クリスマスツリーはいつ片付ける?顕現節まで待つの。

素朴な疑問。クリスマスツリーはいつ片付けるのか。

だって季節のものにはそれぞれのお片付け時が。
そこで少しキリスト教の節句について。

イエスの誕生日・クリスマス(降誕祭)当日の前後にはそれぞれ待降節と降誕節があります。
待降節は、降誕祭前の4週間(日本では11月30日間近の土曜の夜から)。

特別なカレンダー(アドベントカレンダー。ビンゴのように一日ずつ穴をあける形が多く、お菓子が潜ませてあったりする楽しいもの)で指折り数えます。
日曜毎にアドベントリースに飾ったろうそくを灯します。
4本全てに灯したら、降誕祭。

イエスの誕生日。

東方の三人の博士は、イエスの誕生時にはまだ「ベツレヘムの星」に導かれて旅の最中。

途中でヘロデ王に「ユダヤの王はどこでせう?」と聞くおっちょこちょいな三人組。
自分以外の王が生まれたのかとヘロデ王があせり、ベツレヘム中の2歳以下の男子が皆殺しになるオチ。

彼等がたどり着くまで数日。

東方の三人の博士がベツレヘムのイエスのもとにたどり着き、イエスの誕生を祝った1月6日を記念して「顕現節」(エピファニー)といいます。

三人組が乳香、沈薬、黄金を捧げたときをもって「イエスが公に現れた」、つまり「主の公現」の日。キリスト教においては節目の日。
救世主が現れ、世界に救いがもたらされたことを感謝する期間「降誕祭」(12月24日日没後)から「顕現節」(エピファニー)前日までが「降誕節」です。

従って、1月6日「顕現節」が過ぎてからクリスマスツリーを片付けるのです。
しかし、師走には大掃除をして新年を迎える準備をする日本においては。

お正月に親戚が集まったりお客様が来たりしたときにクリスマスツリーがあるのはちょっと恥ずかしい。

年越し蕎麦食べて、紅白見る頃にはうっすらと酔ってるし。

除夜の鐘の頃には酔い潰れてるし。
鐘がひとつ、鐘がふたぁつ・・・Zzz

同行者に「奈良漬が歩いてる」と言われようとも根性振り絞って初詣。お神酒で迎え酒。
お寺や公共放送や神社やと、ちょいと多忙である日本ではどうするのか。
ちゃっちゃと片付ければそれでいいですよ、日本には日本の文化があるのですもの、って神父様が言ってました。
いつも応援いただきありがとうございます。神父様のお言葉は元も子もないお話になってしまいますが、年末年始の日本の習慣から考えれば至極ごもっとも。キリスト教には本来クリスマスツリーを飾る規定はなく、ドイツの樹木信仰を取り入れた習慣が19世紀以降に北ヨーロッパに広まったものですから、そこは臨機応変ってことでしょう。



ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
リクエスト戴いた画像の説明は続きで。
「雛人形」兵庫県たつの市
「クリスマスモニュメント」阪急うめだ店
「あひゃ狛犬」和歌山県東牟婁郡串本町の潮岬本之宮神社
「夜明けの風景」同上橋杭岩
「だるまさん」大阪府箕面市の勝尾寺
「ぬかづく少年」滋賀県日野の馬見岡綿向神社「桜井の別れ」像
「ちゅんちゅん3羽」滋賀県長浜市豊公園
「蕎麦」滋賀県西浅井町水の駅あぢかまの里
「鐘」和歌山県那智勝浦の阿弥陀寺「亡者のひとつ鐘」
「神社」熊野那智大社の本殿