温泉津(6)温泉津港と沖泊港。鼻ぐり岩はどこだーっ


江戸時代以来の町割り、町屋、廻船問屋、温泉旅館、社寺等の伝統的建造物がよく残る温泉津。



石見銀山を尼子氏から勝ち取った毛利元就は、銀の搬出港として温泉津港を重視。

水軍も率いる元就ですから、港と海運の価値は熟知。

元就が如何に温泉津港を重要視したかは温泉津を直轄領にし、毛利水軍御三家の一つ内籐一族を安芸国から迎え奉行に据えたことからも伺えます。


温泉津に残る内藤屋敷。

内藤氏は、毛利水軍御三家の一つ。

「元亀元年(1570)当家初代、内藤内蔵丞は毛利元就の命を受け銀搬出の重要拠点である温泉津港口に鵜の丸城を築き、奉行に任命されました。」(現地説明板より)



さあ、今日は銀の搬出港である沖泊港へ。


温泉津沖泊往還道。

銀の搬出のため、元就により作られた温泉津~沖泊間のショートカット道。


沖泊港。

この辺りはリアス式海岸で海は岸まで深く、大型船の出入り可。
入り江にせり出す岩山は、見張りに最適。

さすが元就。


ほら、いかにも深そう。


二つの山城で警備もばっちし。


温泉津に屋敷が残る毛利水軍御三家の一つ内籐さんちの初代、内藤内蔵丞が元就の命で築いた鵜丸城。


うっかり入ったら、わーっと来た毛利軍に、ちゃーっとやられます。

関ヶ原後、毛利は温泉津や石見銀山から去りますが、

江戸時代を通して石見銀山の銀の搬出、また反対に石見銀山への必要物資の搬入の船で大いに賑わったとか。


北前船に乗って、行くんだよー。


狛犬さんも実は便乗。これは温泉津の子。


まぁ、そっくり♪なこの子は丹後半島の子。

出雲産の来待石。どんぶらこっこfrom出雲。


石見銀山の神社には、大阪狛犬さん。どんぶらこっこfrom大阪。

狛犬さんも物流や人の流れをこそこそっと教えてくれます。

さて。

この沖泊港で見たいものは、鼻ぐり岩。


お船を係留する時にぐりっと繋ぐ、これ。


港最奥にあった岩。人工的に穴を通してあります。


じー。


ロープが巻き付いてるの、見えますかしら?


じぃーっじぃーっ。


あったー。


ずーむっ。


いろんなタイプの鼻ぐり岩があったよー。


沖泊港のすぐ横には、恵比寿神社。

航海の安全を祈ったのね。

・・・銀が海のもくずになったらたいへん。


以前訪れたときはぼろぼろさんでしたが、きれいになっていました。

ああ、ほっこり。


いつも応援いただきありがとうございます。
温泉津から沖泊港へは今は車道が通っていますが、往時は岩を掘って作った往還道で銀を運んでいたのですね。たいへん。鼻ぐり岩はひとつの形だけでなく、いろんな形があるので面白いです。元就は地形を生かし、敵に備えて、さらに物流確保。さすが元就さん。無駄がないですね。

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No title

山陰にお越しいただきありがとうございます。沖泊、よく泳ぎに行ってました。懐かしいです。
違う視点で見ていただくのはすごくおもしろいですね~。

横田町の『鉧』っていう丸ごと栗や小豆がいっぱい入った羊羹が、あっさりしてお勧めだったんですよ~。またぜひお越しください(^ω^)

珍しいものを拝見しました。

つねまる様
いつも楽しくブログを拝見しております。
船を係留するために昔は自然石を加工していたのですね、初めて現物を見せていただきました。
物や人の流れとともに狛犬もやってくるのも面白いですね。係留石ともども、大変珍しいものを見せていただきました。
 これからもよろしくお願いいたします。
  路傍学会長拝

海月様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そうなんです、山陰へお邪魔してましたの。

沖泊は、静かできれいで、ぽけーっとするのにもとても気持ちがいいところでした。
あんなきれいなところで泳いでいらしたなんて、羨ましいです。

自分が知っている所を他の方の記事で見ると、不思議な感じがしますね。

>横田町の『鉧』っていう丸ごと栗や小豆がいっぱい入った羊羹が、あっさりしてお勧めだったんですよ~。

うあーーーー!!それなんです!ケラってようかんー!!

たたらと刀剣館の受付横にあって、「おや、ケラがお菓子に」と見つめていたら「美味しいですよ、私もちょこちょこといただいてます」と職員さんに聞いて、帰りに買おうと、買おうと買おうと。

うえーーーん。やっぱり、忘れたーーー!!

すっごくすっごく美味しそうでした。そうですか、美味しいんですねっ。

くぅぅぅ。また行かねばなりませぬ。

路傍学会長様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

こちらこそ、わからなかったもの、見たことがないものをいつも教えていただき、感謝しております。

自然石を工夫して使っているところが面白いですね。
鼻ぐり岩の配置で、どの辺りが中心なのか垣間見える感じがします。

狛犬を船で運ぶ様子は、各地名所図絵などにも残っており、港に何匹か並んでいる様子はとてもかわいいです。
かわいいですが、さぞかし重たかっただろうと・・・。

大阪狛犬の笑顔に遠くの土地で出会うと、遠くまで来たねぇーっと頭を撫でたくなります。
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