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久々比神社。室町時代の本殿。はみ出る龍と建築様式の妙

こんにちは。


兵庫県豊岡市は、コウノトリ。

鵠(くぐい)村と称していた地に鎮座するのは


久々比神社。


こちらの本殿も、酒垂神社や中嶋神社と同様に国の重文。


(クリックで拡大)

建物の墨書により、永正4年(1507年)に再建されたものと明らかな本殿。


三間造。柱の間が三つ。


流(ながれ)造。前後の屋根が非対称。柿(こけら)葺。


本殿正面の龍。


超立体。乗り出してます。


脱走防止システム発動。


おとなしくして下さい。


妻側(建物の横)。

三つの大瓶束と、二本の虹梁。蟇股みっつ。

《参考画像》

中嶋神社


酒垂神社


いかがでしょう。


蕊(しべ)とは、葉っぱの上に立つ花の部分。

拡大したら、花の数は五五五。


反対側。


お花。


この桐のある方が、正面。


正面付近。


反対側には、脱走する獅子か虎。

まぁ、大変。


行け行けー。

・・・龍くんがどれだけはみ出てるか、伝わりましたでしょか。


つづく。


参考文献

久々比神社・現地説明書

兵庫県神社庁「久々比神社」
http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6322037.html


いつも応援いただきありがとうございます。酒垂神社、中嶋神社と朱色の本殿が続いた後の久々比神社本殿。恐らくこちらも朱塗りのお社だったのでしょうね。でも、木目の美しさや、彫刻の動物くん達を愛でるには、色鮮やかでない方がいいなーと思いつつ、うっとりして参りました。
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