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石見銀山(6)佐毘売山神社。氏子23世帯で支える壮麗な山神社

こんにちは。


へろへろなので。


うろうろ。


小道が山に向かっております。


石見銀山には500から600もの間歩(坑道)。


ぶしゃっと落ちたりしないのかな。


よろよろです。

でも確かにこっちが楽でした。だって正面は


ねー。


ゆっくり寄り道してました。


まぁ、ありがとう。


あまり来る人がいませんので


狛犬さんに小さな角がはえました。


亀さん、こんにちは。


おおお。

文政元年(1818)の大火後、翌2年(1819)本殿、幣殿、拝殿、神楽殿などを再建。

全国の山神社の中でも最大級だとか。



【祭神】金山彦命

【由緒】創建不詳。

永享6年(1434)室町幕府六代将軍足利義教の命により、周防の国守大内時世が美濃郡益田の「佐毘売山神社」から分霊し、祀ったと伝わります。


《メモ☆益田の佐毘売山神社☆》

美濃郡益田(益田市)には、都茂鉱山。

石見国最古級で、主に銅を産出した都茂鉱山の歴史は古く、
その中でも「丸山鉱床」は平安時代の836年には、既に採掘が始まっています。

益田地域を拠点とした豪族・益田氏のお財布となった可能性もある都茂鉱山は、いわば鉱山先進地。

都茂鉱山には、比礼振山の佐毘賣山神社。
金山彦の大元である美濃国(岐阜県)の南宮大社から金山彦命を分霊。

天領として大森代官所(石見銀山)、1842年からは浜田藩が支配。
明治以降は休山と開発を繰り返しつつ昭和62年6月に閉山。


南宮大社→佐毘賣山神社(都茂鉱山)→石見銀山の佐毘売山神社


大内氏は鉱山開発や海運に長けた戦国大名で、開発初期の石見銀山を支配下におさめています。

石見銀山がどのように発見され、鉱山技術がどう伝わったか、なんとなーく見えそうな経緯ですね。


どうした、狛ちゃんっ。


よれよれ。

歴代の奉行・代官、山師、銀山で働く人々の崇敬を集めたとはいえ、石見銀山は幕末期既に産出量が激減しており、生野銀山等が官営鉱山となったのに対し、そうはなれず。

明治20年から藤田組(現DOWAホールディングス)が操業し、銅山「大森鉱山」として一時期栄えるも、大正12年に事実上閉山。

石見銀山から、人々が去ります。



「以降、大森町の銀山地区のみ(現在23世帯ほど)が懸命に支えてきましたが、鉱山の神は地域の氏神と違うこともあり、神社の社家も他出し、宮司も兼務となるなど、維持が極めて困難になっています。

鉱山の神様は鉱山で働き、関わる人が支え、また鉱山で大きな利益があった時の豪勢な社殿なので支えきれないのです。これは全国の他の鉱山でも同じで、社殿が残っているほうが稀です。」


「さひめやま神社を守る会」より引用
http://sahimeyama.web.fc2.com/about/about_2.html


あまりにお気の毒で撮してませんが、拝殿の床すら抜けるありさま。

それでも、石見銀山遺跡が昭和44年に国指定文化財(史跡)になって翌年、建物の大修理。


以降、拝殿の屋根替えを2度、舞殿(神楽殿)の修理も実施。

が。

「神社の所有地や収入もなく、またこれも懸命に支えてこられた宮司もその限界となり、昭和30年代からは常勤の宮司も不在となり、兼務の宮司と僅かな氏子によって何とか例祭だけが執り行われてきました。
近年はさらに主だった氏子も亡くなり、建物の維持や復興にはとても手が回らない状況が続いていました。」
(同上)


とても心が痛いお話です。


出たらいいねぇ。

「すっごく素敵な神社でしたよー!!うっはー!」っと他の観光客にお声をかけることしか出来ません。ごめんね。


そりゃ、これを氏子さん23世帯で維持するって方が無理です。


狛犬さんとのお別れが寂しく感じました。


建物の石垣がたくさん残ります。

佐毘売山神社の神宮寺の門は清水寺へ。


ほろほろ。


何となく足取りが重くなりました。


※各説明は現地説明板とガイドによる。


いつも応援いただきありがとうございます。
二層式の建物は天領に多く見られる形だそうですが、「往時の繁栄がしのばれますね」の一言で片付けるには、現状はあまりに痛々しい姿。このお社は銀山と共に歴史を刻んできた大切なもの。世界遺産になろうとも維持管理を地元に一任し、朽ちさせていくようでは先が思いやられます。佐毘売山神社を守る会を設立し復興に向けて頑張っておいでの皆様の活躍を祈るばかりです。

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お手数をおかけ致します。ありがとうございます。
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非公開コメント

No title

こんにちは~

地元の神社でも北前船が廃れて宮司が兼務になってる神社があります。
氏神じゃない神社の維持って大変ですね・・・

楽な道=簡単に行ける道・・・とは違ったようで^^
でも見上げる階段を思えば楽なんだろうな^^;

ぽちぽちぽちーーー☆彡

熱し易く冷めやすい国民気質

世界遺産認定までは猛烈な頑張りを官民一体でするのですが、認定されると、その後のお上の基本方針としては「おのおの、ぬかりなく・・」(笑)

要するに税金泥棒と言われぬように民衆の意に沿うようなパフォーマンスを取りつつ、余計な出費で上げ足を取られぬように計算しているお役人がほとんどなんでしょうネ。

「その後の世界遺産の現状について」という番組をEテレで放映した方が良いと思われますw

相変わらず政治利用される「登録済み世界遺産」という仰々しい名前。そのような名など貰わずとも国民に愛される史蹟というのが理想ですが、現実問題は簡単ではありません・・(汗)

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

景気が最高潮の時のものを維持するのは大変ですね。
近いところでは、バブリーな建物にも四苦八苦してますねぇ。

氏神様は大森の町の方にありますが、こちらはほんとに山の奥。
このまま朽ちていくには歴史的な価値がありすぎてお気の毒ですね。

この石段、まったくお休みできる余裕のない、踏み代は狭いわ、急だわ傾いてるわ、手摺はないわ、で。

よぼよぼしながらおりました。怖かったです。

でも上ったら絶対にしばらく再起不能だったかと。おほほ。

らんまるせんせ

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

これだけあちこちに世界遺産が出来ると、ただの「素敵な観光地」の目印にしかなりませんね。

石見銀山は行ってもよくわからない、とよく言われています。

ガイドがないと全く意味不明のただの洞窟と、田舎の道。
地元の方々に頼るだけの現況では、いずれ廃れていくでしょう。

熊野古道に至っては、キリスト教の巡礼の道とコラボという、信仰を無視した恐ろしいタブーをおかしていることに気づいているのかいないのか。

世界遺産なんてそんなもの、な感じです。

ただ、訪れる側の無知もよろしくないですね。
バスツアーで、うわーっと来てぎゃーっと去っていく人がまだまだ多いです。もっと日本のいいもの、大切なものに気づかない限り、観光誘致と勘違いしたお祭り騒ぎの世界遺産認定への道は何本も続くのでしょう。


>「その後の世界遺産の現状について」という番組をEテレで放映した方が良いと思われますw

賛成です。そろそろ気付くべきですね。

No title

そうなんですか。。。
維持、大変ですものねぇ。
23世帯
それは無理ってものだわ。
こうしてみると、普通の町場にある神社は、なんだかんだ言っても、祭礼になると大勢の人が押し寄せるし、ちゃんと寄付金も集まるし、恵まれているのね。
鉱山なんかは、その賑わいが過ぎ去ると、あっという間に人が去ってしまうものね。
狛ちゃん、可哀そうに。

万見仙千代様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

お社周囲には、こんもりした森、森、そして、間歩。
昔の繁栄はいずこ?な状況でした。

町中にあっても「おっ」と思うほどの壮麗な社殿を、23世帯で支えるってのは、ほんと、無理な話ですね。

繁栄を願う鉱山は閉山、いったい何を祈願するのか、感謝するのか、難しいところです。

そういった点で、町中の神社は何だかんだ言っても人が集まるので、おっしゃる通りここに比べたら恵まれているのかなと思います。

閉山となった後、あっという間に廃れていく鉱山の町。
世界遺産となったことで、人知れず朽ちていくはずが、朽ちていく様をさらさなくてはならないことがとても悲しいです。

苔だらけの狛犬さんも、いつもならなにか語ってくれそうですが、今回は叫んでいるように見えました。

せめて観光客が立ち寄って、社殿や狛犬さんを見て記憶に留めてくれたらいいなぁと思います。
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古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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