藻塩焼く人淡路島の人

こんにちは。


もこもこ君も今頃は大人になってますかねぇ。


明石海峡大橋です。


久々の淡路島のご紹介です。もちろん…


画面いっぱいの生しらす丼。夏限定。うまーうまー。


この生しらす丼は、道の駅あわじ。


さて。淡路島を反時計回りに回ります。

松帆の浦から対岸を見れば、明石海峡を走る様々な船に出会えます。

『名寸隅(なきすみ)の 船瀬ゆ見ゆる 淡路島 松帆の浦に 朝凪に 玉藻刈りつつ 夕凪に 藻塩焼きつつ 海人をとめ ありとは聞けど 見に行かむ

 縁(よし)の無ければ ますらをの 情(こころ)は無しに 手弱女(たわやめ)の 思ひたわみて 徘徊(たもとほ)り 吾はぞ恋ふる 船楫を無み』笠金村(巻6-935)


この長歌は726年、聖武天皇の印南野行幸の折に供していた笠金村が現在の明石市から松帆の浦付近を遠望して詠んだもの。

万葉集で「塩焼く」という歌はいくつかありますが、「藻塩焼く」と詠われているのは淡路島の一例だけ。


『来ぬ人を 松帆の浦の 夕凪に やくやもしおの 身もこがれつつ』藤原定家

『百人一首』で有名なこの歌。現在製塩は行われていませんが、とかく都の人は汐汲み、焼き塩、製塩の姿にえらく情緒を感じたようですね。


製塩が行われていた遺跡が西岸に残ります。それは、ここ。「貴船神社遺跡」。


貴船神社は海を見下ろす小さな丘陵に建ちます。
海と丘陵の間に南北に細長く広がった砂堆の上に立地している遺跡。



現地看板の写真。
発掘調査は、平成7年7月から12月まで行われ、その結果、古墳時代中期から奈良時代(5世紀から8世紀)にかけての製塩遺構が発見され、兵庫県下では初めての本格的な製塩遺跡となりました。


【お塩の作り方】
まず海水を煮詰めて濃縮。それを土器に入れ、炉の上に並べて煮詰め、水分を蒸発させて、残った塩だけをとり出します。この時にに使う土器を「製塩土器」と呼びます。


石敷炉(いしじきろ)の多くは径60cm㎝から120cmの規模で、形は円形や楕円形等いろいろ。炉は、確実なもので22基発掘。

石を敷けば地べたで焼くより、熱効率よく焼けます。
四角い器より丸い器の方が火に接する面が多く、これまた熱効率よく。


使われている石材にはチャート、花崗岩,砂岩など。花崗岩や砂岩は焼けると割れやすいので、元の形を残していないものも。

製塩土器は、塩水を煮詰め塩を取り出した後、廃棄されるため、炉の周辺では多量に出土します。

見つかった製塩土器は、弥生時代の終わり頃から奈良時代までのもの。特に古墳時代後期の製塩土器は、層になった状態で出土し、土器捨て場そのものだったので、恐らく、この地で塩づくりは、この時期が最も盛んであったと思われると。


発掘されたたこ壺。


同じく発掘された新羅陶器。あひゃひゃひゃー。


製塩作業の想像家族。おかーちゃん、頑張る。

他に竪穴住居跡2棟と墓が見つかっています。住居跡は、1辺4m前後の方形。北側に竈(かまど)を設け、砂地のため床面には粘土敷き。



こんな日常だったのかな。

それから、墓は、石を組み合わせた箱式石棺ですが、地滑りの影響で壊れています。幅40cm・長さ170cm以上の大きさ。
箱式石棺の内側が焼けていて、その原因・主旨は不明。副葬品は未使用の製塩土器だけで、他のものよりは丁寧に作られていたそうです。(以上説明は現地看板による)

さて。帰る前にご挨拶していきましょ。

復元家族が楽しかったです。


龍かと思ったらタツノオトシゴでしたか。


お参りして、ちょっと泣く。残念。



在庫全部持っといでー!!


いつも応援いただきありがとうございます。古代の淡路国は、『延喜式』や平城宮出土の木簡から、税として塩を納める国だったことが知られています。海岸部では、製塩土器を出土する遺跡が点々と見つかっていましたが、これまで炉跡を伴った製塩跡はなく、淡路での塩づくりの様子が具体的に明らかになった遺跡として貴重です。

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No title

こんばんは~♪
いつもありがとうございます。
明石のタコは美味しいそうですね^^
どなたかから聞いたのですが、明石のタコ入りたこ焼きはお値段が高いとか(笑)

まり姫様

こんばんは。ご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

明石のたこのたこ焼きはお高い?ほほー。ではきっと、大阪のたこ焼きには入ってないですね。たこ焼き懐石の店ならあるのかしらー?

お出汁にちゃぽん、っと、玉子焼きなたこ焼きを浸して食べる明石焼き食べたくなってきました…(^◇^)
明石焼き丼なんてのも、あります。お出汁をかけて食べます。
炭水化物on炭水化物。でも美味しいですよー。
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