飛鳥神社(3)新宮市の阿須賀神社とのつながりと由緒

こんにちは。


尾鷲市曽根町の飛鳥神社。

境内には、クス・スギの巨木やシマクロキ・バクチノキ・ムクロジ等の亜熱帯性と温帯性の植物が混生。

中には樹齢千年のものもあり、境内の樹叢は、県天然記念物に指定。



創祀は、不詳。社伝によれば熊野新宮の阿須賀神社の末社として創祀されたと伝わります。


【阿須賀神社と飛鳥神社】

《阿須賀神社》

阿須賀神社は、和歌山県新宮市、熊野川河口付近に鎮座。



【主祭神】事解男命 熊野速玉大神 熊野夫須美大神 家津美御子大神
【配祀神】黄泉道守命 建角身命

熊野三山のひとつの熊野速玉大社の境外摂社。

社伝によれば紀元前423年に創建。


阿須賀神社については、下の記事をご覧ください。

⇒⇒⇒由緒
http://rekitabi4.blog.fc2.com/blog-entry-236.html

⇒⇒⇒阿須賀神社の主祭神「事解男之命」の本地仏は、大威徳明王。と、徐福の宮
http://rekitabi4.blog.fc2.com/blog-entry-237.html

⇒⇒⇒阿須賀稲荷神社とみけつかみ
http://rekitabi4.blog.fc2.com/blog-entry-238.html


この阿須賀神社は蓬莱山を神奈備として鎮座。

蓬莱山からは古代祭祀跡(『新宮本社末社総目録』)、

蓬莱山を含む一帯に「阿須賀神社境内弥生式竪穴住居跡」(新宮市文化財)。

弥生時代から古墳時代の大規模な集落の存在が発掘調査により明らかにされています。(境内説明板とwikipediaより)

熊野三山の神々が熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社へ移る前にこの阿須賀神社の地へ降り立ったなど、熊野発祥の地だとの話もあり。(『熊野権現垂迹縁起』や社伝。諸説あり)



熊野参詣が華やかであった頃には、阿須賀王子が置かれるなど、熊野三山と密接な関係。


青いシートの下の復元物は台風で壊れ、今は撤去されてます。


《熊野市の飛鳥神社》

三重県の熊野地域には、阿須賀神社より勧請した「飛鳥神社」(江戸時代まで「飛鳥明神社」)が複数存在。

明治の神社合祀以前は、五郷(大井谷、寺谷)・飛鳥(神山、小阪、大又)両地区に5社の飛鳥神社。

飛鳥神社(寺谷)は、

新宮の阿須賀神社から大野御子と称する者を通じて当地に勧請(『中野文書』貞享元年(1684)「氏神飛鳥大明神勧請之事」)。

寺谷の飛鳥神社から、神山、小阪、大又の順で分祀されたと伝わります。

特に、飛鳥町小阪の飛鳥神社は、弥生式土器などが出土。
境内は古代からの祭祀跡と推定。

(上記、和歌山県神社庁より)
http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/飛鳥神社/


さて、曽根町の飛鳥神社へ戻りまして。


ここもまた、江戸時代には「飛鳥明神社」。


狛ちゃん、やっほー。



縄文から弥生、古墳時代に渡る出土品が確認された曽根遺跡に隣接し一部は境内。

祭祀跡の確証はありませんが、何かはあったんでしょうね。


拝殿。


わからない。



【祭神】速玉男命、事解男命、譽田別命、素盞嗚尊、木花咲夜姫命

【由緒】創建不詳。

社伝によれば熊野新宮の阿須賀神社の末社として創祀。

現存している寛永15年(1638)の棟札(尾鷲市最古)に「此宮仁無年歴代々校見来者七百余古宮也」。

近世には、産土神阿須賀大明神として曽根を中心に賀田、梶賀、古江の四郷の崇敬を受ける。

末社2社、大政所・小政所。(※『紀伊続風土記』)

明治4年(1871)村社、同39年(1906)神饌幣帛料供進社。


(緑文字は、三重県神社庁教化委員会「飛鳥神社」より引用)
http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/飛鳥神社-3/


棟札の年代「1638年」に、「7百年続く古い神社」。
少なくとも1千年前から、ここにお社があったと。

延喜式神名帳は、延長5年(927)当時に「官社」に指定されていた神社の名簿であり、政治色が濃いので延喜式内社でなくとも、「それがどうした」。


ねー。

そういえば。


社務所らしき建物から聞こえてきた太鼓の音。

ちょうど終わられたようなので、ご挨拶。

交代で太鼓のお稽古をさせてもらっているんだよ、と、氏子のおじさま。

「今の曲はね、『感謝』。来て下さってありがとう、神様ありがとう、の気持ちなのよ」

・・・車を停めてお詣りして、とことこと神門から出てくるまでずーっと続いていたのは、私をお出迎えして下さってた、と。

狛ちゃーん♪とか、うおー!おっきな木だー!とか、まぁるい石♪とか、もたもたしてすまないことをしたーっ。

身ぶり手振りで(←焦るとこうなる)謝意とお詫びをお伝えすると、

「お願い事が叶うかどうかは、神様次第ね」 by おじさま。

あうち。

「また来てね。みんな、待ってますよ」


おじさまの気持ちがとっても嬉しくて、スキップな心地。


来るよー。


・・・帰らせてください。


海辺のこじんまりとした神社ですが、とっても素敵なお社でした。

おしまい。


飛鳥神社(曽根町)

《住所》三重県尾鷲市曽根町610


いつも応援いただきありがとうございます。
ご心配をおかけして申し訳ないです。出ようかな、どうしようかな、と迷う蕁麻疹。夜になるとまだちょっと桃色ダルメシアンでした。さて、飛鳥神社。古代祭祀跡の神聖な場所に、阿須賀神社が勢力を伸ばしたかと感じる分布ですね。海辺に樹齢千年の木々が並ぶ境内は圧巻です。素敵な氏子のおじさまと出会えて、心はほこほこ。とても居心地のいいお社でした。

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No title

こんにちは。お邪魔します。
飛鳥神社さん、まあるい石積みが印象的ですね。
樹齢1000年を超す巨木が沢山で壮麗な雰囲気なのでしょうねー! 
先日ののび~の巨木さん、何か恐竜のように見えちゃいました(#^^#)
太鼓での感謝のお出迎えのお話にじ~んとしてしまいました。
素敵な神社さんですね。
 
引き続きどうぞお大事になさって下さいませ。

No title

こんばんは~蕁麻疹、大丈夫ですか?
夏の疲れが出て免疫力が衰えてるかもですね。
お大事にしてください。

太鼓でお出迎え、素敵なサプライズですね^^
ドギマギ動揺する つねまる様を想像してしまった^^

ぽちぽちぽちーーー☆彡

おきまちあき様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

まぁるいものって、なんだかほっこりしますねー。
あー、自分がまんまるだから、親近感満載なのかなー。うふふ。

お社の杜の中にいると、標準サイズの木がほっそいほっそい若木に見えました。

のびのび~の巨木さん、見る角度によっていろんなお顔。
小さい頃「木」を描くとき、まっすぐな幹とこんもりした緑、でしたが、いろんな姿の木があるんですね。

太鼓のおもてなしは、ほんとにびっくりしました。

とても嬉しかったです。

と同時に、ずっと見られていたのかと思うと、顔からファイヤー。
おほほほ。

ぶちっと出てくるのを見るとぞわーっとするので、昨夜から長袖長パンツで過ごしてます。

涼しくなったのが、救いです。

あたたかいお見舞いのお言葉、ありがとうございます。

時乃★栞様

こんにちは。いつもご多忙の中のご訪問とコメントありがとうございます。

見た目がアレなので、夜限定なのが救いですわ。
わが手足ながら、気持ち悪かったのよー。

今年は夏のかいーかいーが少しだったので安心してましたが、まさか内部からわいてくるとは。

そうですね、ちょっと免疫力が落ちてるかも。
お医者様に「今日は、胃痛?扁桃腺?」とワクワクされる始末。

太鼓のおもてなしは、ほんとにドギマギ。
あたふたあたふた、とは、まさにあのときの私。

たぶん、お顔が真っ赤っかだったと思います。はずかしー。

そちらも大変なのにあたたかいお言葉、ありがとうございます。
今のところ、お肌はきれいです。どきどき。
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つねまる

Author:つねまる
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古典芸能の能楽の、謡と仕舞のお稽古ぐだぐだ日記も。

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