石工・川六の狛犬(8)潮津と夏泊の神社合祀。地蔵尊付き
こんにちは。

潮津神社拝殿。

扇形の拝み石。明治のもの。

【祭神】
大国主神(大巳貴神)・八上姫神(大国主神の妻)・保食神・菅原道真
【由緒】起源は不詳。
元は「王子権現」と称し、潮津村の氏神。
最も古い棟札は寛永8年(1631)。
寛文7年(1667)鳥取藩主池田氏より1石3斗5升の社領の寄進を受けます。(『青谷町誌』)
明治元年。
潮津村の氏神「王子権現」(大国主神・八上姫神)
空町の「稲生(稲荷?)大明神」(保食神)
境内末社「天満宮」(菅原道真)
上記3社を合祀し、潮津神社に改称。
(鳥取市あおや郷土館「没後150年記念『因州が誇る幕末の名石工・川六』展」図録より引用)

さてここで、夏泊神社へ戻ります。

はいはい、肉まんね。
夏泊神社の創建は不詳。祭神は、事代主神(大国主神の子)。
もとは「恵比須社」と称し、夏泊地区の氏神でしたが、明治元年(1868)潮津神社との合併の指導がありました。
しかし恵比須社(夏泊神社)は、漁業関係者の反対により合併せず、現在の名称「夏泊神社」となっています。
(鳥取市あおや郷土館「没後150年記念『因州が誇る幕末の名石工・川六』展」図録より引用)

頑張った狛犬さんは、天保拾年(1839)9月吉日生まれ。
潮津神社へ戻り。

安政4年(1857)生まれの阿ちゃんが踏ん張っている左手の下。
四角い石に「夏泊/若連中」の文字が刻まれています。

結果として合祀には至らずも、明治元年に合併の指導がなされた2社です。
夏泊村と、潮津村とはさほど離れてはいませんし、何らかの繋がりがあったのでしょうね。

拝殿に、力士さん。・・・力士でいいのかな?

ぷりんっとな。

趣のある彫刻が見えましたが、川六狛犬さん巡りが目的なので、省略。

うおっ。心のなかを読んだわねっ。
さぁてと。

うん、そろそろ帰るね。ごめんね。

いじけるなよぉ。泣けちゃうぞー。

そうそう、バイバイは笑顔でね。
・・・と、かわいい狛犬2組に会えて幸せなまま、

潮津神社後方にある、専念寺へ。
こちらの参道の途中にも、川六の作品があります。

どっちだと思う~?

正解は、こちら。向かって右側。
岩の上の蓮華座に、右足を組み、左足をおろした姿。

嘉永6年(1853)、川六の銘。

「狛犬インパクト!どーん!」な個性ではなく、穏やかさを感じる地蔵尊です。
いつも応援いただきありがとうございます。
夏泊神社と潮津神社が合祀していたら、境内は川六狛犬天国。でも、夏泊神社の子達は海を眺め、皆の帰りを待っている方が似合っている気がします。ころっと作風が変わった潮津神社の川六狛犬ですが、何度も見ているうちにじわじわと愛着がわいてくる味わい深い子達でした。専念寺の地蔵尊様は、真面目なお顔(当たり前だけど何か物足りない)。左足をおろしている所が少し個性?



お手数をおかけ致します。ありがとうございます。

潮津神社拝殿。

扇形の拝み石。明治のもの。

【祭神】
大国主神(大巳貴神)・八上姫神(大国主神の妻)・保食神・菅原道真
【由緒】起源は不詳。
元は「王子権現」と称し、潮津村の氏神。
最も古い棟札は寛永8年(1631)。
寛文7年(1667)鳥取藩主池田氏より1石3斗5升の社領の寄進を受けます。(『青谷町誌』)
明治元年。
潮津村の氏神「王子権現」(大国主神・八上姫神)
空町の「稲生(稲荷?)大明神」(保食神)
境内末社「天満宮」(菅原道真)
上記3社を合祀し、潮津神社に改称。
(鳥取市あおや郷土館「没後150年記念『因州が誇る幕末の名石工・川六』展」図録より引用)

さてここで、夏泊神社へ戻ります。

はいはい、肉まんね。
夏泊神社の創建は不詳。祭神は、事代主神(大国主神の子)。
もとは「恵比須社」と称し、夏泊地区の氏神でしたが、明治元年(1868)潮津神社との合併の指導がありました。
しかし恵比須社(夏泊神社)は、漁業関係者の反対により合併せず、現在の名称「夏泊神社」となっています。
(鳥取市あおや郷土館「没後150年記念『因州が誇る幕末の名石工・川六』展」図録より引用)

頑張った狛犬さんは、天保拾年(1839)9月吉日生まれ。
潮津神社へ戻り。

安政4年(1857)生まれの阿ちゃんが踏ん張っている左手の下。
四角い石に「夏泊/若連中」の文字が刻まれています。

結果として合祀には至らずも、明治元年に合併の指導がなされた2社です。
夏泊村と、潮津村とはさほど離れてはいませんし、何らかの繋がりがあったのでしょうね。

拝殿に、力士さん。・・・力士でいいのかな?

ぷりんっとな。

趣のある彫刻が見えましたが、川六狛犬さん巡りが目的なので、省略。

うおっ。心のなかを読んだわねっ。
さぁてと。

うん、そろそろ帰るね。ごめんね。

いじけるなよぉ。泣けちゃうぞー。

そうそう、バイバイは笑顔でね。
・・・と、かわいい狛犬2組に会えて幸せなまま、

潮津神社後方にある、専念寺へ。
こちらの参道の途中にも、川六の作品があります。

どっちだと思う~?

正解は、こちら。向かって右側。
岩の上の蓮華座に、右足を組み、左足をおろした姿。

嘉永6年(1853)、川六の銘。

「狛犬インパクト!どーん!」な個性ではなく、穏やかさを感じる地蔵尊です。
いつも応援いただきありがとうございます。
夏泊神社と潮津神社が合祀していたら、境内は川六狛犬天国。でも、夏泊神社の子達は海を眺め、皆の帰りを待っている方が似合っている気がします。ころっと作風が変わった潮津神社の川六狛犬ですが、何度も見ているうちにじわじわと愛着がわいてくる味わい深い子達でした。専念寺の地蔵尊様は、真面目なお顔(当たり前だけど何か物足りない)。左足をおろしている所が少し個性?



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