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ひもろぎ残る産田の社。さんま寿司は弥生時代土器で召し上がれ。

こんにちは。

閑話休題再び。三重県熊野市の産田神社に戻りまして。


神生みのイザナギとイザナミ。


イザナミが火の神カグツチを産み、体を焼かれたところ。


丹波佐吉の美形狛犬の後に勇気を振り絞って登場。


この二人がいるとこ産田神社。


カグツチの誕生の地。


本殿の両横に、古代祭祀の跡、ひもろぎがあります。
神社の由緒書きによると、日本で二箇所しか残っておらず大変古くて珍しいとか。あと一ヶ所はどこなのかな。


撮影するのは憚られました。


こんな感じ。平たい石と周りを囲む小振りの石。

日本の古代においては神社に建物がなくこの「ひもろぎ」と呼ばれる、石で囲んだ祀り場(祭祀台)へしめ縄を張り神様を招きました。

ひもろぎ、とは、神霊「ひ」、天下る「もろ」、木「き」。


産田神社は伊勢湾台風の時に境内の樹木等に甚大な被害を受け、その際の調査によりここから弥生時代の土器が多数発掘されました。

日本の米作りが始まった頃に既にここは神々の宿る地であったのでしょうか。

この「ひもろぎ」に神を招く行いは、身近なものでは地鎮祭で見ることができます。祭祀始めの時の「降神の儀」。


神主さんが「むにゃむにゃむにゃ、・・・おおぉぉー」と言う、あれです。

臨時に作ったひもろぎに神を招き、地鎮の儀を執り行います。そして、最後に「昇神の儀」でお帰りいただきます。

素人には同じに見えまする…。

神事が終わると、神様に供えた神酒と供物を分け合います。
「神酒拝戴」と「直会(なおらい)」

産田神社では祭典の際、拝殿で行なわれる直会(なおらい)の時に「ホウハン」という特別な膳が出ます。


「ホウハン」の献立は、●米飯に白味噌を使った味噌汁をかけた汁かけご飯一碗●さんまを腹開きにし、骨を残したまま握ったすし●生魚を細かく切ったものに唐辛子だけであえ、二切か四切を皿にのせた「アカイ」など。

この献立にある、さんまを腹開きにし骨を残したまま握ったすし、が、ここ熊野市から那智勝浦にかけて名物になっている、「さんま寿司」のはじめだと。


で、さんま寿司発祥地。

今が旬の秋刀魚。この辺りにたどり着く頃には脂が落ち、引き締まった身になってます。それを干してさんま寿司に。美味しいですよー。

産田神社。境内をうろついててこんなものも発見。

盛った砂で囲まれたとこ。この奥に…


ズームって、ありがたい。

ところで。

ここに来て嬉しかったことがありました。
神社横の川、3年前の水害で落ちていた橋。


よかったー。


いつも応援いただきありがとうございます。カグツチの産まれたのが先か、弥生時代の祭祀始めが先か。うーん。やっぱ、弥生時代には既に火を使ってたから、カグツチ誕生が先?
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ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。


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非公開コメント

こんにちは~

「ひもろぎ」、というんですね。
ほおお~~、初めて知りましたよ。
しかも、神社で残るのは二箇所しか
残ってないとは、貴重ですね。

>干してさんま寿司
これも初めて知りました。
食べたことないです。
興味ありま~す!

ゆず様

こんばんは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

ひもろぎには八百万の神の誰でも呼べるのかしらー?っと、わくわくします。ひもろぎ、という言葉の響きがいいですよね。

自然に八百万の神を見出した古代の人々のように、熊野にはなにかがいそうな…そんな雰囲気のお土地です。

この日は晴天で暑くて。じゃばら、という柑橘類のジュースをがぶ飲みしました。和歌山県北山村が産地なのですが、「邪気を払う」から「じゃばら」というそうで。炭酸水に搾って入れたい酸味の味です。

No title

こんな感じで古事記を出版してくれたら買います!(笑)

yuki様

こんばんは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。読み逃げばかりで失礼しております。

うふふ。おほめいただき、感謝です。
古事記も日本書紀も、文字で読んでると途中で挫折ばかり。難しいですよねぇ。はー。
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