丈六寺。徳島県下最古の木造建築の山門と辰姫様

こんにちは。


本日は徳島市丈六町の丈六寺に武者修行お参りです。

「瑞麟山慈雲院丈六寺」は曹洞宗。

文化財が多く「阿波の法隆寺」とも称される阿波最古の名刹。
にも関わらず、四国霊場の札所には入っていないのは、弘法大師が修行した時代よりもずっと古くに創建されたから。


真冬に来た私が悪いの。紅葉の時はさぞかしきれい。


なぜ「たのもーぉ」と言う。


渋い風景。

丈六寺は672(白鳳元)年に開かれたと寺伝にあります。


高野山奥の院の如き巨大な五輪塔。

現在の伽藍が整備されたのは、室町時代末期の1466年。

室町幕府相伴衆、阿波国・三河国・讃岐国の守護の細川成之(しげゆき)が高僧金岡用兼禅師を迎え曹洞宗に改め、中興開基。

うふふふ。細川成之ですわよ、奥さま♪



中世においては、阿波国守護細川家により手厚く保護された丈六寺。

阿波徳島藩主となった蜂須賀家が引き続き寺領200石を給し保護。


堀端の石積すらワクワクします。さあ、いよいよ・・・。


ぎゃー。

軽く二日酔いです。どうしようどうしよう・・・o(T△T=T△T)o


こそーっと。こそーっと。


見事な山門(三門)。徳島県下最古の木造建築物。

会いたかったの。


(クリックで拡大します)


しもたー。息、吐いたー!

・・・。

ちゃんと山門の横から入れていただけます。


丈六寺境内。

1629(寛永6)年。藩祖・蜂須賀家政が四女・辰姫(戸田忠光の正室)供養のために方丈を再建し寄進。


【辰姫(実相院)とは】

戸田忠光(家康の甥)の正室。

戸田忠光は、信濃国松本藩主の松平康長(戸田松平家)と松姫(家康生母・於大の方と再婚相手の久松俊勝の間の娘。家康養妹)の次男。

兄が死去して嫡子となるが、家督相続前に逝去。享年32。

辰姫も同年、世を去りました。

子に上野七日市藩主・前田利意の正室となる二の丸殿。


因みに、家政の娘の一人は井伊直政次男で彦根藩2代藩主の井伊直孝に嫁ぎ、以降何度も蜂須賀家と井伊家は婚姻関係を結びます。



丈六寺・本堂。

蜂須賀家政が再建した時は方丈でしたが、明治に釈迦如来を本尊として安置した為、今は本堂に。

時計回りにぐりーんっとしまーす。


建物は簡素でも味わい深いです。


徳雲院。ここにはあれがあるのだ。次回なのだ。覚えておいてねっ。


ぐりーん。


山門内側。


とても大きな鐘楼。


僧堂。


奥に見える建物が経蔵。

はい。一周。


1629(寛永6)年再建の本堂。

きっと家政もお参りしたことでしょう。


違うでしょ。瑞麟山慈雲院丈六寺です。


本堂右横。


特別公開時以外は非公開。


謎。


蜂須賀家の皆さんも来たのかな。


新緑や紅葉の季節はきれいだろうな。


経蔵。


(クリックで拡大します)


経蔵は、細川真之(さねゆき)の寄進。

細川真之は阿波守護・細川持隆の子。

真之の時代になると、細川家は三好実休とその子の長治が実権を握ります。

真之は新たに台頭してきた土佐の長宗我部元親と手を結び、長治を滅ぼしますが、1582(天正10)年に長治の実弟の十河存保(そごうまさやす)に攻められて自刃。


さて。この奥に回ります。



蜂須賀家一門と重臣の墓が立ち並ぶ観音堂の一角。



この奥に、蜂須賀家政の四女、辰姫の墓所があります。



辰姫の供養のために方丈を再建・寄進した蜂須賀家政。
家康の甥の正室となりながら若くして他界した娘を思い、ここを訪れたことでしょう。


辰姫(実相院)の墓所は重臣達に守られるようにひっそりと佇んでいました。


いつも応援いただきありがとうございます。阿波国守護細川成之が中興し、蜂須賀家政が再建した丈六寺。細川家や蜂須賀家に係わる文書等を多く所蔵しています。秋の特別公開時以外はひっそりとしたお寺。さて、ここの真骨頂は次回。長宗我部元親の登場です。
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ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
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非公開コメント

No title

こんにちは。
[・△・]超元気ですよ。
黄砂も花粉もへっちゃらさ(笑)
私は黄砂は駄目だけど…

なかなか渋いお寺ですね。
人が多いのは苦手なので、このぐらいひっそりしてるほうが好きです。

No title

簡素な中にも豪壮で立派なお寺。
これは、かなりの広さなんでしょうね。
それにしても、中に入れて良かった。
蜂須賀家政公は、辰姫様を可愛がっていらしたんでしょうね。

No title

つねまるさん、こんばんわ~♪

寂しくなるくらいにひっそりしていますね。
葉の落ちた木々と朽ちた壁のせいもありますけど、、

元親さんが三味線を担いで登場するのだろうか。
楽しみです♪

No title

渋い~~大人?の魅力ですね^^
白壁が剥げた跡・・・たぶん、夜中に見たら色々何かと勘違いして腰を抜かします。

墓所なのに苔ティッシュ効果でアート仕様に見えるのが古刹の味わい。
いい枯れ具合です~~~(人´∀`).☆.。.:*・

次に何があるのだろう~おあずけワンコしてます~
ぽちぽちぽちーーー

宙海様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

>[・△・]超元気ですよ。

[・△・][・△・][・△・]←かわいい(≧∇≦)

なかなか渋くていい感じのお寺でした。
都の寺院も素晴らしいですが、ひっそりとした佇まいに惚れてます。
蜂須賀、細川、等々、お目当てがいっぱいなので尚更でした。

黄砂、嫌だなぁ。お互い何とか乗りきりましょね。

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

蜂須賀家政時代と阿波国守護の細川時代の建物が混在した、とても素晴らしいお寺でした。
生々しい戦国の舞台となっており、見るもの全てがとても興味深く。

蜂須賀家政の娘への愛情も、ひしひしと感じられますね。

乾いた言い方をすれば、徳川と姻戚関係を結んだ矢先の不幸。
政治的に大きな痛手であり、松平家への体面もあり本堂寄進となったのかもしれませんが、ここはやはり家政の娘への愛情だと思いたいです。

piglet01様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

それはもう、寂しくて寂しくて。さらに、次の記事に書くので内緒にしてますが、怖くて怖くて。

淡路島の賀集八幡のような、簡素な造りがお気に入りです。

元親さんは、どえらく悪者になって登場です。おほほほ。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

渋くていい感じのお寺でした。
二時間ほど滞在していたのですが、誰にも会わず。寂しい。

朽ちた壁、実は構造が見えて勉強になったりします。ふふ。

高野山奥の院では大名級の巨大な五輪塔が立ち並ぶ様は、圧巻です。
25万石は伊達じゃないですね。
蜂須賀家内独特の主従関係を反映しているような、そんな墓所。

次は、ちょっと、いろいろです。
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