牛鼻神社。紀州最古の社。ぴゃー狛犬。

こんにちは。


牛鼻(うしはな)神社。

場所は、三重県南牟婁郡紀宝町鮒田字右市ヶ鼻(旧住所)。


鮒田水門の横に鎮座する古社です。

目の前には相野谷(おのだに)川、横には熊野川。熊野川の河口まで数キロ。
熊野川を挟んで対岸に、和歌山県新宮市。熊野速玉大社、新宮城(丹鶴城)の森が見えます。


牛鼻神社・拝殿。

【創建】
言い伝えでは5000年前。紀州地方最古。


ぴ、ぴゃー?


1862(文久2)年11月生まれの狛犬くん。ひゃくごじゅうにちゃい。

訪問日は11月3日。秋のお祭り当日でした。


いっぱい取るんだぞー。


後ろ!後ろに、なんかおる!


そうだろうとも。


うしさま、すみません。

そう、ここは「牛鼻神社」。

江戸時代、役牛による耕作が始まった頃から、牛の守り神として、字名の「右市ヶ鼻(うしがはな)」にちなんで牛鼻と呼ばれるようになりました。

また、神武天皇東征の折に「牛の鼻」を繋いだとも伝えられています。


神明造の本殿。

【祭神】
国霊日女尊(くにたまひめ)
高倉下命(たかくらじ)
大屋島子命(おおやしまこ)
誉田別命(ほむたわけ)
詞遇突智命(かぐつち)
天児屋根命(あめのこやね)



「日本記に日く、景行天皇重ねて南方の悪神を征し給う時、三輪崎荒坂山に軍立し給い、御陣を秋津野に召されて日久しく御粮尽きける時に、熊野村の千翁命稲千束奉りて奉救す。

依って御陣堅固になり悪神共無為に治まる也。
天皇御感のあまり千翁命姓を給い穂積と号す。

命に三子あり、榎本、鈴木、宇井、日本武尊熊野村に御鎮座の時、大成榎本の元に檀を築き鈴をもって奉迎するに、右の功を称して三子の屋号とするという。

故に本社の祭神は熊野三苗はじめ熊野地方一帯の祖神を祀るところ也。」(現地説明書より引用)



熊野村の千翁命が、景行天皇の悪神退治の時に兵糧を差し入れた。天皇軍、勝った。

その功績により景行天皇から「穂積」の姓をもらった。

その子は三人。日本武尊が熊野村に鎮座の時、檀を築き鈴をもって奉迎したら誉められた。

「榎本、鈴木、宇井」の屋号をもらった。


榎本、鈴木、宇井は熊野速玉大社の神官。

この三氏の祖神が「穂積臣」、さらにその祖神が「千翁命」だと。
牛鼻神社の祭神はこの「千翁命」と熊野地方の祖神という説明。


また、熊野三山の神々が新宮市のゴトビキ岩に降臨し、阿須賀神社へ引っ越す前に一時的にここに鎮座したとも。



お手伝い、えらいねー。


ちゃりん。


どしたのかな。



平成23年9月の台風12号の大水害。


ここまでお水が来たのです。
社殿は、一枚目の画像のように高くなっているのに。


またねー。

いいお社でした。


住所
三重県南牟婁郡紀宝町鮒田1509

ちなみに、ここ鮒田は、弁慶の産まれたところ説あり。


いつも応援いただきありがとうございます。熊野川が和歌山県と三重県の県境になっているので、行政区画では分かれていますが、熊野三山との関わりもみられる古社でした。河口に近いので、古代集落や祭祀の場所があったのかもしれませんね。
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ


ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんはー!
いつもお世話になっております!!
ひゃくにじゅうごちゃいの狛犬ちゃま、すっごいいい笑顔でいらっしゃいますねー!!!
うし様(はまだお若いですか?)と一緒にこわい水害観られたんでしょうか・・狛犬さま、いろんな歴史観られて来たお背中から何ともいえない香りがしそうです~

もう、もう~、牛さん

牛鼻神社だから、牛さんが偉そうなんですね。
キックしてみたらよかったのにー
「うもぉ~」と怒ったかも・・・♪

暴れん坊の武蔵坊弁慶さんは、こちらの生まれですか。
五条大橋で義経さんと巡り会わなかったら、ただの恐喝野郎?
人の人生は出会いなのでしょうか。

弁慶の泣き所は、確かに痛いっす͒˃⌂˂

おきまちあき様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。お返事が遅れまして申し訳ございません…。

>ひゃくにじゅうごちゃいの狛犬ちゃま、すっごいいい笑顔でいらっしゃいますねー!!!

ねー!境内に入った瞬間、やたー!って感じで。
笑顔の狛犬ズが大好きでございます。
ぬいぐるみにしてほしいなー。毎日むにゅむにゅしてあげるのになー。


>うし様(はまだお若いですか?)と一緒にこわい水害観られたんでしょうか・・狛犬さま、いろんな歴史観られて来たお背中から何ともいえない香りがしそうです~

水害の規模が大きすぎて、この辺りは今も復興作業が続いています。
熊野川が蛇行する外側に鎮座しているので、流れも速かったりしたのかな。
集落の方々も怖かっただろうと思います。
うっしーは十津川村の方が奉献されたようで、まだ狛犬ズに比べたら若いのですが、牛鼻神社に牛を、っておされな感じがかわいいなーと。

piglet01様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。お返事が遅れまして申し訳ございません…。

>牛鼻神社だから、牛さんが偉そうなんですね。
>キックしてみたらよかったのにー
>「うもぉ~」と怒ったかも・・・♪

罰当たりめー。
花粉症で滝の鼻水だったので、お鼻の炎症が治まりますように、ってお鼻を撫でてきました。
びみょーに間違えた気がします・・・f(^_^;


>暴れん坊の武蔵坊弁慶さんは、こちらの生まれですか。
>五条大橋で義経さんと巡り会わなかったら、ただの恐喝野郎?
>人の人生は出会いなのでしょうか。

>弁慶の泣き所は、確かに痛いっす͒˃⌂˂

弁慶の産湯の碑なども鮒田にあります。
出身氏族の鈴木氏は熊野水軍一族なので、きっと海で遊んでいたんでしょうねー。

能楽「橋弁慶」は五条大橋での二人の出会いの話で。

「牛若、彼(弁慶)をなぶってみんと。行き違い様に長刀の。柄元をはっしと蹴上れば」と、先にちょっかいだしたのは牛若なんですよー。

ちゃんばらを繰り広げたあげく、長刀を落とされて牛若の素性を聞き
「位も氏もけなげさも良き主なれば頼むなり」
と、弁慶はお仕えすることに。

弁慶のおとし所は、かわいい美少年、ですかな。あ、泣き所の話でしたー。はははーf(^_^;
プロフィール

つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

◎画像の著作権は放棄しておりません。
◎画像と記事の無断使用厳禁!!
◎丸パクリには断固抗議する!!

◎リンク戴く際はご一報下さい。御礼させて戴きたく。
◎一言でもコメント戴ければすごーく嬉しいです。

尚、メールでのお返事は致しませんので、コメント欄をご利用ください。

宜しくお願いいたします。

参加してます♪
にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
最新トラックバック
ブログ村さんに参加中
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ご来場御礼