厩戸皇子母の疎開の地。丹後の間人で日本海ざぼん。

えへへへ。

日本海は、波までもが紺色です。腹の底に響く波の音。

ここは、丹後半島の西北にある「間人」の、後が浜。
間人は、たいざ、と読みます。

るるるん♪
間人と書いて、はしひと、と読むひと、だーれだ。
はい。用明天皇の后で、厩戸皇子のおかーさんの、穴穂部間人皇后です。
物部(日本古来の神派)と蘇我(仏教推進派)が互いに争った時、間人皇后がここに疎開してきました。

皇后の御領だった関係で、斑鳩の宮からはるばる疎開。

争いが終結し斑鳩へ帰るときに、とてもお世話になったから私の名前を地名にしてもよくってよ、と言います。
おそれ多いっす。
そこで、地元の人々は、間人皇后がこの地を去る→退座する→たいざ、と呼ぶようになりました。
さて。
間人皇后の疎開には、東漢直駒(やまとのあたえこま)、穂見中江磨(ほみのなかえまろ)等7名が供人として同行。
うち、東漢直駒(やまとのあたえこま)の子孫が東姓を名乗り、竹野川を中心に交通運輸を司るようになります。
(供人で来たのに、何してたのかねぇ、直駒くんは)

そして、水無月神社を建立。
現在は、近隣の斎宮神社の宮司さんが7月28日の祭事を司っているとのこと。

近づけば、柱状節理の巨大な岩です。
厩戸皇子の異母弟・麻呂子(まろこ)が、悪い鬼を退治しこの立岩に封じ込めたなんて伝説があります。

これでも京都府ですよー。
いつも応援いただきありがとうございます。間人といえば、間人ガニ。松葉ガニの中で、丹後町間人漁港で水揚げそれるカニを特にこう呼びます。捕れる量がとても少なく「幻のカニ」と言われ最高級品だとか。食べたい。でも、高い。カニカマでいいや。



ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
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