名工・川六の狛犬(1)夏泊神社のわんわんズ

こんにちは。


お船のモニュメント。ここは鳥取県鳥取市青谷の夏泊港の最奥。

訪問日は平成28年9月17日。鳥取県中部を中心とした大きな地震の前です。
現況は不明ですが、狛犬さんを見て、会ってみたいなー、行きたいなーっと思っていただけたらと思い、記事にします。


目的地は、あちら。夏泊神社です。


道の途中に石灯籠。こんにちは。


何かいます。それはもちろん、


こまちゃーん♪


鳥居は、石工・川六。弘化4年(1847)6月吉日奉納。


狛犬、歌う、ド演歌。


いいのよ、港にはド演歌が似合うのよ。


ごめんください。


吽ちゃんだけカメラ目線。おーい、阿ちゃーん。


うふふふふ。油断した狛ちゃん、かわいいが過ぎる。


ポスターにもなっちゃうほど。

今回は石工・川六(かわろく)の狛犬さんを愛でる鳥取県の旅話。


【石工・川六】

「幕末の因幡国気多郡を中心に優れた石造作品を制作した石工・川六は、因幡国気多郡川積(現・鳥取市青谷町北河原)の生まれで、本名は尾崎六郎兵衛。

銘は尾崎六郎兵衛の他、積の郎兵衛→川六あるいは河六。

生年は不明。没年は『北河原中興寺過去帳』によると明治維新直前の元治2年(1865)12月11日、戒名は『鑿巌良巧信士』となっており、名石工であったことがしのばれる。」


作品数 :銘の確認できるもので現在約40件10種類ほど。
常夜灯(含、灯籠)・狛犬・地蔵尊・手水鉢・鳥居・石垣・句碑・題目塔・顕彰碑・石段・墓碑など多岐に渡る。

制作年代:天保2年(1831)から元治元年(1864)までの33年間。

作品分布:「西因幡」、気多郡(現鳥取市西部地域)を中心に東は高草郡上原(現鳥取市上原)から西は河村郡泊村(現東伯郡湯梨浜町)。

(鳥取市あおや郷土館「没後150年記念『因州が誇る幕末の名石工・川六』展」図録より)



天保拾年(1839)9月吉日。


川六の銘。

現在確認されている中で、最古の川六狛犬さんです。


おっきなお手々とあんよです。


狛ちゃん、あれは車だよ。


どうしましたか。


はいはい。かわいいから許したろ。

では、改めましてご紹介。


「因州が誇る幕末の名石工・川六」の最古の狛犬さん。

阿ちゃんと吽ちゃんとで、お座りの足の開きが微妙に違います。


何を大事にはさんでるのかしら。

つづく。

夏泊神社
【住所】鳥取市青谷町青谷5513(図録記載住所)
半島西側を海沿いに北上した夏泊港奥に鎮座




いつも応援いただきありがとうございます。
どことなく見たことのあるような狛犬さんですよね。いわゆる出雲立尾と言われる子達ですが、川六が作るとこんなにかわいくなりました。絶妙な垂れ耳のぴょんぴょん具合も、困ったような笑ってるような表情も、たまりません。きっと彫りながら「うふふふ♪」だったに違いないです。

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No title

こんにちは。お邪魔します。
川六さん、ご署名色々なのですね。
ほんとこちらの狛犬さま’S、ぶっとくてたくましいお手手とあんよに愛らしいお顔されていらっしゃいますね♡
神社共々ご無事でいらっしゃること祈っております。

港を臨む神社。

こういう風景、大好きです。

わたしは、鳥取県西部在住で島根半島が近いので、美保関方面は行動範囲内なのですが、港ごとに神社があって、こういう港町に住みたいなーって思います。

夏泊港もステキ!
行ってみたいです。
まずは、とりあえず、Googleearthで下見しました!(ΦωΦ)

地図では青谷町の町中に表示されるようですが…

おきまちあき様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

だんだん著名になるにつれて変えていったのかなぁ?
川六、が一番簡単に彫れそうですね。

こんなかわいい狛犬さんを生み出すなんて、何て素敵な人かしら♪と思いました。

手足、ぶっといですが、それがかわいいですね。

一ヶ月が経過したら資料館に尋ねてみようと思ってます。

海月様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

地図、ありがとうございます。訂正しました。
Googleのストリートビューで、ちょこーーっとだけ狛犬さんが見えました。

港町、って響き、いいですね。憧れますわ。

美保神社前でどこに車を停めたらいいのかぐるぐるしました。おほほ。
港ごとに神社がある風景、また見たいです。
今月は観光シーズンなのか、満室が多くて残念無念。

天気予報を見ていたらここ2日ほどは冬のお天気ですね。
そちらは雪が多いのでしょうか。

m(__)m

\(^o^)/ 今日は。

出雲立尾・・・いいですねぇ!
江戸立尾だとか流れ尾、付き尾、炎尾・・・本によって呼び方や分類の仕方が違う・・・。

どーすりゃいいのぉおさ~

いわゆる参道狛ちゃんはいいとしても、神殿狛ちゃんはなかなか見せてもらえないし・・・。

どーすりゃいいのぉおさ~orz

考え直さなきゃ・・・
 

minekazeya様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

狛犬の分布から物流を考察するなど、学術的な視点から見る場合は「出雲立尾」とか「出雲構え」などと呼びますが、結局は石工さんの創意工夫によるものではないかと思ってます。

どこへ行っても同じ狛犬より、個性的な子達がいる地域の方が、見る分には楽しいですね。

北海道なんて、すごく面白いです。

神殿狛犬は神域にいるわけなので、見えないのが当然だと割り切ることがよろしいかと存じます。

参道へ出てきて初めて、我々普通の人間に接するようになったのでしょうし。

参道で「やっほー♪」と言っている狛犬さんだけでも数知れず。

今、目の前にいる子達を愛でてあげれば狛犬さんも喜ぶと思いますよー♪
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