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塙団右衛門末裔・松江藩鉄師頭取役櫻井家の金屋子神社と鎮守神社

こんにちは。


塙団右衛門を祖とするのは、


松江藩鉄師頭取役の櫻井家。


たたら製鉄操業を松江藩より認められた鉄師9家のひとつ。


こちらは製鉄を教えた「金屋子神」を祀る安来市の金屋子神社。

良いケラ(砂鉄から、たたら製鉄操業で作る塊)が出来ますように、事故なく操業が出来ますようにと、たたらを行っていた人々の崇敬を集めたお社。

各々の操業場にも金屋子神様をお祀りしたため、小さな金屋子神社があちこちに点在しています。

また、今も製鉄会社や日本で唯一たたら製鉄操業を認められている「日刀保たたら」の村下さん(むらげ・たたら操業の総監督の役職名)や刀鍛冶の崇敬が厚いお社です。

※現在の祭神は金山彦。明治に祭神が金屋子大明神から変わっています。


櫻井家住宅の裏山に鎮座する金屋子神社。

櫻井家の周辺にあった「大鍛冶屋」では、たたらで吹いた鉄を練鉄にして出荷。
この「大鍛冶屋」の為に金屋子神を祀ったのがこの金屋子神社。


元文3年(1738)築の櫻井家住宅は、第5代利吉当時のものが現存。

金屋子神社の社殿も当時のもの(棟札が現存)で、住宅等と共に国の重文。

が。

数年前の大雪で社殿が倒壊。

2014年に再建されるまでご神体を仮に祀っていたお社が


櫻井家住宅と川をはさんだ向かい側に鎮座する、


鎮守神社。


「第5代利吉」は、現在の櫻井家住宅を構えた当主。


寄附「櫻井直昇」は、第9代櫻井源兵衛直昇(1827-1861)

第8代櫻井源兵衛脩民(1802-1848)の時に、
松江藩藩主より「代々苗字御免」を許され、御軍用方より葵御紋入り提灯と幟を預かり。

第9代櫻井源兵衛直昇(1827-1861)は、松江藩藩主より「代々帯刀御免」。

櫻井家は、鉄師頭取役を務める町民。

「代々苗字御免」「代々帯刀御免」により、士分格の地位を認められることに。


薄くくりぬかれた鉢、きれいです。


狛ちゃん、思いっきり逆光です。


お賽銭お賽銭と叫ばなくていいのかしら。


はーい。


こちらも、第9代櫻井源兵衛直昇。

狛犬さんがこの時のものかは不明。狛ちゃん、おいくつ?


鼻水出てるよ。


小ぶりながら、島根県有形文化財指定。


振り返ると、狛犬さんが叫んでいました。


櫻井家住宅・可部屋集成館
《住所》島根県仁多郡奥出雲町上阿井1655


櫻井家住宅や鎮守神社周辺は、奥出雲の紅葉の名所です。


参考文献
可部屋集成館展示資料
可部屋集成館図録


いつも応援いただきありがとうございます。
まー、実に山奥の櫻井家住宅と資料館「可部屋集成館」ですが、展示資料は充実しており素晴らしいです。住宅見学の時には、偶然、第13代の櫻井家当主様にご案内いただきました。とってもとってもお上品なおじいちゃまで、ご説明もわかりやすく楽しかったです。島根の旅でたたらにはまったのは、訪ねた先で出会った皆様がとてもあたたかくて、とにもかくにも「たたらが大好き!」でとても誇りを持っておいでなのが一番の要因だと思います。

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お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
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No title

こんばんは~

士分格凄いですね^^
お家が文化財だと維持管理が何かと大変だと思いますが、(地元だと助成金出る)このまま残って欲しいですね。

年齢不詳・美魔女?な狛ちゃん可愛いです
ぽちぽちぽちーーー☆彡

おかげさまで、ちょっとたたらに関心がわいて♡

わたしは皆生から境港まで伸びる弓ヶ浜半島で生まれたのですが、
海の砂が砂鉄で巨大なマーブルケーキみたいになってることを不思議に思わず過ごしました。

こちらでたたらのことを読ませていただいて、
なにげに砂鉄を検索したら、

「中国山地で営まれたたたら製鉄は、かんな流しと呼ばれる手法で山砂を水路に流し、軽い砂を下流に流して採取する。
大量の山砂は、水路から日野川へ、そして河口から海流に乗って夜見島周辺に堆積していった。
こうして夜見の島は段々と太く なり、ついには地続きとなり、現在の中海が形成された。」

とあり、びっくり!

こんな結びつきがあったなんて、
歴史に疎いわたしですが、
面白いと思いました~

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

こちらのお屋敷は今も、櫻井家ご当主やご家族がお住まいなんですよ。
(なので、見ることが出来るのは玄関付近)

国の重文なので何がしかの助成はあろうかと思いますが、金屋子神社の倒壊に伴う復旧と遷宮では、自力でされているように見受けられます。

島根の名士ですから、誇りをお持ちなのかも?

ただ、櫻井家のたたら遺構はここだけではなく無数に広がっていて、代々の墓所が出水などの自然災害で大きな被害を受けており、重文指定を受けている住宅以外の維持管理が大変なんだろうなと思います。

さして観光資源の見当たらない奥出雲ですから、中途半端に「たたら」をクローズアップせず、「たたら」に特化したバックアップをする方がいいんじゃなかろかと。

狛犬さん、微妙に美人なんですよねー。

じーーーーっと見たら、細工がとても細かく丁寧な子達です。

海月様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

自分の地元って、あんまり気にしないですよね。
とおーーくの者からしたら、「んまあっもったいないっ!!」なんですよ。

あら。私が右往左往した弓ヶ浜半島のお生まれですか。
ゲゲゲさんに脇目もふらず、マーブルケーキをうっとり眺めてきましたよん。

境港、巨大な異国の客船が来てました。ビルかと思いました。

いやぁん。たたらに興味を持っていただいて、すごくすごく嬉しいですっ。

そおーなんです。上流でわしわしと山を削って山砂鉄をとったら、大量の山砂や砂鉄が下流へ届き、川は天井川となり、農地は洪水。
採取期間を決めて山砂鉄をとるようになります。

日野川は夜見の島と中海を形成し、斐伊川は出雲大社付近を地続きにしました。
ものすごい土木工事が上流で行われたんですね。

内陸部(国道432とか国道180号線)をドライブすると見える棚田はすべて山砂鉄を採取した後に農地とすることで出来上がった風景です。

特に、横田の棚田は鉄穴流しをした水路と棚田が当時のままに残っていてとても素晴らしかったです。

あ、すごくローカル?
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