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二頭身狛犬の待つ神社。若狭の天徳寺境内・岩上神社。

こんにちは。
午後1時に、お外が41度を指した大阪の自宅を見捨てて京都府亀岡市に避暑に来ました。38度です。あれ?

はー。

では、今日も若狭町の天徳寺境内ご案内。


さわやかな空気です。
天徳寺観音堂に向かって右側。階段を上がれば四国八十八箇所の石仏様。
今日は、手前の神社さんにお参りに行きます。


一の鳥居さん。


二の鳥居さん。


とても味がある鳥居さんです。

舞殿の背後にまわると、どっしりした狛犬を侍らせたご本殿あり。

岩上神社です。

天徳寺境内に鎮座する神社。

和歌森太郎編『若狭の民俗』の天徳寺の項目。

「この湧き水(瓜割の滝)を中心に寺が出来、ムラが出来た」
「天徳寺の所在地が、村氏神の岩上神社発祥の地、水の森に近く、集落を足下に控える渓口に位置し、かつその寺名を集落の名称としているところから、この寺が集落成立の草分け的役割を担った」(Wikipediaより)

福井県神社庁にも住所以外の説明がありません。
そんな奥ゆかしい神社。


確かに。




集落が眼下に見えます。若狭町天徳寺よいとこ一度はおいで♪

こんなものが飾ってありました。

屋根を葺き替えたときの昔の瓦しら。寄付者芳名録が社務所に掛けられていました。


懐かし過ぎる・・・。


さ、わんわんに会おう!


どっしり。


踏ん張ってる手足のどっしり感がたまりません。


垂れ耳、かわいいです。立ち上がったしっぽに抱きついていいかしら。


獅子舞の獅子頭のような顔、がっちりした体、惚れます。


闘犬のごときたくましさです!
いぼいぼしてるのは、筋肉の実か?


そんな強がりを言わなくても。しっぽが。


あかん。かわいい。きゅっ。


いつも応援いただきありがとうございます。亀岡は夜になって、涼しくなりました。大阪と比べると、ですが。これならエアコンなしでもよさそうだなあ。いいなあ。
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天徳寺は苔むす石積と馬頭観音様。

こんにちは。
本日の大阪は38度になりました。気象情報より、実測は2度も高いようです。


またここへ行きたいわ。

さて天徳寺の境内散策続きます。まだご本尊様にお会いしてません。


こんにちは。


馬頭観音道です。


この門のお向かいにある、瓜割の滝から流れる小川を渡ります。


かんのんばし、ね。


おんまさんじゃなくて、馬頭観音様です。

隆盛を極めた天徳寺が、南北朝の争乱や自然災害で衰退しても無事だったのが本尊・馬頭観音様。

養老年間、天徳寺の開基、泰澄大師が宝篋ヶ山で彫ったと伝えられています。その後、天徳年間にここへ移されました。17年ごとに御開帳を行っています。

1615年ここに安置されました。
本堂の観音堂は明治に焼失・再建。


ふと右を見ると延々と続く石段があります。
あの上には、弘法大師が命じて、佐渡の石で作らせた四国八十八箇所の石仏が並んでいます。

今日はパス。


観音堂ですってば。ほら、さっさと。


はやくー。


はよー。


う、うん。素敵な自然石ね。


上を見れば・・・


「宝篋山 天徳寺」です。


ね。


造りが細かいのです。


床下の基礎を覗きこむのが、好き。柱の形とか、礎石のいろいろとか。


鐘楼は別にあるし、鐘、ぶら下がってたし。あ、これ、コンクリート製みたいです。記念碑かなー?


ほら、鐘楼ね。


観音堂の石積の下には、繭の形の池がありました。その畔にあったこれ。

ラピュタにいた兵隊さんみたいです。
頭に生えた草を見ると、歌いたくなります。からんころんころーん♪



いつも応援いただきありがとうございます。森の中のあちこちに、昔のお堂の跡地らしきところが見えます。瓜割の滝を中心に、とても爽やかな境内です。ああー、大阪にもっと近ければいいのになあ。殺人レベルの高温。夜に気温が下がらないのがきついです。まだ34度もありまする。
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瓜割の滝は天徳寺境内なので。庭園拝見。あら素敵。

こんにちは。只今23時過ぎ。なんと、まだ32度もありまする。ひい。

こんな時は、瓜割の滝に浸りたいです。


ちょっと休憩しましょ。


何を突然に。


ですねえ。


いいこと探してうろちょろしてるんだよー。(ポリアンナか…古っ)


昨日の記事で右足どぼん、したとこはここです。おすすめです。


ぶつくさ言いながら、てくてく歩き出しました。


同じ種類の岩っぽいですけど…


足元にも子供がしがみついてます。


馬鹿にされたのか、抱っこされて楽しいのか、微妙です。


瓜割の滝からの水なので、紅藻類がここでも生息してます。赤い。


岩に生えてた大文字の形のお花。なんだろう?


楽しそうで、なによりです。

さてここ瓜割の滝は天徳寺境内なので。


本坊にご挨拶していきましょう。

天徳寺は、高野山真言宗のお寺。
723年(養老年間)、ここ宝篋ケ嶽に上った泰澄大師が、馬頭観音像一躯を刻んで山腹の岩窟に安置し去ったことを以て開基としています。

平安時代に村上天皇の勅願寺となり、その時の年号「天徳」が「天徳寺」の名前の由来と伝えられています。

「村上天皇は宣旨を下して堂宇の建立に着手。
天徳元年、七間四面の観音堂が成り、遅れて食堂、鐘楼、大門等が竣工し七堂伽藍を具備。次いで村上天皇より斎田二十町歩が寄進され、正治2年北条政子が源頼朝の菩提を祈る法華堂を建立寄進した等々と伝えている。爾来、本尊馬頭観音所在に約して山号を宝篋山とし、村上天皇治世の元号になぞらえて天徳寺と称すようになったという。」(Wikipediaより)

さて。門から中を拝見。おおおー。

名勝「天徳寺方丈庭園」


枯滝式池泉庭園。江戸初期天和年間の作庭。作者不詳。

方丈の縁側(?)側から眺めてみましょ。

ぽけー


時間を忘れて眺めて幸せ。いいこと、ありました。


遠くから瓜割の滝の音が聞こえてきそうな静けさです。


違うわよ。運ばないわよ。


それにしても、


皆様、お気をつけあそばして。


いつも応援いただきありがとうございます。枯山水の庭園は難解ですが、こういう自然がいっぱいのお庭はひたすら「ぽけー」っとするのに絶好です。こんなに見事な庭園なのに、気付かずに皆さん通りすぎてました。もったいないオバケが出るぞぉー。
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瓜割の滝で涼しくなろう。若狭へ行こう。

こんにちは。んもう、暑い。毎晩たいへん。皆様お元気ですか?

今日は少し涼しくなる画像をお届けします。

それは、瓜割の滝。じゃーん。

あれ?

これは、鯖街道の熊川宿で食べたざるそば。関西のざるそばは、たっぷん、っとつけてもいいように、おつゆがたっぷりです。

うずらの卵は、ついてなかったの。ざんねん。
(うずらの卵を切るはさみ、あれは名古屋ローカルなんだろうか。)


熊川宿から西へてろてろ走ってたどり着く天徳寺の参道。
瓜割の滝は、この天徳寺の境内奥にあります。


じゃーん。


くだらんこと言ってないで、はやく行きなさいよ。


境内の森の中はさわやかです。


泳げるもんなら。


気持ちよく散歩してると、ほどなく到着。瓜割の滝。

「泰澄大師(天徳寺の開基)の昔から神泉と尊ばれたこの瓜割の清水は、五穀成熟諸病退散の効あり。また水中の石には珍しい紅藻類が生育している」(現地説明書)


鳥居の向こう側の柵の足元からぼっこぼっことわき、だーだーと流れていきます。

山あいの岩間から湧き出る清泉は、一年を通して水温が変わらず、夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たい事から、「瓜割の滝」の名前がつけられました。(反対に冬はぬくくて幸せ?)


手は、割れないかな。でも3秒もつけていられません。ちべたー。


水中の赤い石には、この水質水温でのみ生育する、珍しい紅藻類が繁殖。


☆ヒルデンブリンチアリブラリス☆
若狭町ホームページの現地説明の紅藻類の名前がこの表記なのでなんのことだか。これで検索しても瓜割の滝の記事しか出てこないです。

学名「Hildenbrandia ribularis ヒルデンブランディア リブラリス」

これは、紅藻類の「淡水ベニマダラ」のこと。

緑色のもとになるクロロフィルの他に、紅色の色素フィコエリトリンを含んでいるので、紅色や紫色をしてます。
「ベニマダラ」で検索すれば全国各地の生息地が確認できます。

淡水産は少なく、冷水・清水のところや木洩れ日環境の指標生物として位置付けられています。
生息地としては岐阜県の養老公園の菊水泉が有名。
日本では、準絶滅危惧種に指定されています。

こんなおもしろ生物が着生している赤い石、実はここ瓜割名水公園の隠れ名物。



幸せいっぱい。


ちと、無理があろう。


右足、おちた。


あまりの冷たさに、足がちぎれました。


落ちる気まんまん、よくありません。


この瓜割の水は、幾重もの地層が自然のフィルターとなり、長い歳月をかけてろ過した純度の高いミネラル成分が溶け込んだ水。
保存可能期間についても、名水百選の中でトップクラスにランクされてるとのこと。

【名水認定】
昭和60年 環境庁 「名水百選」選定
平成8年   国土交通省「水の郷」認定
平成18年 福井県「ふくいのおいしい水」認定


「瓜割名水公園」
住所 福井県三方上中郡若狭町天徳寺38-3
国道27号線に案内あります。


参考文献
現地説明書
若狭町HP「瓜割名水公園」
栃木県HP「レッドデータブックとちぎ」


いつも応援いただきありがとうございます。瓜割の滝で遊んではいけません。私はずるんっと足が滑っただけです。ここのお水は有料です。駐車場側に、くみ取る(?)場所があります。ペットボトルなどを持参した場合は売店でラベルを購入して貼り付けましょう。
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もののけ姫で鯖街道

こんばんは。週末に430キロを走ってきました。
今日はもののけ姫でご覧ください。

はいっ。


昨夜は長浜にお泊まり。湖北を横切り、近江今津から小浜へ向かいます。


熊川宿の町並み。


あんなとこまでのぼるの嫌。


赤茶けているのは、紅藻類。


あまりの冷たさに瓜が割れる、瓜割の滝。


右足だけ、ちゃぷんっと。落ちたんじゃなく、滑ったの。
真冬の金沢でアイスを食べる私でさえ、3秒しか手をつけられなかったほどの冷たさです。


狛犬さんはどこでしょう?


天保年間の狛犬さん。


ぎゃ。


まだ少し早かった。


小浜から京都に走る街道はいく筋もあります。


ここは福井県若狭地方です。


いつも応援いただきありがとうございます。日焼け止めを塗りまくって毛穴がふさがり、あちあちのあっちーになってました。個々のご紹介は後日させていただきますので、お待ちくださいませ。
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Author:つねまる
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