温泉津(2)毛利水軍御三家内藤氏と西楽寺の顕如の手紙

こんにちは。

非常に広範囲に拡がる「世界遺産石見銀山遺跡」。


「石見銀山遺跡とその文化的景観」より引用
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/wh/jp/area/index.html


温泉津は、石見銀山で産出した銀・銀鉱石の積み出しに利用された「鞆ケ浦・沖泊」の二つの港湾港湾と隣接して発達した港町および港湾集落「温泉津重要伝統的建造物群保存地区」として世界遺産の構成要素。

また、石見銀山から「鞆ケ浦・沖泊」への輸送路である「鞆ケ浦道」「温泉津沖泊道」も含まれます。

つまり「銀鉱山で掘って運んで出荷する」までが世界遺産の範囲。


江戸時代以来の町割り、町屋、廻船問屋、温泉旅館、社寺等の伝統的建造物がよく残る温泉津。

温泉津をお散歩すると、ある人がちらほらします。


そう、狛ちゃん。

・・・ちゃうわ。


毛利さんちです。



石見銀山をめぐる出雲の尼子氏らとの合戦を制した毛利元就は、
永禄5年(1562)2月、銀山を領有。


2年後に温泉津を直轄港として支配。


温泉街の通りに入ってすぐのところに


内藤氏は、毛利水軍御三家の一つ。


「元亀元年(1570)当家初代、内藤内蔵丞は毛利元就の命を受け銀搬出の重要拠点である温泉津港口に鵜の丸城を築き、奉行に任命されました。

毛利が石見銀山統治の為、如何に温泉津港を重要視したかは温泉津を直轄領にし、毛利水軍御三家の一つ内籐一族を安芸国から迎え奉行に据えたことからも伺えます。

関ヶ原役の後、毛利が石見から撤退すると、温泉津に土着。
代々、年寄や庄屋を務め、廻船問屋、酒造業、郵便局等の経営に携わりました。」(現地説明板より)



いきなり「毛利元就」ですわよ、奥さん。


浄土真宗本願寺派の西楽寺。

創建は不詳。もとは禅宗「覚兆庵」。

大永元年(1521)本願寺第9世実如宗主により浄土真宗へ改宗。開基は正慶。

2世は大久保長安と共に石見銀山滞居中に正慶(西楽寺開基)に感銘、剃髪した大和国吉野・鹿野園氏の三男坊。


こちらで有名なのは、竹杖に仕込んだ・・・


それは座頭市だ、狛よ。


竹杖に仕込んだのは、大阪石山合戦(1570-1580)の折の本願寺第11世「顕如」宗主からの依頼状。

大阪石山合戦は、石山本願寺を本拠とした浄土真宗信者と一向一揆衆、それに対した織田信長との間で行われた争い。


顕如は戦力を石山本願寺に結集する為に全国各地に書状を発布。

西楽寺へはなんと、顕如宗主からの密使 ・下間刑部卿法眼が竹杖に仕込んで敵中を突破して到着。

この依頼状は現存し、寺宝となっています。


慶長8年(1603)、西楽寺と改称、本堂を造営。

現在の本堂は、天保2年(1831)再建。


でかいなー。


ちっちゃなお手手です。


どうしよう。かわいい。


温泉津の町があるのは、岩山に挟まれたわずかな平地。


お堂を建てるために岩盤を削ったようです。すごいなー。


参考

現地説明板

島根県HP:歴史・観光・見所>大田市:歴史・観光・見所
http://www.simatabi.net/iwagin/onsen/jin.html

大田市観光サイト/石見銀山ウォークミュージアム
http://www.ginzan-wm.jp/highlight#yunotsu


いつも応援いただきありがとうございます。
マップを見ながら温泉津をお散歩。前日の石見銀山散策で激しく筋肉痛。いつもなら常に一等賞な勢いで歩いてますが、今回はゆっくりゆっくり、ぎくしゃくぎくしゃく。温泉津散歩は、大久保長安や毛利元就があちこちで出てくるけれど、知識在庫ゼロ。また行くぞ、とは片道400kmもあるので言えないです。くぅぅぅ。

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No title

こんばんは~

歴史の長い世界遺産は調べるのが大変ですね^^
毛利さんちの家紋、うまく装飾みたいに隠れてるから言われないと見落としそう。

凄いですね。手紙現存してるんだ^^
ぽちぽちぽちーーー☆彡

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

そー。歴史は長いわ、散らばってるわ、大内さんちが出てきちゃったわ、で、調べるうちに熟睡です。

毛利さんちの家紋、てんてんてん、せん。
ほんと、装飾みたいで見つけにくかったです。

温泉津のお寺は大火の時にも延焼が少なかったのか、お手紙や他のものも現存しているものが多いようです。

大事に大事にしてきたのでしょうが、それにしてもすごいですね。
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