社殿のないお社、神戸神社。

こんにちは。


東牟婁郡古座川町高池宮ノ下付近の古座川。


東牟婁郡古座川町高池宮ノ下に鎮座する、神戸神社。

コウベ、コウド、カンベなどの呼び名があります。

高池の地名は

「江戸時代天保年間(1830—44)に編纂された『紀伊続風土記』によると、当神戸神社の鎮座する古座川町高池宮ノ下は、三前郡高川原村にあたり、『中湊村の乾に村居相接して、古座川に添ふ、土地高き川原なり、因りて名とす、村居百年許前は山手にありしといふ』と記して村名の由来を記している。」(和歌山県神社庁「神戸神社」より引用)

とあり。

この三前郡高川原村付近、古座浦の地に住んだ高河原(高川原、高瓦)氏があり。

これが誰かは、前記事にて。

さて。


足がにょきっと生えております。

ぬりかべぇ~の親戚的な。


今回、古座川へ向かったのは、社殿のないお社が目的。

この村に「村中にあり木を神躰とす」として「神殿(カウドノ)明神森」があり、これが今の神戸神社だとか。


ご神体は、き。

そもそも、鳥居、拝殿、本殿などが整えられたのは、明治。

三重県、和歌山県では神社合祀が甚だしく、いわゆる「一(町)村一社」の号令のもと、生き残るためには「境内地百五十坪以上、本殿三坪以上、拝殿三坪以上(または本殿拝殿兼用五坪以上)、鳥居を有する神社」が必要でした。

自然信仰とは、そこにある自然に神を感じてご神体とします。

よって、ちんまりとした社殿の中に無理くり名付けた「神様」を収納する必要なんてそもそも、ない。

しかし、和歌山県の明治は、それを認めず。

お仕着せの「神社」の定義にそぐわないものは、どんどん合祀「されて」しまいます。

よって、この神戸神社のように、鳥居も社殿もない形を残す神社は貴重だと。

そゆこと。


社殿って必要かね?と考えてみる。

仰々しく整えられた大きな神社より、私は、こっちが好きです。


お好みです。


弁天島は島そのものがご神体。


三重県熊野市の花の窟神社は、岩がご神体。

ですから、


「木を神躰とす」る神社も、あり。


隅の方に見える建物を本殿と勘違いしがちですが、


中を拝見すると、お狐様。


和歌山県神社庁によれば摂社稲荷社。が、この建物の前には


金毘羅ほにゃらと読める石灯籠。奉納年代、読み切れず。

・・・ふー、あー、ゆぅ?


ここは、大きな木があるねぇ、いいねぇ、で納めましょう。



いつも応援いただきありがとうございます。
毎年のことながら、まだまだ終わらない忘年会。最終日は、大晦日。でも、なんだーかんだーと言いつつ集まってくれる友人に感謝です。こちらの神戸神社のお正月は、きっとご近所の皆様で、穏やかだけど幸せでいっぱいなのだろうなぁと思います。

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お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
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こんばんは

今年一年、楽しくてしかも為になる記事をありがとうございました。
目から鱗が、度々落ちていましたよ♪

お陰で、今年は狛犬の話に加えて、
島根県にも愛着を感じることができました。
「たたら侍」の映画も見たいですね。
今朝の新聞に1面使って広告がありました。

来年も楽しい話を待っています。
どうぞ 良いお年をお迎え下さい。

面白かったです

ヨリックです。数々の面白いコメントのついた写真をたくさん見せていただきました。
毎日楽しみにして見ておりました。
来年もまたたくさん見せていただきたいと思っております。

one0522様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

こちらこそ、つたない記事への数々のあたたかいコメント、ありがとうございました。
とても嬉しかったです。

あっちやこっちやと明後日の方向ばかりを放浪しておりますが、楽しんでいただけたなら、幸甚に存じます。

島根県をゆったりとご紹介できて、私も楽しかったです。
神話の世界より、たたらや、鉱山のような現実的なものへの興味の方が私は強いみたいです。

神社紹介でも、制度といいますか、法律的な視点(そんなすごいものではないですが)の方が面白いです。

たたら侍、見たいですねー。

宣伝ポスターは、記事にも致しました、菅谷の高殿が使われているそうです。

来年は少しゆっくりしようかと思っておりますが、またどこかで何かに夢中になるのだろうなーっとワクワクです。

本年もたいへんお世話になりました。
心より御礼申し上げます。

one0522様も、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

ヨリック様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

何とか手作りでお楽しみいただければと始めた写真加工ですが、楽しんでいただけたなら、幸甚に存じます。

ほんとに、とても嬉しいです。

あちこち行くと、山とか岩までもが、「あのねーあのねー」っと言ってくるので、実は笑いながら撮影してます。うふふ。

帰宅したら同じような画面がいっぱいです。おほほ。

来年は少しゆっくりになるかもしれませんが、1日の終わりにお酒でも飲みながら、くす、っとしていただけるようなスタンスは続けていきたいです。

来年もまた何卒よろしくお願い申し上げます。

No title

今年もお世話になりました。


来年がさらなるパワーアップされて、いい年となりますようお祈り申し上げます。

今年もお世話になりました

毎回読み逃げ三昧でございますw

相変わらず記事をアップするペースの早さと内容の濃さには感嘆しております。多芸多趣味もここまでくると超人の領域かと存じます・・・

ここ数日、ようやく信州らしい寒さとなりましたが年を重ねるごとに「寒いのは苦手」となりました(笑)
来年こそは山城バカを離脱し「街道をゆく」シリーズでもと思いつつやっぱり山を眺めておりますw

来年も引き続き楽しい記事を頼みますw
飲みすぎ注意!(ってか人様の事は言えぬ我が身なり・・・笑)

No title

いつも、奥深い話題に感銘しています。毎日、つねまるさんのパワーに元気をもらっています。来年も、ますます、ご発展、ご活躍されることをお祈り申し上げます。

No title

和歌山大好きですよ。ヽ(*´∀`)ノ

古座川の、一枚目の写真付近だと思いますが、川の西岸に修験者が禊ぎする場所が有ると、以前行った時、人に教わりました。

もうずっと前の話で、忘れかけていたのですが、つねまるさんの写真で思い出しました。


今年もあと少し。
どうぞ 良いお年を。

たっつん様

こんにちは。
本年もご多忙の中のご訪問とコメントをありがとうございました。

たっつん様のおかげで狛犬さんに出会う楽しさを改めて感じた年となりました。

こちらこそ、来年もまた何卒よろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。

らんまるせんせ

こんにちは。
本年もご多忙の中のご訪問とコメントをありがとうございました。

こちらこそ大絶賛読み逃げ犯となり、失礼しております。

あっちこっちに視線が向いてはおりますが、根底にあるのはやはり「能楽」で、これだけはぶれないようにしたいです。

らんまるせんせのように、「スペシャリスト」と自分が名乗るのではなく、他の方々から言われるような大人になりたいです。

いつもご謙遜ばかりおっしゃっておいでですが、積み重ねてきた年月と知識量は神様の領域かと存じますわ。

大阪では、ダウンを着ているとお散歩には汗をかきます。

らんまるせんせには、まだまだ、街道よりも道なき道を藪漕ぎしつつよじ登っていただきたいですし、そうでないせんせはらんまるせんせじゃないです。

今回はおせちをちょっと贅沢したので、お酒が進みそうです。
んふふふ。年末年始のために、大事に大事にとっておいた原酒でかんぱいです。

らんまるせんせには、本年もお世話になりました。

どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

chorusan様

こんにちは。
本年もご多忙の中のご訪問とコメントをありがとうございました。

今年は秋から島根県を中心に集中して調べることが出来たので、とても楽しかったです。

来年は、ちょっとゆったりとしようと思います。
chorusan様を見習って、お稽古ももう少し頑張らないといけないです。おほほ。

来年もまた何卒よろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えくださいませ。

山田様

あけましておめでとうございます。

私も和歌山県、特に南部が好きです。

みそぎのお話ですが、恐らくもう少し上流なのかな、それらしき場所があります。
対岸へ渡る事ができなくて断念しました。

古座川には興味深いお社や、後南朝史跡、城跡が点在しており、なかなかよいですね。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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つねまる

Author:つねまる
史跡をちょろ見しながら、景色を楽しむゆっくり旅。地味。

古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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