豊臣家墓所に不在の人あり。焼き討ち寸前だった高野山。

こんにちは。


今は静かなたたずまいの高野山奥の院。



高野山も、存続の危機あり。

荒木村重残党が高野山に隠れたとき。
高野山側が探索の足軽を斬り、荒木残党の引渡しを拒否したため、信長が激怒。

信長は高野聖を捕らえて安土に集め、処刑。その数たるや、数百人。


高野山は、足軽が乱暴狼藉を働いたからだと伝えておりますが。

信長を怒らせてしまった。

比叡山の惨劇、高野山で再び!?

そこへ本能寺の変。


明智光秀墓所。


織田信長墓所。
供養塔には、「天正10年6月2日」(本能寺の変の日付)と戒名。
菩提寺は「悉地院(しつじいん)」。
信長の家臣の弟が住職を務めていた寺院。現・無量光院。

高野山は降伏することなく、ピンチから脱出。一旦休み。

そこへ。

今度は秀吉からお使いが来ます。



「これまでに拡大した領地の大半を返上すること、武装の禁止、謀反人を山内に匿うことの禁止などの条件を呑まねば全山焼き討ちする」と。

高野山の僧侶達の評定の結果、条件を全面的に受け入れると決定。

客僧の木食応其を使者に立て、応其は「高野重宝の嵯峨天皇の宸翰と空海手印の文書」を携え、秀吉と面会。

応其の弁明を秀吉は受け入れます。



滅亡を免れた高野山は、太閤検地終了後の1591(天正19)年に1万石の所領を安堵されます。
さらに木食応其に帰依した秀吉は、応其に1千石を与えます。

1592(天正20)年、大政所追善のため剃髪寺(青巌寺。現・金剛峯寺)を建立した際に秀吉から1万石寄進。

計2万1,000石となりました。
江戸時代もこれが寺領となります。


豊臣家墓所。

小さな五輪塔は、碑名によると、秀吉の母、姉、弟夫婦、鶴松が確認でき、さらに淀殿と推定されるとのこと。
建立は天正15年から20年。

中央の大きい五輪塔が秀吉の供養塔。
昭和14年に京都の豊国廟から霊土を移して建立。

高野山には秀吉の墓所がなかったのですねぇ。ついでに、ねねさんの墓所もありません。

謎です。


いつも応援いただきありがとうございます。豊臣秀吉の墓所が江戸時代にはなかったということ。ここ、ポイントですね。高野山の所領を安堵したり寄進したのに、なぜなのかしら。次回に続く・・・。
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ


ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは。
高野山、行った事がありません。
山上に一大都市が現れるって本当でしょうか?
上田秋成の「雨月物語」が好きなんですが、「仏法僧」に出てくる豊臣秀次の墓所は、この豊臣家墓所でしょうか。
この世ならぬものが存在しそうで、たまらなく惹かれますね。

No title

おばんですばーい♪

高野山危なかったなぁ~、焼討ちにされずによかったですばい。

つねまるさんが触れていたけど、高野山の墓標はだれが
建立したのでしょう。

徳川家が立派すぎるので、秀吉さんは消えたのかもしれませんが、
三成くんの墓標は誰が建立したの・・・。

今夜、夜更かしして考えてみましょう^^

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

高野山は、山の上のひとつの街です。今やコンビニもあります。4000人弱がお住まいですの。

「雨月物語」の「仏法僧」の秀次の墓所は、京都の瑞泉寺です。
ここは、三条河原跡に建ち、お寺の名前は秀次の戒名から。

秀次は高野山金剛峯寺で切腹。
京都の三条河原で首をさらされ、その前で妻子が処刑されましたが、その首が河原に埋められた時の「秀次悪逆塚」と刻んだ石櫃が、瑞泉寺の秀次供養塔です。供養した僧が「秀次悪逆」の四文字を削り取ったとか。

高野山の秀次の墓所は、光台院の裏山にもあります。

「雨月物語」、いいですよねぇ。お話の展開は能楽と似ているんですよー。

「菊花の約」が好きです。うふ。

piglet01様

こんにちは。ですばーい。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

高野山、ぴーんち、でしたねぇ。
その頃は僧兵もいたでしょうが、火焔放射器には勝てませんからねぇ。

三成の墓所はほんとに誰が建てたのでしょう。
一族根絶やしにされたわけではないので、どこかの誰かかなぁ。

夜更かししても、わからなかったです。
一日が30時間あればいいのにな。
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼