注連縄を張り木を曲げて奉ったのが始まり。
781年。桓武天皇の御代に初めて神殿が造営。

じーちゃま、こんにちは。

おっと、失礼。

でも、じーちゃま。
旧多紀郡北の庄十一ケ村の総氏神ですから、

1560(永禄3)年。八上城主波多野秀治は、ここを祈願所とし、自ら大般若経350巻を書き写して奉納しています。

1662(寛文元)年。篠山藩主松平若狭守康治は、神田を寄附し社殿を再建。
歴代の篠山藩主もこの神社を崇敬。
1733(享保18)年。後西天皇の女子、宝鏡門跡が「正一位大売神社」の神額を御染筆。
1837(天保13)年。社殿を再建。
当社は、多紀郡北の庄11ケ村の総社であり、社を「盡目山円光寺」と称しました。 お寺も神社も仲良しこよし。
しかし、1867(明治元)年、社と円光寺が分離。
以降、城北村9ヶ村の村社6・無格社10の合計16社を合祀。

式内社であり、時の権力者の崇敬厚く、とても素敵なお社で・・・

で、で、で・・・。

どうやらここには奴等が潜んでいるようですぞ。

まだおった。

にぎやかですな。
大賣(おおひるめ)神社
《住所》兵庫県篠山市寺内356
参考文献・サイト
兵庫県篠山市ホームページ「大賣(おおひるめ)神社」→→→篠山市HP「大賣神社」
兵庫県神社庁ホームページ「大賣(おおひるめ)神社」→→→兵庫県神社庁「大賣神社」
いつも応援いただきありがとうございます。荘厳な雰囲気のお社も素晴らしいですが、こんな明るくてかわいいお社もいいですね。境内はきれいに掃き清められ、禊の小川はさらさら流れ。これで花粉さえなければっ。帰宅して画像を見て、驚愕してゾンビです。



ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
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